【千代田区】東京大神宮 2019 & 本の紹介。 | 鳥居の向こう側

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埼玉県・東京都・千葉県・神奈川県の神社を中心に巡り、ブログを書いています♪

【再訪シリーズ】第一弾。
今年の春桜、4月8日(月)に訪れた神社ですおねがい


JR中央線、総武線、東京メトロ有楽町線、南北線、東西線、都営大江戸線・飯田橋駅より徒歩3分の、


東京大神宮です神社


2017年5月23日、神社巡りデビューの日に訪れて以来、2度めの参拝となりますルンルンルンルン



鳥居社号碑
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石段を上り、美しい素木の神明鳥居(伊勢鳥居)をくぐります。
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踊り場の先、さらに石段を上って
神門
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その前に、
「手水を行い 心身を清めて 参拝しましょう」と書かれた立て看板
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にもかかわらず…

上の写真の参道を見てもわかるように、境内も拝殿前も、女性お母さんで溢れていて、人物が入らない写真を撮るのは不可能カメラ

ですが…



右手に手水舎ですアセアセアセアセ
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赤みを帯びた美しい龍龍が吐水する
水盤タラー
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一切待つことなく、人物が入らない写真を撮ることが出来ましたにやり



神門をくぐります。
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神門の大きな扉。
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神門や拝殿の屋根など、いたるところで見られるハートマークピンクハート
たくさん探せば探すほど恋愛運がアップする、なんて紹介している本やネットの記事も多いですよね。
とりわけここ東京大神宮では、そういったことが取り上げられがちですにやり

実際は、「猪目(いのめ)」と呼ばれるイノシシの目を象った伝統的な文様で、魔除けを意味しています。


神門を横からカメラ
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神門をくぐるとさほど奥行はなく、石畳の参道の先に拝殿が見えます。
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まだ桜が少しだけ残っていました桜



拝殿ですキラキラキラキラキラキラ
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「十六弁八重菊に花菱」の紋の入った、紫色の大きな神幕
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江戸時代、伊勢神宮への参拝は人々の生涯かけての願いであり、「お伊勢参り」が大流行していました。
明治になり、東京にいながらお参りが出来るように、伊勢神宮の「遥拝殿」として明治13年に創建されました。

当初は、日比谷の地に鎮座していたことから、「日比谷大神宮」と称されていました。
大正12年、関東大震災で社殿が焼失。
震災から5年後の昭和3年に、現在の地・飯田橋に再建、遷座され、「飯田橋大神宮」と呼ばれました。
戦後は社名を「東京大神宮」と改め現在に至ります。

伊勢神宮(内宮と外宮)の御祭神である天照皇大神と豊受大神、さらに倭比賣命をお祀りしていることから、
「東京のお伊勢さま」と称され親しまれています。
格式高い「東京五社」※の1つでもあります。(※明治神宮、靖國神社、日枝神社、大國魂神社、東京大神宮)



拝殿内部キラキラキラキラキラキラ
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お賽銭箱
両サイドに置かれているのは何でしょう??
この日は小雨混じりのお天気だったので、傘立てだったのかも傘
だとしたら素晴らしい心遣いです照れ



御祭神
天照皇大神 
あまてらすすめおおかみ
(伊勢神宮内宮の御祭神)
皇室の祖先神・日本国民の総氏神

豊受大神 とようけのおおかみ
(伊勢神宮外宮の御祭神)
天照皇大神のお食事を司る御饌都神(みけつかみ)であり、衣食住・産業の守り神

天之御中主神 
あめのみなかぬしのかみ
高御産巣日神 
たかみむすびのかみ
神産巣日神 かみむすびのかみ
(造化三神)

倭比賣命 やまとひめのみこと
(天照皇大神の御杖代)


