インドで最高なワインはSULA ? それって何なの?本物?インドのワイン3 | patrickのブログ

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私は必死で商売するしか知らない商社マン。でも、ちょっと普通から外れている、それは、カバンにはいつもソムリエナイフが入っている商社マン。メーカーさんも私の顔見るとイタリア料理?フレンチ?ワイン?を思い浮かべる。事実東京での夜は、それまがいの、それらしい、でも言うのも恥ずかしいくらい安い場所で、とにかく楽しくワインを飲んだ。


新橋にすっごい最高のバーを知っている、手ごろな価格で、美味しくて、雰囲気良くて、オーナー杉田さん大好き。料理して欲しいもの、メニューに無いものでも相談したらトライして造ってくれる。

でも秘密にしたいからブログに書けない。どうしても知りたい人は私とワイン付き合ってもらわねば。


そこで、今日はインドのワインの話。ブログでワインは3回目かな。実は昨夜からワインが飲みたくて仕方なかった、それもスペインかイタリアの太陽を燦々と浴びた陽気なワイン。それに、ピザ、ピザ、もう食べたい、美味しいピザが食べたい(もはや忍者タートル状態の私)。

今ワイン飲みながら、ピザ食べてます。


おそらく太陽の浴び方ならスペインやイタリアに負けないのがインドのワイン。その味は陽気じゃない、もうノー天気の極みで、なんでもノープロブレムワイン。

私なりに探したけど今のところインドにはSULAしか無い。

そこでSULAを紹介なんだけど、このSULAは明らかにイタリアワイン、それも恐れを知らずにイタリアは

スーパートスカーナ サッシカイヤを目指している。私のこの推察は、見て下さいそのワインのキャップシールのデザインとボトルのラベルの模様。ワイン知る人は驚く。


じゃ、見せましょう。
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これって、ぜったいサッシカイヤのパクリ。 なぜか ひげ 髭が生えているけど。


これって、イタリア人見たら許せない。私なんか笑い出しそうで、思いついた言葉、どうしても皆に言いたい、それは、 ’’サッシカイヤ ならぬ ホンマカイヤ’’ 、すみません下手な関西弁で。 ほんまかいや?もう、インドだから許して。

で、飲むと、SULAのシリーズはそれなりに本場欧州ワインを真似ようと必死になっているのが判り、最初は馬鹿にしていた私だが、しだいと興味深く入っていってしまったんだ。


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全部飲んでしまった空瓶だけど持っていて良かった。集めてSULAワインの記念撮影。SULAは手当たり次第に飲んでチェックしたから何でも聞いて。

それぞれに飲んでないボトルもセラー(単に倉庫だけど)に蓄えてますよ。


一番のお奨めは左から二番目の SATORI(禅の悟りだよ)だけど、説明書き読むと、そこには 悟りは一瞬の思い付きである、それが激しい私のダンスに素晴らしいインスピレーションを与える。。。とか書いていた。やっぱりインド人は勘違いしている。悟るための弛まぬ努力と、とことん自分を追い詰めてストイックに

頑張って辿り着く世界を、’’一瞬の思いつき’’と本気で翻訳している。

うーーむ、これがインドらしいと無理やり納得してインド人を許してしまう最近の私。


もう一本と言われれば、右から二つ目。これはボトルの形状からもフランスアルザスワイン リースリング?それともゲビルツか???と期待させる。ところが葡萄はシュナンブラン、スペルはCHENIN BLANC

だと思う。これをインド人の売り子は、私に対して、強烈なジョークか’’美味しい CHENNAI BANKがありますよ’’と言った。嘘やろ、チェンナイは私の住む都市CHENNAI,バンク銀行か倉庫やろうが。

どなりたくなるが、バンガロールのワインショップもその程度である。ジョークだったら表彰物だ。


実は、今それを飲んでいる、それも 猛烈に美しい人と、お見せしよう、私の美女との夜を、





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ワインはまさに 思いっきり冷やしたシュナンブラン、これがいける、もう満足。

