4月10日 病状 | わがまま放題な夫を持った妻のブログ

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4月10日 水曜日 14時25分 病院に着きました

 

私が病室入るとえっちゃんはまだ寝てるようだった

でも 何か様子が変だった。

寝てるのではなく昏睡状態な感じだった

やはり 土曜日の夜から 投与してる 強い眠剤のせいで

眠らされてるからか 目を覚ましてくれてない?

日曜日(7日)に来た時は ここまで酷くはなかった

少しの時間だったけど会話も出来たし意思の疎通も

出来てたのに・・・なぜ?

 

最初の主治医の話しだと 通常は1時間ぐらいしたら

目覚めると言っていた しかも遅くても2.3時間ぐらいで

覚めると言っていたのに これはどう言うことなのか

私には分からなかった。

 

ここでえっちゃんの病状について

お話しさせていただきます。

えっちゃんは1月10日(この時点で右手右足は麻痺状態) 

緊急で病院に運んでもらい

 

このときの病名が癌の転移が原因だと

思われていたのですが

次の日1月11日 緊急手術をしました

(この時には両手両足は麻痺状態)

 

頚椎のところに膿が溜まっていて

病名が「頚椎硬膜外膿瘍」(けいついこうまくがいのうよう)

と診断されて

「椎弓切除術」(ついきゅうせつじょじつ)をしました

どんな手術かと言うと

頚椎のところにある

第2から第5の骨うち2本の骨を抜き取って

膿を出すと言う手術です

抜き取った骨は戻して無いと言われています。

なのでえっちゃんが入院中 よく首が痛いと言っていた

私はそのことはえっちゃんには言っていないので

痛いのは仕方がないと思っていました。

「椎弓切除術」をやったので

自分で呼吸も出来ないと言われてしまい

これからは人工呼吸器をしないと

ダメなことも言われ

私は落胆しました。

 

あの日以来 癌の治療は一切出来なくなり

えっちゃんの容態も日に日に

悪くなってるような気がしてたけど

私は自分が出来る事を常に考え 

えっちゃんの不安や辛さを

和らげることが出来ればと考える毎日でした

いつからかは覚えてないけど 

えっちゃんが苦しいと言い出して

夜もずっと眠れないと言っていた

私は主治医に話してみました

妻(えっちゃん)が息苦しいと言うので

何とかならないのかと

そしたら主治医は人工呼吸器をしてるから

レントゲン以外のことは出来ないから

何が原因か分からないのでどうすることも

出来ないと言っていた 

ただ 〇〇さん(えっちゃん)が眠れないと

言っていたので 今よりも強い眠剤を使う事で

より深い眠り(昏睡状態)にすることで 

苦しさや痛みなど軽減されるので

よろしいかと と言われたが 

私は何かそれを使うのは嫌だなって思ってました。

でも 結局は使う事になってしまいましたが

主治医は〇〇さん(えっちゃん)も苦しさが和らいで

眠れるなら使いたいと言ってましたというので

私はえっちゃん本人がそう願うならとおもったので

承諾しました。

 

話しは戻りますが この日(10日)

20時40分まで病院いたのですが

私の問いかけにはほとんど反応せず

会話的なことも出来ない状態でした

目を覚めることもなく

たまに薄目を開けるぐらいで

私はそれでも 手を握ったり

マッサージ的なことをしていた

不意にえっちゃんの顔みたら

えっちゃんは涙を流していた

私の声は聞こえてるみたいで

反応したい気持ちがあるみたいだったけど

反応できない自分(えっちゃん)に

涙したんだと思います

もう やりきれない・・・

 

こんな状態が続くとなると

私が辛いし耐えられない

 

時刻は19時過ぎ 看護師さんが病室に入って来て

ご主人この後主治医からお話があるそうです

と言われ 時間は大丈夫ですか?と聞かれ

私は今日も20時過ぎまでいますから大丈夫ですと答えた。

 

しばらくして主治医と数名の看護師さんがやってきた

別室に移動して話しをしました。

私はこの容態はどういう事ですか?と聞いてみた 

「7日21:00~9:00」 

「8日21:00~9:00」 

「9日21:00~12:00」

の時間 強い眠剤を使っていたらしいのです

通常は12時間使うみたいで 

ただ 9日だけ15時間になっているので

理由を聞いてみました 

そしたら その日(9日)の担当看護師さんが

眠剤が切れて 

えっちゃんが苦しいと言ってたみたいなので

追加で使いましたと 

 

 

ここからは

主治医と私の会話です

私:今の容態はどういうことですか?