ご利益
縁結び・良縁・家内安全・商売繁盛・厄除開運・交通安全・学業成就絵馬



社号提灯🏮
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皇室の紋である「十六弁八重菊」の中心部に、伊勢神宮の紋である「花菱」を合わせた紋です。



立派な向拝(こうはい)と桜桜桜
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東京大神宮は、【神前結婚式】を日本で初めて行った神社です。

神前結婚式の歴史は、明治33年5月10日、当時の皇太子殿下(大正天皇)と九条節子姫(貞明皇后)のご婚儀から始まります。
それまでは、式の後に宮中の賢所(ご神前)に御参拝される形式でしたが、初めて賢所(ご神前)で挙式が行われました結婚指輪

一般の人の結婚式は家庭で行われることがほとんどでしたが、このご婚儀を記念して、翌年の明治34年、「日比谷大神宮(現・東京大神宮)」で、神前模擬結婚式が公開で行われ 、同年、一般の人の結婚式も行われました。

神前の厳粛な雰囲気の中行われる結婚式は、当時多くの注目を集め、庶民にも広く普及して行きました。

結びを司る造化三神が合祀されていることに加えて、「東京大神宮」が縁結びの神社として有名になった理由の1つでもあります。






屋根しか見えませんでしたが、
ご本殿キラキラキラキラキラキラ
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境内社は1つだけ。
神門の右手に、飯富稲荷神社🦊
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「日比谷大神宮」の頃から境内社として祀られている稲荷神社です。
2017年の参拝時には、この境内社はスルーしていましたアセアセ


御祭神
稲荷大神 いなりのおおかみ
大地主大神 おおとこぬしのおおかみ

「飯富(いいとみ)」の名が示すように衣食住の神、商売繁昌・家業繁栄の神です絵馬



神額お賽銭箱
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九代目市川団十郎が篤く崇敬していたことから、芸能の神としても信仰されています。
昭和62年、本殿東北の地から神門東の現在地に遷座しました。



拝殿右手の少し奥まっているところには、ご神木小さな滝がありました。
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参道の右側には色とりどりの草花照れ
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神門を裏側からカメラ

参拝者が誰もいなければ、水の流れる音色も心地よく、神聖な雰囲気を感じられる境内なのだろうなぁ…と思いますにやり



境内の左手には絵馬掛け絵馬
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こちら側には休憩スペースなども用意されています。



併設の結婚式場「マツヤサロン」前の
庭園風に仕立てられたスペース。
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拝殿のすぐ左手に授与所です。



いただいた由緒書参拝記念のシール
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御朱印ですおねがい
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美しいキラキラキラキラとても好きな書体ですラブ
平成がすでに懐かしい照れ




この日「東京大神宮」へ参拝して、これだけはどうしても言いたい!!プンプンということがありました。

今大流行しているタピオカドリンクジュースですが、「東京大神宮」のすぐ近くにも、「茶咖匠(チャカショウ)飯田橋」というお店が、2019年4月5日にオープンしていました。
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※画像はネットニュースよりお借りしました。


このお店でタピオカドリンクを購入し、ストローでズルズルとすすりながらそのまま鳥居をくぐり、
手水はスルー、参道でもタピオカをすすりながら待ち…
なんと拝殿前まで飲みながら、という方を何人か見ましたびっくり

さすがにお参りの時だけは横に置いていましたけど、かなり驚きましたポーン


「東京大神宮」は若い女性に人気の神社なので、ここに、同じく女子に大人気のタピオカドリンクのお店を出店すれば、大繁盛するだろう、と考えるのはもちろんわかります。
けど、飲みながら境内に入るのはマナー違反ですよねバツブルーおーっ!

もちろん参拝者本人の問題ですけど、参拝客を目当てにしている以上、お店側も何らかの対策を講じてもいいんじゃない?と、ちょっと思ってしまいましたえー?

