人の話に興味を持てるか? | メガネ先生のブログ

メガネ先生のブログ

個別指導塾の先生の長めのつぶやき 体験申込は下記へ
noukendai@shuugakuzemi.co.jp

 学力、知識は高い方がいいに決まっていると誰もがわかっていながらも、できない人は結論他者に関心が持てない。先日教育系YouTubeで、よびのりたくみ氏と、東大教授で日本物理学会会長長谷川修司先生の対談の動画を見ました。テーマは研究者の半生だったのですが、大変興味深い話が多かった。やはりその中でも、長谷川教授がハードロック(解決不可能な問題)にぶつかった時に様々な迂回路を用意していて、その迂回路を見つける力は、ほかの物理分野の勉強をしたり、一見関係ないような出来事でも学んでストックしておくことが大事だとおっしゃっていたところだ。どんなに素晴らしい内容の授業でも、聞く側にそれを吸収するだけの器や、理解できるだけの基礎知識や、そもそも興味関心がないと素晴らしい授業の価値は半減してまう。学ぶ側も全ての事柄に関して同じ熱量で学ぼうとすることは難しいので、(例えば最近のアニメ事情や、音楽事情について生徒が熱心に話してくれても、私は関心がないので全くついていけないように)その分野に興味や関心が必要になってきます。興味がない場合には覚えるにも、試験で答えるにも関心があるものに比べて数倍の努力が必要になるでしょう。「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったものですが、知識のストックは様々な方面に伸ばしておくことを無駄だと思わずにどんどんやることが大事です。乃木坂が好きな人にとってメンバーの名前なんて常識だと思うが、全く関心のない人にとっては歴史上の偉人と大差がない。英語が好きなら、物理が好きなら、数学が好きならその分野で学ぶことはおおよそ常識だとなってくる。宇宙、歴史的建造物、遺跡、なんでも色々興味を持って調べてみよう。

ただし他人のプライベートなどのゴシップはやめましょう。自分が知られたくないことは他人でも同じですから。