前回は、父に前立腺がんが見つかり、ホルモン療法を選択したところまでをお話しました。
今回はその続きです。

父は前立腺がんの確定診断後。まずは他臓器への転移が無いかを調べるための検査入院をしました。
すると大腸に2箇所。肺にも1つ。がんが見つかりましたショボーン

大腸に関しては、腸閉塞を引き起こす程にまで巨大化した腫瘍のみ。放置は危険と判断され、外科的手術で切除する事になりました。
とはいえリンパなどへの浸潤が進んでいれば、切除は無理。後日ストーマ(人工肛門)を取り付ける手術を行う事になると説明を受けていました。結果的に手術は成功。これは本当にホッとしました爆笑

肺がんに関しては、長期喫煙によるCOPDにより、父の肺機能は通常の半分以下であった為、摘出手術には耐えられないショボーン
今後の治療法は。肺がんは大腸がんの転移と見なした抗がん剤治療を勧められました。
しかしそんな見切り発車で治療法を決められる事に抵抗を覚えた私は、近隣では最も大きな病院にセカンド・オピニオンを受ける運びとなりました。

結果的にセカンド・オピニオンを受けた病院で肺がんの組織を抽出して検査をしたところ…大腸からの転移ではない事。比較的進行の遅いタイプのがんである事が判明しました。
そして抗がん剤投与は体力の無い父には厳しいというドクターの意見と父の意志を尊重し、今後の治療は、前立腺がんのホルモン療法のみ継続。それ以外は経過観察のみで「特に何もしない」という事に決まりました。

今から思えば、唯一選択したホルモン療法だって。注射を受けた翌日、翌々日は、倦怠感と吐き気に苦しむ事も多く、父は治療を受ける度に弱っていった気がしますショボーン

何かの治療法を選択する時。その時は「これが1番」と思って選択しているつもりでも。結果的にそれが1番だったかどうかは、分からない。
後でやり直しが効けば良いけれど。がんなどの進行する病気であれば、それが予後に直結してしまう事もある。

迷いながら、後悔も抱えながら…。
それでも結果は引き受けていくしかない。
これは本当に❗厳しく難しい選択ですねえーん

〈次の記事はこちら〉
〈1つ前の記事はこちら〉