【長野県・茅野市】諏訪大社・上社前宮 | 鳥居の向こう側

鳥居の向こう側

埼玉県・東京都・千葉県・神奈川県の神社を中心に巡り、ブログを書いています♪

5月24日(金)、25日(土)に1泊で、念願の長野県・諏訪大社へ行って来ました爆笑ルンルン

日帰りでも行けるけれど、4社をゆっくり巡るにはやっぱり2社ずつ2日間に分けて巡りたいおねがい
夫に車で連れて行ってもらったので車、神社以外のスポットも一応組み込まないといけないしねにやり

一緒に行ってもらえば、交通費も宿泊費もタダてへぺろ


という訳で…
1日めの5月24日(金)、最初は、

電車】 電車
JR中央本線・茅野駅より徒歩20分
(タクシーで約5分)、    
【車】 車
中央自動車道・諏訪ICより約2kmの、


諏訪大社・上社前宮
(かみしゃまえみや)です神社
    


国道152号線沿いの真っ白な大鳥居
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諏訪大社は、諏訪湖の南の上社(前宮と本宮)北の下社(春宮と秋宮)、4社の総称で、信濃國一之宮です。 
全国各地にある諏訪神社の総本社で、 国内にある最も古い神社の1つとされています。

延喜式神名帳には「南方刀美神社(みなかたとみのかみのやしろ)」と記され、信濃国48座の第1にあり、当時既に信濃國一之宮として信仰されていたことがわかります。



国道を挟んで向かい側に大きい駐車場があったので、そこに車を停めて向かいました。
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鳥居をくぐると、社号碑石段
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明治4年に国幣中社に列格、同29年に官幣中社、大正5年に官幣大社に昇格し、昭和23年に『諏訪大社』と改称しました。

全国に分布する御分社は、神社本庁加盟神社だけでも6,500社を超え、「お諏訪さま」「諏訪大明神」と親しまれ、古くから風と水を司る神、農業の守護神として、また武勇の神、航海の守り神としても広く信仰されています絵馬



石段手前の右手に小さな石の祠。
溝上社(みぞがみしゃ)です。
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御祭神
高志奴奈河比蕒命 
こしやなかわひめのみこと
建御名方神の母神と言われています。

この場所には水眼(すいが)の清流をたたえた「みそぎ池」タラーがあり、元々はその中にあったお社だそうです。



石段を上るといったん広い場所に出ます。ここまでも車で来られたみたい。

左手に手水舎アセアセアセアセ
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シンプルな水盤タラー
下に生えた苔がいい感じ照れ



こちらが本来の鳥居です。
先ほどの国道沿いに立つ大鳥居は後から建てられたものです。
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この辺りは神原(ごうばら)と呼ばれ、諏訪大明神こと建御名方神が初めてお出ましになったとされる神聖な場所ですキラキラ



鳥居手前の狛犬さん犬
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鳥居の右手に、
若御子社(わかみこしゃ)
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建御名方神の御子たちを合祀しています。



黒っぽい鳥居の左右の柱には、奉納者の名前が刻まれています。
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ついに諏訪大社へ来たんだぁラブと思いながら、鳥居越しの空を見上げますキラキラキラキラ



鳥居をくぐり石段を上ると、右手に
内御玉殿(うちみたまでん)
神原の中心のお社です。
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建御名方神の子孫とされる現人神(あらびとがみ)である大祝(おおほうり)が、即位後、民の前に初めて現れた場所と伝わっています。


儀式の際に扉が開けられると、大祝がご神宝である「真澄の鏡」を胸に飾り、「弥栄の鈴」を振ってお出ましになりました。
普段はそれらのご神宝を納めてありました。



反対側、石段の左手には
十間廊(じっけんろう)
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間口3間、奥行き10間の長い吹き抜けの廊下です。
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一段高くなっているところが大祝の座です。全ての貢ぎ物はここで大祝に差し出されました。
多くの神事もここで行われ、神と共に食事をして神の幸を称える場所でした。


毎年4月15日には、上社例大祭の
『御頭祭』が行われます。
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本宮(ほんみや)での例大祭の後、行列を整えて神輿を前宮のここ十間廊に安置し、古式にのっとり、御杖柱の幣帛、鹿の頭や鳥獣魚類等の特殊神饌をお供えして祭典が行われます。
古くは3月の酉の日に行われたため『酉の祭』とも呼ばれました。

現在は鹿肉とともに剥製の鹿頭をお供えしますが🦌、昔は75頭献じられたこともあり、中に必ず耳の裂けた鹿があって「高野の耳裂鹿」と言い七不思議の1つに挙げられていたそうですガーン



そこからまた少し石段を上ると、右手の大木の奥にまた小さな石祠。
御室社(みむろしゃ)です。
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中世までは冬至の日に、蛇形の大小のミシャグジ神ヘビとともに穴巣始(あなすはじめ)」という冬ごもりの儀式が行われていた場所だそうです。


