南インドの食文化 韓国人 日本人 のサバイバルは壮絶かも。 | patrickのブログ

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私は商社マンの仕事柄、世界を放浪している。一旦海外に出たら超右翼化して、日本の皆の為に頑張らねばとストイックに自分を追い込む。そこでとことん頑張リ続ける自分が好き。


体重と腹筋が健康のバロメーターとすれば、日本・米国時代で70~73Kg程度、上海では76kg、そしてインドに来て体重は落ち続け、今は65~67kg程度だから 10kgも痩せた。

確かに身体が軽い、でも力も入らないよ。私のドライバーの飛距離がどんどん落ちるのは、そのせいなのか、それとも下手なのか、歳?相応なのか。


でも、今思うと、今まで生活した地は恵まれていた。ヒューストン、デトロイト、NY、上海だったから、食べる事には悩まずに、逆にその地の食文化を追いかけた。米国は米国なりに楽しい食事を追及した。上海は驚きだった。日本では食べなかった中華だけど、そのバリエーションの豊富さと知らなかった奥深さ

に感動を重ねた。

日本に帰って落ち着いたら、時々香港と台湾に出向いて中華を楽しみたいと思うくらいだ。

ハンバーガーとイタリアン至上主義だと皆に思われてきた私も変わったものだ。


でも、ここ南インドまで来るとそんな事は言ってられない。臨戦態勢、本気のサバイバルだよ。


会社には食料品送付制度が有って(4ヶ月毎に凄い立派なメニューからありとあらゆる食材やレトルトや缶詰め、デザート類、お菓子、飲み物、お酒、簡単な生活用品まで買うことが出来るのだが、この南インドに来るまで使ったことが無かった。


私のここでのサバイバル生活には、その食料品送付制度は生命線の一つになっている。凄く助かっている。今年5月に帰国出来る前提で、最後のチャンスに一杯購入して棚は今、日本食が山積になっているよ。


これまで料理なんてした事無かった、ほとんど全く無い。でも南インドに来ている私の周りのメンバーは、自分で食材が安くて新鮮で美味しい素材を探し、自分で料理している。炊飯器は当たり前で、簡単な調理器具を超えて高性能な圧力釜まで持参している人も知っている。

聞くに、彼らはアジアの各国で駐在を重ねて来た人たちが多く、そうした環境の中で生き抜く術を見につけている。まてよ、日本国内の単身赴任者も、もしかすると、そのミニチュア版かもしれないな。


前任地で一番多いのがバンコック、次にジャカルタ、マレーシア、シンガポールといった順番かな、私のように上海はまだお目にかからない。


週末毎に、沢山造り過ぎたから食べに来て下さいよと誘われ、私は食事の内容を聞くや、お酒とおつまみを持参する(日本から取り寄せた焼酎、日本酒、ウイスキー、それからインドワインの中からマリアージュするであろうお酒と、チーズを中心におつまみを持参する)。

彼等いわく、私の持ち込むお酒類が、とにかく抜群に食事にマッチするらしい。しかし、なんとなく金額的にはお酒が高い様な気もしてくるが、そこは元気をもらえたし自分も楽しんだから まっ いいか。

