新年が明けて早や二週間余り、学齢期にある子どもたちにとって正月冬休み終われ
ばその学年の最終学期、子育て真っ只中のパパ、ママはお正月お祝い膳を囲んだ際に
はどのような言葉を掛けられたでしょうか。
時代の移り変わりもあってお正月の祝い方も色々あり、中には我が家ではお祝い膳
を敢えて用意しないと言われる方もらっしゃるかも知れません。とは言え、新年を迎
えたことでお祝いすると言う家庭の中での行事として捉えれば子どもたちにとってそ
れなりに一年の暮らしのリズムを刻み、心に残るひと時になるのではないかと著者自
身幼少年期の越し方を顧みて思う次第です。
お正月元旦のお祝い模様は家庭それぞれですがその際にパパ、ママから我が子に対
して彼らを和ませ或いは勇気づける言葉が後々思いの他、良き結果をもたらすことも
無きにしも非ず、又このような時こそ子どもたちに「やる気」を引き出す切っ掛けに
も繋がるかも知れません。
「一年の計は元旦にあり」とは言いますが、時間は既に過ぎているものの新学期始
まって間もないところゆえ夕食のひと時、ちょっとそうした時間を用意するのも無駄
ではない筈と、著者自身嘗ての子育て期に想いを馳せながら思うのですが如何でしょ
うか。
例えば、パパ・ママがそれぞれに気に入っている言葉をそれぞれに一つ掲げ、我が
子に話して聞かせその上で我が子にも問うてみると言った具合に、勿論子どもたちが
気にいらない言葉でも良いのです。そうすることによって今我が子が「いま・ここ」
にいる状態をよりハッキリ捉えることが出来るのではないかと思うのですが…。それ
は必ずしも養育的立場にある者としては辛い一面を知る結果になるかも知れないもの
の、そのことに依って我が子を救う手立てに繋がることでもあります。
幼年期から更に小学校そして中学校、更には高校へと進む彼らの心模様は親の想像
を超える変化、進化が伴います。意外や親自身の日々の忙しさもあってそのことに気
付かないまま子どもたちを迎えていることが少なくないのですが、学期の変わり目や
家庭内のちょっとした変化に我が子は敏感であることを私たちは決して見逃してはな
らないところ、新年を迎えたこの時期は子どもの「やる気」を導き出す機会であり更
に子どもの成長の転機に繋がることさえあるかも知れないのです。
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