両親揃ってサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)での生活が始まり半年を過ぎた頃。父に癌が複数見つかり、その度に父は検査入院やら切除手術やら。入退院を繰り返すようになりました。
母はその度に。1人でサ高住に居てるのは無理だろうと。父の入院中は我が家での生活に逆戻りです
とはいえ父の入院期間もサ高住にたどり着く前の3ヶ月ぶっ通しに比べれば、1度の入院は長くても1週間くらいの話。
ぐっと楽だったはずなのに…。母の認知は確実に進んで来ており、やはりその度に大変でした
夜中にトイレを30分以上占領して。水を何度も流す頻度も確実に増えてきました。
大便トラブルも顕在化していきました
そもそも「きばる」という概念が欠落してきたのか。母は常に便秘状態だったようです
何とか用を足せたとしても。お尻を拭く行為を忘れてしまうのか、上手く出来ないのか…。そのまま下着を履いてしまうので、パンツに大便がこびりついている事も増えてきました。本人は常にそのニオイにさらされている為、気にならないようでしたが、我々は便臭が気になる事も増えていきました
たとえそんな状況でも。私には抵抗があったので。トイレの前で声掛けするにとどまり、直接トイレの中に入ってのお手伝いはしませんでした(母も拒否していました
)
「汚れの酷い下着はそのまま処分」
私はそうした対応でも「これはしゃーない」と。自分に言い聞かせていたように思います。
母が認知症と診断を受けてから、2年前後の頃のお話です。
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