そして私の今日の彼女は、偶然出逢った、今朝の新聞 TIMES OF INDIA なる全国紙の表紙だ。

なんとも新聞の一面がこうなっているところがインドらしい。この写真だけで今夜はワインを彼女と

楽しく飲んでブログを書いている。

安上がりな私だ。


でも、このまま終わると、読んでくれた皆にとっても申し訳ないから、ちょっとだけ勉強になる話しもしておきたい。でもこれって全て私の敬愛するその昔からの何人ものマダム達から耳学問で学んだ事だけど。


陽気なイタリアワインは、この二つを覚えたら結構ワイン通って思われるだろうな。


皆が飲むキャンテイの葡萄はサンジョベーゼで場所はトスカーナ。さっき話したスーパートスカーナの地。それからイタリアのマッチョ、男性的なワイン、私は大好きな バローロの葡萄はネッビオーロで場所はピエモンテだからイタリアの来た西でフランスのすぐ南。

後は土地の名前で べネト州、ロンバルデイア、カンパンニア、(違う国だけどシシリア)当たりを知っているとイタリアワインはあなたのもの。

そうした事を知ると、それってなんだろうってワインに興味を持って自分が入っていく、そこが楽しい。


上海料理とワインのマッチングは難しいと思う、なぜなら上海料理は味付けが醤油と砂糖で甘いから

甘党の日本人にはすっごく美味しいけど、ドライが好きな人にはお酒と併せにくいだけに沢山は食べれない。そうだな、併せるなら、きっとイタリアのキャンテイの一番安いワイン、その弱弱しいイタリアやさ男的な味が上海料理にマッチするかもしれない。


また別途はなしたけど、韓国料理にワインは併せられない。仮にマッチするものが有るとすれば、あの韓国料理の辛さのインパクトには、こっちもインパクトで強いシャンパン(お金ない私はCAVA)くらいだ。


インド料理は何が良いかって、それはSULAのSATORIだよ。スパイス強いインド料理には、その強さを更に際立たせるだけの強さの赤ワインだよ。ガッツーーんと。


ワインは、その料理と仲間を幸せにするために有って、甘さには甘さ、辛さには辛さ、インパクトにインパクト、優しさには優しさ、想いには想いを伝えることなんだ。


日本酒やウイスキーはそのものが完成度が高く主人公となって、逆に日本酒やウイスキーが肴や料理を選ぶくらい強い、しかもそのマッチングは相殺。甘いものには辛いもの、ドライには甘さを、強さには弱さを、涙には笑顔をってところなんだ。


お酒って、面白い。これだけは商社マンやってて良かった。なんとも機会に恵まれた。

さて、又インドワインに戻る。話がそれて御免。


SULAワインの葡萄はもう無茶苦茶で、欧州人や日本のワイン通が聞いたら怒り出すかもしれない。

カベルネ+シラー(ボルドー狙い)

メルロー+マルベック(これは斬新で SATORIがこの瞬間の閃き?後の頭痛を生む凄いワイン)

ソービニオンブラン(でも草原の若草の香りはしない、これってインドのジャングルの葉っぱ)

シュナンブラン(今飲んでる、これは合格、でも思いっきり冷やしてね。チェンナイバンクでは無い。)

最後のシュナン+ソービニオン(これを混ぜるのは無いやろ、余った白葡萄詰めましたワイン、でも飲める)


日本に帰ったら、日本のワインを片っ端から飲んで評価してやるって思っている私。ほとんど何も飲んだことが無い。甲府のアルガなんとか???それなりに良かったけど、価格からして、そこまでの評価できなかったな。もっと美味しいワインが 手頃に有るんだから。

インドに負けたら怒るぞ、待ってろ日本のワイナリー。



私にワインを教えてくれるマダム達皆に感謝。私と毎夜毎夜東京でワイングラスを傾けてくれた仲間に感謝、そして今夜はTIMES OF INDIA表紙のインド美女?に感謝。

どんな簡単で質素なランチでも夕食でも、食卓に蝋燭を灯してワインを一本テーブルに置けば

間違いなく最高の夜が待っている。それがワインの力。

インドから話はそれたけど、インドのSULAワインを通して、私の心も身体もイタリアにワープしていた。




じゃ、又ワインの話するけど、付き合って

ソムリエナイフを死んでも離さなかった商社マン インドワインを今宵語った。

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