主人が突然居なくなってもう少しで６年、あの頃は到底考えられなかった主人のいない世界を生きるということ、
本当に絶望的にもあり得ないとしか思えなかったのに、私はそれをして来た…結果生きて来た。
６年が経とうとしている今、何も出来ないほどの猛烈な悲しみ（苦しみ）に襲われるとか、涙が止まらないとか、そんな状況も滅多に無くなりました。
そして、「逢いたくてどうしようもない気持ち」というものさえも心の奥の奥に封印してるかのように、深く追いやって考えないように生きている気さえします。
「ひとり」の生活に慣れる。
確かにこれもある。
そして、やっぱり「諦め」か。
何もかも、どんなに想ったって泣き叫んだって全ては諦め。そうやっていろんな事を飲み込んで生きてきた。
私の人生、わりと思うようにもトントンと生きて来られた方かと、主人が突然亡くなるというとんでもない想定外の出来事が起こるまでは、そんなふうにもぼんやり思えてたと思う。
それは漠然とも不安になるほどの幸せだと、幸せ過ぎるとも？思ってたような気持ち。
でもその後に待ってた、やって来たことが「死別」だった。
今、命日に刻一刻と近付いていっているこの時期だからか、本当に落ち着かない気持ちと共に主人に堪らなく逢いたい気持ちが、ここ最近にはそこまでは思わなかったほどに苦しくも込み上げて来る…
あの頃の、普通に生きていた、何でもなく日常生活を送っていた主人に会いたい。
何をしたいとかじゃなく、普通に笑顔が見たい。
声が聞きたい。
声、忘れて行かないか不安だよ。