今一度、私の周りの皆に対し、その生活力には頭が下がる。


さて、前置きが長くなったけど、親しくする韓国人メンバーから学んだ 韓国人の食事を話したい。


(1) まず、韓国のビールは絶対に不味い。韓国人全員がそう言う。そして彼らは口を揃えて日本の

  ビールが一番だって。私はサッポロプレミアムモルツか爽やかなアサヒスーパードライが好きだ。

  エビスは夕食には良いなって思ったこと有るし好きなんだけど、買わないな。


  韓国人はインド産キングフィッシャービールを韓国の自国ビールよりずっと美味しいと飲んでいる。


(2) その飲み方に私かすると問題(疑問?)が有るんだ。どうしてこうなるんだろうって。


  まず、ゴルフの後、ビールを注文すると、同時にスプライトを注文する。そしてビールを注ぐと

  同時にスプライトもガンガン入れて皆で乾杯となる。これって特殊かと思っていたらいつも。


  ビールに何かを混ぜるのはカクテルの世界では意外と有るので知っておくと良い。

  私の場合だと、ビールにちょっとカンパリを入れて(綺麗なピンクになって美味しいよ)カンパリビアは

  女性的なイメージで素敵だし、学生なんかが飲んでるかな ビールにジンジャエールを放り込んで

  シャンデイガブとか飲みやすいし、黒ビールにシャンパンの残りを入れてブラックベルベットなんて

  夜遅いとムードあるだろうし、実際飲み残したシャンパンの上手い使い道かも。


  しかし韓国人が好きなのは昼間からビールとスプライトだ。実は私は最初違和感有ったが、今はもう

  ゴルフの後、彼らと一緒だと、それを欲しているから怖い。私も韓国人化しているかも。


(3) 夜のビールは爆弾と化す。爆弾酒、これ米国だとサブマリン。

  ビールとウイスキーの混ぜませなのだ。夜の宴もたけなわになってくると誰かが爆弾酒を飲もうと言い  

  だす。そこからが韓国の凄いところで、皆のグラスを集めビールを注ぎ込み、その上にショットグラスを   

  置いてウイスキーをナミナミと注いで、最後にそれを片方の端からバチンとないかで平手打ちすると

  ガシャガシャガシャとショットグラスがビールグラスに流れ込んで爆弾酒出来上がり。

  上手く出来ると(出来てしまうのだが)気勢が上がり飲み干す、の繰り返しで結果終わったら皆が死      

  ぬ。私には爆弾酒と呼ばずに、自爆酒と名前を変えたほうが良いように思うけど。


(4) フランスやイタリア人はもちろんだが、米国人や日本人だって食事の際、お酒は一緒にずっと続いて

  楽しむのだが、実は韓国人はちょっと違う。宴会は別だが、普段の皆の集まりや家庭では

  まずお酒を飲む、飲んで飲む、それから最後に食事は食事だけ(アルコール別)と言う人達が多い。


(5) 繰り返して恐縮だが、韓国のビールは不味い(はっきり書いたけど、韓国の方がこのブログ見ても

  文句言われないと思う)、焼酎はとにかく甘い、韓国のウイスキーもとにかく甘い、お酒では無いけど

  コーヒーなんてめちゃくちゃ甘い。韓国料理のキムチが如く辛い韓国独特のスパイスにもかかわらず、

  飲み物は甘い。


  この食文化にワインはマリアージュするのが難しい。中華だったらイタリアン トスカーナの安く弱弱し   

  い赤かなって先のブログで書いたし、韓国料理ならそのインパクトに負けない強いシャンパンしか考え

  られないと書いたけど、韓国人は日本のそれと同じで相殺しようとしている。


  食べ物の辛さと飲み物の甘さと相殺されている。これってもしかすると日本の食文化と同じかもしれな  

  い。飲み物を考える際に、結果をニュートラルに持ち込もうとする日本と韓国の飲み物文化に思える。


  ワインの話に戻って申し訳ないけど、ワインなら、その料理にプラスアルファ輪をかけて料理の味を

  際立たせようとする。ちょっと面白いなって考えさせられる。


  中国はその点すばらしいかもしれない。中国は日本と同じでお酒は飲み続けるし、お酒の選び方は

  基本はワインと同じでその味を際立たせるように選んでいると思う。

  上海料理は醤油と砂糖ベースで片っ端から甘めだけど(私は好きだが)それにマッチするのは

  7年程度の若い紹興酒だからちょっと甘い酒。

   上海料理を辛い酒を持ってきて相殺しようななんて思って

  無いんだな。日本人がその辺を理解しないと、甘いから、さっぱりドライな飲み物を考えたりする。


(6) 中国と韓国の方と合計5年間時間を共にする事となった。そこで同じアジアでも日本の異質を

  今一度知る。日本のそれが常識と思っていると、それは日本人の大間違いで、実はお酒文化の違い

  は今述べたが、食文化そのもの 特に食事の作法も日本はアジアで異質なんだと思ったほうが良い。


  中国 韓国は お箸を右に縦に置く、そして基本直ばしで直接大皿から食べる。

  一旦取りざらに取り分けてから食べることは稀で、大皿から取ったらそのまま口に入る。

  肉には骨が、肴にも骨が、カニや海老も、とにかくぶった切ったまま料理しているからそれば口の中に           

  刺さるのだが、それをテーブルの上で骨を口から出したりぺっぺと吐き出す事を目にする。

  ご飯はもちろんだが、汁物も一切 お椀とかどんぶりとか茶碗を持ち上げない。テーブルに置いたまま

  そこに顔を近づけて食べる、だから箸よりもスプーンでなんでも勘でも食べてしまう。


  たとえば中国でも韓国でも皆がすっごく食べるラーメン(これ話すと長くなる、次回ブログで書く)だけど

  そのどんぶりと言うかいれもの(うつわ)を持ち上げないから、ラーメンの真上から顔を思いっきり近づ 

  けて、湯気の中に顔ぶち込んで食べている。女性ならせっかくのお化粧が落ちる???中国の方は

  あまりお化粧してないから良いかも。その食べっぷりを見るとちょっとどころかビビル。


  でも、良く考えたら、日本人の食べ方以外で、実際にお皿やお椀やどんぶりを持ち上げて食べたり

  スープを直接口つけて飲み込んだりしている他の民族が居るだろうか???

  私が知る限り日本が強烈な影響力を持った台湾と香港くらいじゃ無いかな。


  そうした食文化の、特に作法の違いは日本の次の若い世代に意識して教えたほうが良いと思う。



もっともっと話したい、もっともっと韓国や中国の事実を知ってもらいたい、なぜなら私は彼らを好きになったから。そこで生活するまで見えてなかった、知ったかぶりしていた。そこで生活出来て本当に良かった。

また続きを書きます。

もう、そこには話したい限りなく面白いこと一杯。次のブログアップ待ってて。
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じゃ、私は今から定番ジョニーウオーカーだけど、ちょっと気取ったグリーンラベル飲んで明日からの

ホスール・バンガロールへの出張準備します。このボトルはウイスキーだけどコルク栓。サントリー響と同じ。飲みたいと思って空ける時、コルクのキュキュって音が私を誘っている。

うーむ、耐えられない。ワインボトルを抜栓するような誘惑がそこに有る。

あーー、日本に帰ったら 響買うぞーー。

響がスキッって言う女性が居たら今一度恋に落ちたりして、だった、その人は間違いなくワインが判る。

じゃ、お休みなさい

私はどうしようもない。