南チェンナイ 酒屋の無い世界、一人なら絶対ウイスキーだよ。 | patrickのブログ

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今日はね、書き出す前からちょっとワクワクしている。

なぜなら、大好きなお酒の話の中でも、ウイスキーに関して皆にちょっとした情報を届けられるか。


仲間達と飲むなら絶対にでスタートの機会多いと思う(ビールで乾杯はMustだな、最初に全員がビールで乾杯しないと会がスムースにスタート出来ないよ。ビールが嫌いでも、飲めなくても、社会人の集まりだったら、幹事の苦労と会を楽しく進行させる為には、まずは注がれる琥珀のビールとその泡を受け入れて、皆と乾杯だよ。)ビールが好きでも嫌いでも、すぐにビールグラス持って乾杯しようね。


それから、自分が飲みたいお酒を幹事と相談して頼むのが良いな。いきなり最初から何人もの人が私はモスコーミュール、私はスプリッツアー(ワインとソーダでアルコール軽く割って女性にお奨めだけど)、私はキール(白ワインとカシスだ、これも女性が飲むと似合うな)、私はミモザ(スパークリングとオレンジジュースが50/50だったかな、女性なら、これも似合うな。)。。。なんて事をやったら、いつまでもパーテイはスタート出来ずに勢いで楽しく会を進めたい幹事は泣いちゃうからね。


と言う訳で、カクテルも意外と詳しいので、又別に後日のブログ話すとして、乾杯から次のステップに入りたい。

ここでもインドと、韓国と、日本の違いを書くと思う。


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まず、インド人だけど、皆が知らないだろう事実を言うね。


(1) インドでインド人に一番飲まれているお酒はブランデイなんだ。インド産の安い安い奴で、殆ど

  ガソリンの世界。闇酒を飲まされて沢山の人が死んだり、目が潰れたり、定期的に新聞を賑わすけど 

  インド人はブランデイを飲む。

  私達が飲むと口から火を吐く怪獣になれすり、車に放り込めば燃料として走れると思う。

  素敵なマダム達を見て私は火を噴いても驚かないで。


(2) インド人は、これまた安い安いウイスキーを飲む。

  ブランデイの消費量は世界一番間違い無いけど、おそらくウイスキーも世界一番かもしれない。

  インドではブランデイは庶民の安い酒で品が無いとされているが(バスドライバーが飲酒運転で

  バイクを跳ね飛ばしたり、崖から転落したり、大変な事故が有るけど、それってブランデイ。

  でもね、ウイスキーは、特に輸入品は、インド人の間では高貴な飲み物とされている。


(3) だから、インド人で偉い人に接待で贈り物するなら、絶対にジョニーウオーカーの黒(できれば

  ダブルブラック)。それが彼らには最高のステータスシンボルなんだ。自分がジョニーウオーカーの

  黒をもらえる身分に認められたと思う瞬間、限りなく高揚して、節度を忘れて賄賂に応えると思う。

  一応商社マンやっているから、これって本当の話って、聞いて欲しい。

  彼らジョニーウオーカーに黒以上が有ると思ってないから、グリーンとか最高のブルーとかが存在

  するのは言わないように。それらは本当に本当に涙もので美味しい。白州や響きには負けるけど

  山崎クラスの美味しさだ。


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もう、おわらなくなるから、インド人の話はこの辺で終わって韓国人に行こうかな。


(4) 普段彼らが飲んでるお酒は韓国焼酎。ボトルで200円(100ルピー)くらいかな。とにかく安い。

   酒好きな彼らは、どんな食事でも、あの甘い韓国焼酎を飲む。

   でもね、ここで知っておかねば商社マン接待できない事実が有るんだ。知っておかねばならない

   韓国人のお酒へのルールが有るんだ。


(5) 韓国における全ての食事は薬膳であり健康に通じるもの。だから大戦後米国のいいなりになって

   食生活を大きく西洋化に向けてシフトした日本と違い(又話すけど、日本は西洋化を受け入れて

   良かった。島国日本はその許容力の限りない奥深さから、入ってくる西洋料理をことごとく食べやす  

   い日本食の一部に形を変える力を持っていた世界でも類を見ない素晴らしい国民なんだよ)