この日はオープンからたった3日しか経っていなかったので、今は改善されていることを願います。




これに関連して、
つい先月見つけた本が、とてもよかったのでご紹介しますウインク

「神社に行っても神様に守られない人、行かなくても守られる人。」

滋賀県近江八幡市の「賀茂神社」の神主さん・岡田能正さんが書かれた本です。
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この本の中に、
「神社への参拝は、尊敬する方、いつもお世話になっている方の家にご挨拶に行く時と同じ」
と書かれていました。

尊敬する、お世話になっている方のお宅には、短パンにサンダルでは行かないし、玄関で帽子を脱ぎ、気持ちを引き締めてからチャイムを鳴らしますよね。
間違っても、タピオカドリンクをすすりながら、なんてことはしないはずです真顔



この本の中で、特に印象に残ったことをいくつかご紹介します鉛筆

神社「人が薦める神社」に行くのではなく、「自分の魂が行きたがっている神社」に行く。

「自分に合っている神社」は自分自身で判断するしかなくて、「なんだかこの神社が気になるキョロキョロ」「この神社の空気は気持ちいい照れ」と感じた神社が「ご縁のある神社キラキラ」なのだそうです。

魂の状態が変わったら、また違う神社にお招きされるので、常に感覚を研ぎすませて過ごすことが大切とのこと。


神社神社には一人で行こう。

神社で心を整えまっすぐに自分自身と向き合い、自分の魂と神様だけに集中して自分の感性に従っていると、「お招き」があるとのこと。

とても親しい人や家族と2人で、くらいなら構いませんが、それでも必ず別行動の時間を設けて、1人きりで神様と向き合うべき、とのことですお願い


「古事記」や「日本書紀」で神様のことを勉強して、それぞれの神様の性格や素顔に触れると、会いに行きたいと思う神様が必ずいるし、
境内の写真を眺めるだけでも、心が動く神社が見つかる、とのことでした。


神社自分のことを調べてわざわざ会いに来てくれたら、神様だって嬉しいに違いない。
一方で、御祭神の名前も知らずに来て、自分勝手な願い事をして帰って行く人、
あなたが神様だったらどちらに力を貸したくなりますか?



私も最初、神社巡りを始めた頃は、御祭神が誰かなんて知ろうともしないで、御朱印を集めるだけが目的でしたぼけー

でも、たくさん神社を巡るうちに、だんだんと、この神社はあの神社と雰囲気が似ている、というふうに御祭神が気になり始めて、
別に誰に言われた訳でもなく、気がついたら木花咲耶姫さまが好きになっていましたラブ桜桜桜

疑いを晴らすために、燃え盛る炎炎の中で出産した木花咲耶姫さま。
ここぞという時に、そこまでしなくても…という極端な行動に出るところが、自分に似ているような気がして(笑)

my神社の「敷島神社」で、今年のお正月に木花咲耶姫さまのお札をいただき、毎日向き合うようにしてからは、守っていただいている、と実感出来ます照れキラキラキラキラキラキラ



たくさんの神社を巡っているうちに、神社の歴史や神様のことがどんどん知りたくなり🔎、本もいっぱい読んで📚、記事もどんどん長くなってしまっていますが、勉強すると、神社を巡って神様にお会いするのがより楽しくなります爆笑

勉強することが神様にも喜んでいただけるなら、なおさらですキラキラキラキラキラキラ



私の心が動かされた神社が、他の人にもそうであるとは限りませんが、
私の記事鉛筆と写真カメラを見て、「行ってみたくなりました。」と言っていただくのは、何より嬉しいですし、その方の【自分に合う神社】を見つける助けに少しでもなるなら、本当に嬉しいことです照れ




前回2017年の「東京大神宮」の記事は、写真も少なく、恥ずかしいくらいほとんど何の情報もありませんでした滝汗

今回からの【再訪シリーズ】は、勉強不足のまま神社巡りをしていた自分への戒めの意味も込めて、記事化して行きます鉛筆




次回は、文京区の神社の予定ですウインク