境内には数多くの建物がありましたが、室町時代に大祝が居館を移したことで、そのほとんどは消滅してしまいました。



その先、ゆるやかな坂道をずっと上って行きます。
いつものように1人ならば、そういった風景の写真も撮影するんですけどねにやり


鳥居から200mほど上ると、左手に
水眼(すいが)の清流アセアセアセアセ
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神殿(ごうどの)のみそぎの水として使われていましたタラー
約1km上流の山腹から湧き出ている断層性の水のため、水温・水量が1年中変わらないそうです。
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下の手水舎でお清めはしましたが、拝殿前のここでもう一度アセアセアセアセ
冷たくて気持ちいい照れ



拝殿ですキラキラキラキラキラキラ
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周囲は昔のままの風景が残されていて、道路から見えない高台にあり、緑が豊かで清らかな水が流れています照れキラキラキラキラキラキラ




諏訪大社は、本殿と呼ばれる建物を持たない古代の形態を色濃く残し、山や木を御神体としていますが、上社・前宮は四社の中で唯一本殿を有するお宮です。




御祭神
建御名方神 たけみなかたのかみ
八坂刀売神 
やさかとめのかみ (妃神)

※明治以前の「神社明細帳」には、
御祭神は八坂刀売神のみとなっています。


ご利益
縁結び・子授け・安産・家内安全・健康長寿・交通安全・商売繁盛・厄除け・必勝・開運招福絵馬



神紋は「梶の葉」です。
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足の数は 上社が4本下社が5本ですウインク
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前宮は、神殿(ごうどの)と言って、建御名方神の子孫とされる現人神(あらびとがみ)である大祝(おおほうり)の館で、重要な儀式が行われる場所でした。
古くは神殿に附属した摂社の「前宮社」でしたが、明治以降に上社前宮となりました。

高台で豊富な水や日照が得られる良き地で、御祭神が最初に居を構えられ、諏訪信仰発祥の地と伝えられています。
 


左手に回ってみます。
左がご本殿、右が拝殿
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ご本殿ですキラキラキラキラキラキラ
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ご本殿の背後の玉垣に囲まれた場所が
八坂刀売神の墳墓ではないかと考えられています。


現在のご本殿は昭和7年に伊勢の神宮の式年遷宮の折、下賜された古材をもって建てられたものです。
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そして、諏訪大社と言えば社殿の四隅にある御柱(おんばしら)です。


一之御柱 (社殿右前)
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長さ約17m直径1.2m樅(もみ)の木です。
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二之御柱 (社殿左前)
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三之御柱 (社殿左後ろ)
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四之御柱 (社殿右後ろ)
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一之御柱がいちばん長く、順に五尺(約1.5m)ずつ短くすることになっていますウインク
上社前宮は、四社の中で唯一、三之御柱と四之御柱を間近で見て触れることが出来ます。

参拝の方は結構いらっしゃいましたが、一之御柱だけ触って写真撮って、行ってしまう方が多かったです。


背後は山です。緑がいっぱいで本当に清々しい照れキラキラキラキラキラキラ
左手前に写っているのが四之御柱です。
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鳥居の右手、若御子社の前をさらに奥へ行くと、社務所がありました。

いただいた御朱印ですルンルン
遠くの神社へ訪れると、やっぱり御朱印は嬉しい爆笑
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御朱印をお願いすると、この栞の半券(同じ番号が書いてある)を渡され、それが引換券になります。
御朱印をいただく時に栞は記念にいただけます🔖



上社前宮だけは観光地化していなくて、周りにお店も全然なくて、本当に昔のまま、という雰囲気が素晴らしかったです照れキラキラキラキラキラキラ
後から出来た白い大鳥居がなかったら、見逃してしまいそうなくらいです。

かなり天気のよい、日焼けをしてしまうくらい暑い日太陽でしたが、ご本殿の周りや吹き抜けの十間廊の辺りは、空気がひんやりと感じられました照れ


「古事記」に描かれた建御名方神は、まるで【負け犬】のイメージですが、信濃國では武勇の神として英雄視されています。
前述した、鹿の生首🦌を供物として捧げる「御頭祭」にはちょっとびっくりだしガーン、元々この地で信仰されてきたミシャグジ神ヘビなど大変興味深く、今回はどっぷりとハマりいろいろ調べましたキョロキョロ

ですがブログの趣旨が変わって来てしまうので、それはまたあらためて別の機会に鉛筆




鳥居を出たところにつながれて、参拝中のご主人さまを待っていたワンちゃんトイプードル
おとなしくていい子でしたラブ
頭をなでなでしました乙女のトキメキ
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皆さま、この子を覚えていてくださいね乙女のトキメキ乙女のトキメキ乙女のトキメキ




次回は、諏訪大社・上社本宮ですウインク