母の認知症経過録が約7ヶ月、更新出来ていませんでした

経過録シリーズは、認知症と診断を受け2年を過ぎた頃のところで止まっていますが、現在は7年が経過しました。
母は今、グループホームという、認知症の専門施設に入所しています。
更新が途絶えた理由は、母の病気の進行に私の気持ちがついていけないからです

今の母は娘だと分からないだけでなく、言葉のキャッチボールもままなりません。
母は話をしてくれますが支離滅裂で、何の話をしているのか分かりません。
母もこちらの声掛けの意味が理解出来ないようです。
施設の方はそうした母の状況を「職務」と感じて❓あるいは「良かれ」と思って❓色々報告してくれるのですが、不安が強く介護拒否する事も多い母の話を聞いて…。
「すみません」「お世話おかけ致します」と何度も何度も頭を下げる事も、実はしんどいです。
(自分で出来ない事をして貰っている訳だから。頭を下げるのは当然なのですが…
)

「月1回は母に会う」
自分で決めたこのタスクが病気の進行と共に重くのしかかってきています

今の母に私が会う意味があるのだろうか❓
少なくとも母にはもう無いだろう。
ならば、何のために会うのか❓
自問自答しています

施設の人に「ちゃんとした娘」だと思われたいから。
心理士として、病気の進行を見届けたいと思うから。
それもある。
だけど一番は、私が後で後悔しない為なんだろうと思います。
後で「あの時、もっと会いに行っていたら」と後悔したくないから。
だから重たい腰をあげて私は母に会いに行く。
2月もどうにかタスクをこなしました。
認知症経過録もまたおいおい、更新していきたいと思います。
家族が認知症となり、未来を不安に思っておられる方に。何かヒントが届けられると嬉しいから。
またお付き合い、宜しくお願いいたします

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