   韓国はそれを真っ向拒否して韓国料理を薬膳として守ってきた。

   それを強烈に簡単に言い切ってしまうと、’’身体を冷やさないこと。身体を暖かく保つこと。’’が

   彼らの根っこなんだ。

   冷えるような料理は好まれないし、避けられる。


   体内で熱を発生する 肉(ビーフ)や鶏肉には ビール。

   でも温度を奪う 豚肉には 必ず 焼酎か マッコリ。マッコリもなるだけ生モッコリ(韓国に旅行する

   機会あればトライね。日本では密造してないと生は飲めないと思う)。

   って具合なんだ。


(6) ブランデーの文化は無い。

   韓国のワインは別の機会に触れたいけど、結論から言うと彼らはどれだけ頑張っても(余程取り組ん  

   だ一部の人は特例として一般的に)ワインを理解することは出来ない。

   じゃ、彼らのウイスキーは何なんだ。それって、答えは、食事を済ませた後の接待で飲むお酒で

   とにかく普段の生活で手が届かない高いお酒となっている。


(7) 飲むんだけど、ウイスキーはそのままストレートで水割りとかお湯割りは無いけど、ビール割りが

   逆に普通となってくる。

   先のブログで爆弾酒(私が名前を自爆酒に変えたほうが良いと言った飲み方)に関して触れたが

   韓国人とこれだけ親しく生活して、ウイスキーが出てくるのは爆弾酒ステージ(その世、死ぬための

   フラットホームに自分が入っていく)瞬間だけだ。


(8) 韓国産と思われるウイスキーは有る。韓国に良く出張していた私も夜の宴会は限りなく重ねて来た

   けど、都度死んだな。それでも上海での死に方に思えば甘かった。上海の宴会で死ぬときは本当に

   もう命を失ったかと思うほど奈落の底まで身体が何度も落ちたから。恥ずかしい話なんども

   担ぎこまれて、朝をベットで迎えた。

   韓国で死んだと思っても、なんとか、なんとか這ってでも部屋に戻った。


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イッカーン、話が逸れまくっている。えーーと、ウイスキーの薀蓄のハズなのに。


じゃ、いよいよ本番、ようやくウイスキーそのものを語る。

もしかしたら、皆が知らない事、気づいていないこと、ウイスキーを誤解している事を

リストするね。


(9) 私が知る限り日本のウイスキーは世界一と誇って良くって、事実毎年の世界的なコンクールだと

   もう何年間も常にNo.1 じゃないかな。ニッカ、も サントリーも凄い、とにかく凄い。

   世界一っていろいろ有るかもしれないけど、(ワインはこれから頑張るにしても)ウイスキーは世界

   一番なんだよ、すでに。


(10) シングルモルトにこだわる男がいたら、ちょっとクエスチョンだよ。本物かもしれないけど、おそらく

   本当がわかってない場合が多い。ウイスキーはブレンデッドが命なんだ。

   だから日本は世界一のウイスキー王国になれた。

   それはね、日本人の繊細さが素晴らしいブレンダーを生み出し続けているからだよ。


   信じないかもしれないけど、蒸留所毎に味は違うし、その樽の一つ一つが味が違うよね(これって

   ワインも共通だと思う)。それを如何に上手くブレンドできるかが全てでありウイスキーの命。


   酒屋の安いワインは、おそらく20種類とか30種類蔵までがブレンドされて飲みやすくされていると

   思う。何度も言って申し訳ないが芸術の響なんて、200とか300とか500くらいの違った樽の

   厳守を一滴一滴確かめて、その香り、味わいを引き出しているんだ。

   もう信じられないよ。


(11) ウイスキー以外のお酒(ワインを代表に、私は意外と好きになってしまった 紹興酒とか、多くの

   お酒が)は何年ものと言うよね。たとえば7年、19年、12年、21年とかとか、バレンタイン30年とか

   ワインの2000年もの、1990年ものってヴィンテージで呼ぶよね。

  

