2月14日バレンタインデーの早朝から降り出した雪が、

1日中降り積もり、

夕方には50cmを超し、まだまだ降り続く。

この段階で、先週の43cmはおろか、

十数年前の大雪記録も突破。

結局、翌15日(土)の昼前に止んだ時は、

なんと114cm(甲府気象台)、

大人の腰までもある。


外に出られない。

豪雪地帯の映像を目の当りにしている。


外に置いた車の屋根の除雪途中。



除雪した雪は、車の屋根の高さまである。


一日雪かきしたが、まだ車が道路にまで出られない。


暗くなって、この日の作業は終わりにしたが、

この写真の右側の物干しざおまで届きそう。


翌15日(今日)も一日雪かきに明け暮れたが、

近所の片側支持ガレージで、

つっかえ棒をしてないものはすべて全滅。

我が家の自作ガレージ(最初の写真)も、

メインフレーム(75mm角管)が、たわみ出してつっかえ棒(中央)。


我が家の被害は、屋根の鬼がわらが、雪と一緒に脱落。

それと、庭の花桃が、直径10cm以上の幹ごと折れてしまった。


従来は乾燥して、ひと冬で数回しか降らない甲府盆地の

この異常状態は、

原発事故とは別の、まったくもっての想定外。


水曜日から、また雪の予報で、

弱い部分の雪おろしが必要との事。



雪かきは明日もまだ続く。







ここ数年お手伝いを続けさせていただき、

先々月には新潟での展覧会を行った、渡辺隆次画家について、

12月25日の山梨日日新聞の一面のコラム“風林火山”に書かれています。

ここに、そのまま転載させていただきます。


「冬至冬中冬はじめ」。

そんな言葉の通り、冬至を過ぎて寒さが厳しく感じられる。

山梨の寒さは一様ではない。

富士北麓、八ヶ岳南麓などでは一段と身にしみるころとなった


南麓の冬を思いながら、北杜市に住む画家渡辺隆次さんが今年、

刊行したエッセー集「山里に描き暮らす」(みすず書房)を読み返した。

1939年東京・八王子市の生まれ。

77年に南麓に移り住んでからの心情がつづられている。


その中のエッセー「貧乏上手」に引かれた。

絵だけで生きていくのはいつの時代も困難なことだ

「一匹の虫のように呼吸のできる営為(それが私にとっての描くということだが)と、

ほんの少しの才能に加え、貧乏上手という粘り腰的能力が必要だ」。

絵筆を折らないための心持がそう記されていた。


自然の中にあっての暮らしで植物や動物に親しみ、

時代とともに変化する山里を見つめてきた画家。

八ヶ岳南麓の春夏秋冬に一人、施策をめぐらす文章は味わい深い。


今年もあと数日。

寒さに身を縮めながら一年を振り返れば、

うまくいかなかった事ばかりがよぎる。


「貧乏上手」はこう締めくくられる。

「人は哀しい。哀しいが、陶酔の夢の束を懐に、

どこまでも行くことができるのである。

杖をついたり転んだりと、これもまたしかし一興かな」。

貧乏上手の境地に達してこその豊かさか。

足元にも及ばない身を振り返りつつ励まされる気がした。 (井)





渡辺隆次展が開催中です


場所 新潟県角田山妙光寺

期間 10月10日~11月4日

(詳しくは、後載のチラシ参照)


まずは、入り口に入った途端、

100号サイズの2点の作品が、でっかくお出迎え


孟宗竹の作品台は、自分が作りました


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履物を脱いで中に入ると、

“山里に広がる生命の宇宙に”にご案内


今回はそのごく一部を紹介します


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今回メイン展示の胞子紋の世界(フィリア美術館所蔵)
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自分が3年間に撮りためた、アトリエの風景も

写真にして展示しています

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関心のある方は、会場に足を運んでみて下さい

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