愛の妖精 | シークレット歌劇團0931 ~秘密の夜会へようこそ~

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そもそも、
本当の舞台版
ロミオとジュリエットでは、
「愛」と「死」が
様々なシーンに登場する。




シークレット歌劇團0931が
贈る貴族版ロミジュリは
「死」は出てこない。

それは無駄な死を食い止めたい
死に値するような侮辱を無くし
「誰かの幸せに加担する人生」を送って欲しいという願いがあの馬鹿馬鹿しい世界にも一応存在していたからだ。

それは
ここに記しておきたい。




舞台を観たことがない
未平民へ告ぐ。
(本公演を観たことがないラジオ平民も、未平民だ)



我々は
社会派の
貴族だ。



信じ難いだろう?


ならば
その目で確かめてくれ。




それが

嘘か誠か



話を戻そう。






今回は「愛の妖精」が
登場した。
6年前の初演には
なかった役だ。




それを担って
輝きを放ったのが
この人。




他の国の貴公子
栄瑪ラルドさん。






貴公子というからには



男子だ。




いや、
完全に




愛の妖精。



ありとあらゆる
シーンに
フワリと登場し
「愛」は人間の
愚かさも悲しみも
優しく、且つ毅然と
見つめる。





最後に
不器用ながら生きてゆく
人間たちの未来をも
包み込みながら




愛と一緒に
舞台上の彼らの全てを
見守って来た
客席の平民に
人生の宿題を出す。










普通って
なーんだ?


その答えは
次に会う時までの
宿題。







次、とはいつを指すのか。










それは、平民が送る
日々の生活の中で
愛と向き合った時、




愛を渡した時、





愛に助けられた時、




それぞれの
その時。







愛はあなたに聞くだろう。




普通ってなあに?と。




物語の最後は
見えなかったはずの
「愛」が
最後ベンヴォーリオには
見えたらしく、
物語の人々と横並びになり
平民たちを見渡す。




ベンヴォーリオは
思った以上に
屈折していなかったらしい。



素直な人間に
愛は確かな輪郭を持って
現れるのだろう。




だから
愛が見えていた平民はとても素直な人々だということ。







愛は楽屋にも確かにいた。







愛はどこにでもいて我々の行く末を見守っているのだ。





貴族版の「愛」を
表現するにあたり
妥協せず

真摯に取り組む姿が
眩しかった
他の国の貴公子、
栄瑪ラルドさん。


身に纏う衣装も
演出の愛海氏、
宮廷お針子G Z、
3人で納得いくまで
アイデアを出し合い
予算の中でどこまで
やれるか話し合っていた。






この方以外
誰も演じられない。




貴公子の
成せる技。



オープニングでは
袖から見ていた
銀河様と紅雅様が

可愛すぎる
けしからん
と怒りをあらわにし、





娘役3人は
なんなの
あの
乙女っぷり
と、歯噛みした。


(あいざわは、メイクした自分にしか興味がなかったようだ)






さて、




という訳で、





ラルドさんが
札幌公演の稽古最終日に
寝過ごして大遅刻し
通し稽古が中止になった事は

今となっては
笑い話。


にしておく。






そして
オープニングの愛のソロ歌は
口パクではなかった事も
ここに記しておく。