   ウイスキー以外は、その生まれた年を表したり、何年間寝かせたか(リゼルバ)を表すけど、

   ウイスキーは違うんだよ。

   たとえばウイスキーで、和の普段のみで好きな山崎12年、これはね、山崎の蒸留所で生まれた

   12年以上古い樽(12年以上だったら変な話だけど何年でも良いんだ)、そうした古い樽の一滴一滴

   も上手く折り重ねてその香りと味わいが送り出されるんだ。


   だから、シングルモルトって言うけど、それは、その蒸留所の個性を(他では真似できっこない)個性

   を判ってスキッて言ってるなら別だけど、シングルモルトって言葉の響きに価値観持つのは

   大きな間違いなんだ。


   そうなると、(又響で御免)響だけど、シングルモルトに拘らず、サントリーの全ての蒸留所から

   生まれる何千何万もの樽から、その一滴一滴を確認して生まれているとすれば、そこに本当の

   芸術が有る。


もう、駄目だ。ウイスキー話出したら止まらない。この続きは ウイスキーの留めとして 皆の心を グサッと刺すぐらい凄いのを(いつか)次回のブログに記載するね。


ブログ書きながら、ウイスキー飲みすぎて、脳死状態が近づいて来た。


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最後に、お奨めしたい事が有る。

それはね、ウイスキー入門と、その飲み方なんだ。


(12) ウイスキーはね、最初から大麦に行かないほうが良い。

  最初はね、グレイン( トウモロコシとか芋だけど )から生まれる グレインウイスキーを飲むと良いよ

  。なぜなら、それって 焼酎の延長線上って言うと怒られるけど、あきらかに皆に飲みやすいし

  まずは好きになると思う。


  なんて言うの?って質問には、’’バーボン’’なんだよ。

  大昔ジュリーの歌で、’’バーボンを片手に持って、お前は出て行く。。。。’’とか歌詞が有った

  らしいけど、バーボンは女性に似合う。本当だよ。生粋のウイスキーは男の酒で、バーボンは

  美しきマダム達を含めて似合うんだ。


  ジャックダニエル、アーリータイムズ、ワイルドターキー、IW ハーパー、ジムビームとかとか

  有るけど、迷わずに(ぜったに迷わずにジャックダニエルか、手頃なアーリータイムス飲んで。


  ワインやお酒が好きなマダム達なら、ぜったにアレッ、これって良いかもって、入り出すよ。



(13) ウイスキーはね、コストパフォーマンス的に 安いお酒なんだよ。

  ワインやビールや焼酎は空けたら全部飲んでしまうよね。

  ところが、ウイスキー(バーボン含め)は空けても平気。一つのボトルから20~25杯くらい

  はとれるな。だから一杯あたりのコストはすっごく安いし(絶対にビールなんかより安い)

  楽しめる。


  1,500円とか2,000円のウイスキーでも、そこから20~25杯を飲めると思ったら

  一杯あたりは圧倒的に安いよね、しかもいつまでも飲める。


(14) 好きなグラスに水を入れて、冷凍庫に置いておいて。氷になるよね、グラスごと氷に。

   そこにウイスキーを流し込んで飲むんだ。そうすると、まるで高級なクラブやバーのカウンター

   で飲むようにウイスキーを楽しめる。

   最初は重く、しだいと柔らかく、最後は優しく 飲める。


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あーー、もう駄目だ。次の山崎12年を飲みだすから、誰か私の部屋に。。。なんて夢か。

いかん、いかん、ウイスキーは 一人が似合い、自分と向き合いながら飲むときが一番美しいと

信じているけど、でもチェンナイに居ると、本当にお酒の素晴らしさを知っている人と

ウイスキーを語らいながらグラスを傾けたい。。。傾けたい

身体が傾いていく。。。きっと倒れる。。。寝る。。。。お休み