Aちゃんレッスンレポ①・自分で準備が出来ること | 福岡 鞍手町 ピアノ•エレクトーン•リトミック•障がい児対応レッスン 「みずま音楽教室」

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福岡県鞍手町でピアノ•エレクトーン•リトミック教室の講師をしています!
レッスンのひとコマやPVなお話、マジメなお話から笑っちゃうお話…色々と綴っています♪HPもぜひご覧下さい♪ http://mizumamusicschoolforeb.jimdo.com



音符福岡県 鞍手郡 鞍手町の音楽教室音符

みずま音楽教室


療育型リトミックを経て、今はお1人さまリトミック+ピアノレッスンの『リトけんレッスンコース』を受講中のAちゃんレポです♪


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Aちゃんとのリトミックレッスン修了後のコースについては、お母さまと相談の上で決めさせて頂いた『リトけんコース』


実はAちゃんのリトミック修了と同時期にご入会された生徒さんのお陰で、この『リトけんコース』ができました(その当時はまだ『リトけん』というコースの名前すらついていない状態でした)


Aちゃんにはレッスンの前半で刺激と発散を与えるリトミックカリキュラムを行い、残り20分間でピアノレッスンに集中してもらう流れなのですが…このカリキュラムというかレッスンスタイルは(講師が言うのもなんですが)Aちゃんにとって本当に良い選択だったと思います♪


Aちゃんの特性だけでなく、その時期によっては(気候・行事・体調など)気持ちの解放に比重を置いてあげなくてはいけない状況もあります


ですからピアノの課題もその時々でかなり緩やかになる時もあります


ですが…それはいけないことでしょうか?


『Aちゃんのレッスン』なのですから誰かと比べる必要はありません


先ずはAちゃんがご機嫌に来てくれることが1番ですし、更にリトミックでもピアノでもどちらでも良いので、レッスンの終わりにAちゃんから「できた!」「たのしかった!」の声が聞けたら…その日のレッスンは100点!の思いでレッスンをさせてもらっています♪


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鍵盤レッスン生の皆さんには自分自身で『レッスンを受ける準備』をしてもらいます


・レッスンバッグを荷物入れに入れたら手を除菌


・テキストをピアノの譜面台に置き、ワークや五線ノートと筆記用具はテーブルに置く


・連絡帳は先生のテーブル兼エレクトーンの椅子(笑)に置く


・お月謝を納める時は両手でお月謝袋を持って、言葉を添えて先生に渡す


・準備が終わったら「準備が出来ました。」と先生に報告


改めて「よろしくお願いします。」とレッスンの始まりの挨拶をします



これは支援の有無を問わず、鍵盤レッスン生の皆さんにしてもらいます


ですが、年齢の低い生徒さんや支援を必要とする生徒さん、新規のピアノ生さんにとって『知らないから出来ない』は当然ながらも、『自らで考えて準備をすること』に難しさを感じる生徒さんもいらっしゃいます(記憶の定着が難しい生徒さんもいます)


つまり毎回の声掛け・促しが必要な生徒さんがいらっしゃいます


そういった生徒さんのための便利グッズとして、当教室では『レッスン準備カード』なる物を生徒さんにお渡ししています


それを見ながら準備をすれば一目瞭然!


生徒さん方は一切困らず、悩まず、スムーズに準備に取り掛かることが出来るので(レッスンを終える準備・片付けの時もそのカードを見て自発的に行います)講師の声掛けも必要ありません


因みに、習慣付いた生徒さんはそのカードを見ずとも自発的に準備が出来るようになります


こういった一連の行為がレッスン時だけでなく、『いつかの場面で役立つ時もある!』と思い、生徒さん方には自ら準備をしてもらっています


Aちゃんも毎回のレッスンでこのカードを見ながら「まずは…」「つぎは…」と言葉に出してレッスン準備を整えてくれています


私はその間、何も言わずに見守るだけです(^^)


準備が整ったら「せんせー!できましたっ‼︎」とAちゃんはいつも満面の笑みで元気に(そしてちょっぴり得意気に♪)報告をしてくれます


「今日も1人で上手に準備ができたね!すごいじゃん‼︎」と私が言うと「せんせー!はやくうたおう‼︎」と促されます(^_^;)


お、お、おう…(笑)


Aちゃんの『(促されなくても)1人で準備ができることについて』お母さまに何気なくお話をさせて頂いたところ、「えーっ⁉︎1人で準備ができているんですか⁉︎あら、やるなぁ〜、あの子(笑)」と、とてもビックリされていました


手を差しのべる支援や一緒に取組む支援もあれば、準備次第で『1人でできること』って実はたくさんあります


そんな『余白のある支援』は、健常児さんやHSCさんにとっても必要とする場面があります


場合によっては大人のワタシタチも


『支援は自分や誰かを

生きやすくするための工夫』


私はいつもこのことを考えながら生徒さんと向き合い、レッスンをさせてもらっています♪