主治医:○○さん(えっちゃん)は体力的にも

弱ってたので 薬(眠剤)がすこし効きすぎてる

感じで目が覚めずらい状況みたいで

私:なんとかならいんですか?

主治医:今のところはこの眠剤を使うことぐらいしか無いのが

現状です すいませんが・・・

私:今のえっちゃんの状況でこの後も

眠剤(21:00~9:00)を使うんですよね?

主治医:そのつもりですが

私:だったら せめて 今の眠剤が切れて

多少、目が覚めてからじゃダメなんですか?

主治医:ダメではないですが 眠剤が切れて

○○さん(えっちゃん)が苦しんでからだと

この眠剤は即効性があるわけじゃないので

効くまでに時間が掛かるのでその間

○○さん(えっちゃん)が辛い状況になってしまいますが

私:今の妻(えっちゃん)の状況を考えると

どう見ても 目が覚めてない状況で眠剤を使うと

どんどん眠剤が蓄積されて 

より目が覚めない状況になってしまうじゃないですか?

今の状況が続くようだと私は辛いし耐えられないので

だから 私が来るときぐらいは30分いや10分だっていいんです

「私は水曜日(会社をお休みしてる)土曜日 日曜日 祭日」

6時間~8時間えっちゃんに寄り添ってるわけですから

しゃべれなくてもいいんです ただ目を覚ましてくれたら

先程(9日の)看護師さんが言ってましたよね?

眠剤が切れて○○さん(えっちゃん)が苦しいと

言ってたみたいでと

そういう(えっちゃんとの)時間があるのなら 

私にもその時間を作って下さい

私、何か変なこと言ってますか?

主治医:○○さん(私)気持ちは分かりますが

ただ 本人の体調とかもあるので

はっきりとした時間は読めないので

私:そうですね 確かな時間は読めないですよね

そしたら 私が来る前日は眠剤を止めてもらっても良いですか?

仮に止めてた時に妻(えっちゃん)が苦しそうにしてたりしたら

眠剤を使っても構わないので

主治医:○○(私)さんがそう言うのであれば

今週の金曜日と土曜日は眠剤を使うのは止めておきます。

 

私はこころの中で呟きました

主治医たちは他人事だと

おもっているのかもしれません

主治医にしたら患者さんの

一人なのかもしれません

でも 私にとっては 今の状況がどうであれ

この先も共に一緒に歩んで行こうと決めた

大事なパートナー(妻)なんです

 

 

 

この後 私は病室に戻り えっちゃんの手を握ってあげた

そしたら えっちゃんの手の温もりが伝わってきた

なんだか すごく 切なくて

胸が張り裂けそうだった

また 涙が止まらなくなって

泣きながらずっと

えっちゃんに

 「えっちゃん 聞こえる? えっちゃん 聞こえる?」と

何度も何度も声をかけ続けていましたが

ほとんど反応せず たまに薄目を開ける程度でした

結局 この日(10日)は何も話すことが出来ないまま

時刻は20時30分を過ぎていた

この日(10日)は20時40分病院を後にするのでした。

 

 

本当に神様がいるんだとしたら

こんな 酷い仕打ちある?

えっちゃんが何かした?

えっちゃんがどれだけ頑張ってきたか

わかってる?

両手足・声・そして今度は目まで奪って

どうするつもり?

私からは何を奪っても構わないので

もう これ以上えっちゃんから何も奪わないで

ください。

 

最後まで見て頂きありがとうございました。