人は子供のころから 間違ったものの考え方や感じ方を植えつけられると、知らず知らず認知の歪みがおきてしまい、 自他共に様々な困難がおきるのだという。
マルチ商法に没頭する人や、新興カルト宗教の信者にも認知の歪みがしばしばみられるらしい。
認知の歪みには おおむね10の傾向がある。
- 全か無かの思考。(白か黒か、勝つか負けるか、善か悪か、男か女か)
- 行き過ぎた一般化。(いつも、みんな、常に)
- 心のフィルター。(どうせ、自分なんて)
- マイナス思考。(何ごとも悪く考える)
- 論理の飛躍。(先読み、物語を勝手に作ってしまう)
- 拡大(過小)解釈。(ひがみ、おごり)
- 感情の理由づけ。(事実ではなく 感情で判断する)
- 「~すべき」思考。(無用なルール)
- レッテル貼り。(自分や、他人 組織などに誤ったラベルを貼って決めつける)
- 誤った自己責任化(個人化)。(なんでも自分のせいだと考える)
認知の歪みが重なったまま時を重ねると
パーソナリティー障害を発症することがあるという。
主な パーソナリティー障害は以下である。
御本仏日蓮大聖人は、境智の二法 すなわち 現実と認識の 食い違いを改めることによって、はじめて安穏が得られると教えて下さっている。境智冥合である。
間違ったもののとらえ方、考え方を すっきりあらためて、賢さと強さ、正しい判断力をを発揮して 自分自身を人として認め 何事にも動じることなく 落ち着いた 生活を送り、自分らしく幸福な生涯を全う出来るのが 本来の仏法なのである。