5畳の屋根裏倉庫から
10畳のアパート倉庫へ。
からっぽ
あ。
忘れ物!
この肖像画はどうしよう。
置いていこうか
置いていく事に。
うそ。
紅雅様が大事に抱え移動。
新しいアパート倉庫の玄関に。
収まらさる。
今回も赤帽の
岡田ドライバーと
池田ドライバー。
パンパンな積み込みすまない。
銀河様と紅雅様、
麗しの軍手姿。
それは遠目から見るとあのステージ上での白手袋にも見え。
しばし見惚れて
我に帰る。
軍手は軍手。
観来さんは夕方から
別の用事で離れ、
ここから先は
銀河様、紅雅様、音羽さんの
３人で猛烈な量の荷ほどき、
整理整頓。
時折誰からともなく
仕方ないとはいえ、
家族を抱える大黒柱、
急な仕事でドタキャンは
仕方ないとはいえ、
あまりの作業量に、
あいざわ。
この野郎。
と漏れ聞こえること
止む無し。
肖像画すら見たくない。
やはりあそこに
置いてくれば良かった。
朝から始まった
09の引越し作業。
とりあえず全部運び入れたが
身動き取れず。
途方に暮れる。
まずは
とりあえず
全て部屋に入れる為に
荷物が押し込まれた
押入れエリアを空にする。
そこに収めるものから
整理することに。
それすらが
地獄。
押入れ上下にきっちり
収まらさってから
17年分の膨大な衣装に取り掛かる。
PM 7:00
紅雅様がつぶやく。
これ完璧を目指したらテッペン超えるのではなかろうか？
そうですねぇ。
銀河様はすかさず
後で出来ることは後回しに。
３人は疲労困憊していた。
十分頑張ったではないか。
環境は整えた。
銀河様、紅雅様、音羽さん、観来さん、よくやった。
貴族がんばった
とにかく、
レビュー衣装、
貴族ドレス、
軍服、
男役衣装、
大まかなカテゴリに分け
10本のハンガーラックに
もくもくと掛け続けたその数
100着以上。
しかも1着1着が相当重たい。
音羽さんが4月14日のファッションショーで着用する、
エリザベーーート！のおかーたま役のドレスは宮廷お針子G Zが着物の打掛をアレンジして絢爛豪華に仕上げてくれたから超重い。ハンガーが折れそうだ。
銀河様と紅雅様の
羽だらけのレビュー衣装は宮廷お針子IZが作ったものだがこれも
かなり重たい。
宮廷お針子達の苦労を改めて感じ、感謝する瞬間であった。
久方振りに目にする昔の衣装もあり貴族として生きる長い月日を振り返る良い機会となった。
17年目の貴族。
心新たに。