ゴリパラ号のPJ36 | 風してます!

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16歳の夏にCB250RS-Zから始まったオートバイ生活も、40年を超えました。
カワサキ最初の空冷4発であるZ1と、多分人生最後のオートバイになりそうなゴリパラ号・スーパーバイカーズ仕様のXLR250Rmd22でチープに楽しんでいます。

今日・日曜日は、朝一で先月20日に亡くなったブロ友・ター坊さんの御仏前に、線香を上げさせてもらいに行った。
ご焼香の後、ター坊さんのお兄さん夫婦と話していて、涙が止まらなくなった。
20年以上の付き合いで、末期大腸癌が見付かってからの闘病生活も近くで見ていたので、別れはやっぱり辛くて寂しい。

ター坊さんのご自宅から帰宅後は、行橋の叔父さんんの家に米を買いに行った。
米をぼくの実家に届けたら、今日の任務完了。
昼食後に、晴れて向こうの部屋に行った。

・・・で、ここからが本題。
ゴリパラ号はキャブをPJ34MXからPJ36MXに交換したが、それに伴うセッティングでのジェットの選定は、メイン、スロー共に34Φより36Φの方が小さくなっている。
その理由として思い当たるのが、PJ36MXがお蔵入りになる原因になった自己流の改造だ。



画像⬆️の左はPJ34の、右がPJ36のスロットル・バルブだが、右側の36用は切り欠きが入っている。

この切り欠きは、アイドル・アジャスターを全閉でもアイドリングをする様にスロットル・バルブが全閉にならない様にしようとしたものだ。



エアクリーナー側のカッタウェイも、角度を付ける為に削られている。

しかしアイドリングが下がらなくなってしまい、知識が全く無かった10年以上前のぼくには手に負えないものになってしまったのだった。
ただ、今ならセッティングの方向性も見えて来たし、色々と経験したのである程度の解決策も施す事ができるので、弄り壊すつもりで更に改造をしてみようという気になった。



PJ36MXのエア・クリーナー側から見たベンチュリー部だが、メイン系のポート(ジェット・ニードルが入る)部分に衝立の様なものが見える。



こちらはエンジン側から見たベンチュリー部で、その衝立のエンジン側にはスロー・ポートが見える。

弄り壊すつもりで改造しようと思い立ったのはこの衝立に穴を開けようという事で、PJのメイン・ノズルを『まめしばMノズル』で検索すると出てくるミクニ流にいうところの『ハイパー・ノズル』化する事にしたのだ。



因みに、こちらがMノズルで、ぼくもCRキャブ用に購入した事がある。

装置する事で、CRキャブの荒々しさが消えて絹の様な回り方になると言われている。



Mノズルとジェット・ニードルをCRキャブの中子(ベンチュリー部)に入れた状態で、エア・クリーナー側から覗いたのがこの画像だ。

尚、この画像と一つ前のMノズル単体の画像は、まめしばさんのブログより拝借している。



まめしばさんのブログによるとベンチュリー径に対する穴の大きさはかなり微妙な関係にあるだろうとの事なのだが、穴が衝立の真ん中からズレた為に補修していたら大きくなってしまった。

これで悪ければ、衝立を低くするか左右の壁だけ(穴の上部分を切ってUの字形)にしても良いけどね。



キャブ廻りを組み上げたらエンジンを暖機して、スロー調整と発進テストをして不具合は無さそうな事を確認。

その後は、リア・フェンダーを長く見せる為のリア・キャリアの加工に取り掛かった。



ディスク・グラインダーとハンド・ドリル、そして、ボール盤で加工して、なんとか形にする事ができた。

リア・フェンダーが長いぼくの好きな旧いオートバイの形になったので訪問者の方々のお気に召すとは思えないが、ぼくはこの形がお気に入り。
本当は、FRPタンクも背が低く前後に長いSRのタンクに近い形にしたいところ。
サイド・カバーを取り付ける際に干渉していたサイド・グリップは元の位置に戻したので、サイド・カバーは加工せずに済む事になった。



ここまでセッティングをしてきたスロー&メイン・ジェットは、恐らく番手は変わるだろう。

スロー系の仮セッティングは終わったので一先ず走れる様にはなっているので、来週末はまた試運転を繰り返したいと思っている。
そうそう、全体的に濃いめ(特にアクセル開度1/2〜3/4)で濃かったジェット・ニードルは、グリップ位置を上から3段目だったものをいちばん上に変更して、薄い方向に設定変更をした。
また、南海部品黒崎店には置いてなかったDPR7Zのスパーク・プラグは、いつもお世話になっている宮田輪業さんにPJキャブのフロート・チャンバー・パッキンと一緒に発注している。
はぁ〜、来週末が待ち遠しい!