今回は「産業別でみる優遇不遇その2」を書いていきたいと思います。
前回の記事では第1次産業など大きく分けた産業別で書いていきましたが、今回はもっと具体的に書いていこうと思います。
まず第1次産業は農業・林業・漁業と存在しますが、どうあがいても場所を自分で決められない物があります。
それは林業と鉱業です。
他の2つは特産や取れる物の違いこそあれど、都会でもやっている人は一定数います。
しかし林業と鉱業に関しては、そもそも取れるところが都会の中には存在しません。
この二つは他の条件が揃っていたとしてもこういった理由から今現在ある都会で営むことは難しいでしょう。
農業に関しても都会でしようと思うと、かなりの土地代がかかります。
最近では土を使わない野菜作りの技術などが出てきて、技術もかなり進んできていますが初期投資費がかなりかさむでしょう。
漁業は風評被害と皆さんの先入観の問題で敷居はかなり高いでしょう。
東北産と書かれていても避ける人は多いでしょうし、ましてや東京湾でとれました!
と書いていても海が汚いんじゃないか、と考える人も少なくありません。
そうなってくると都会で出来なくもないですが、販売経路の確保に苦しむことになるでしょう。
しかし漁業に関して言えば、釣りをする人はわかると思いますが、案外都会付近の海もきれいですし、魚などもおいしいのでわかる人にはわかって貰える分まだマシなのでしょうか。
次に第2次産業です。
この中には製造・建設・鉱業が該当します。
前回の記事でも書きましたが、おおまかに言えば作る人達です。
この人たちが居なければ、皆さんはかなり不便な生活を送っているでしょう。
誰でも出来る仕事から職人と呼ばれるレベルの仕事まで、その内容は様々ですが世界の中にある様々な商品を作っている人たちです。
誰でも出来る仕事と書きましたがこれは技術的な意味で言っています。
私から見ればある意味才能が必要だと思う仕事も含まれています。
そういった意味では誰でも出来る仕事ではありません。
この第2次産業ですが、私の中では一番不遇だと思います。
まず第一にブルーカラーと呼ばれ何故か蔑む人たちが存在しています。
私自身はブルーカラーという言葉に軽蔑の意味が含まれていると考えませんし、むしろこの人たちが仕事をしてくれないと原始時代に逆戻りです。
皆さんがアイフォンすげー!とか言っているそのアイフォンもこの第2次産業の技術の結晶ですし、俺はこんなにすごい家に住んでいるんだぞ!とふんぞり返っている人も第2次産業の人が建てた家に住んでいるのです。
最近では受注生産のみを行っていた様々な会社が、今までのノウハウを駆使して自社で新しい商品を生み出そうと色々な取り組みを行っています。
しかし製造することは出来ても宣伝から販売までのノウハウを持っていませんので、あまり世に出ないのが実情です。
実際現場に行って購入したらどれも既製品よりもすばらしいものばかりなので、一度は探してみてください。
話しは逸れましたが、この人たちが不遇な原因がまず消費者に対する直接の販売経路を持っていない所が多いというのがまず1点。
直接の販売経路を持とうとすると第3次産業の人に様々な方法で妨害される弱者であるという現状があります。
次に1つの物を作る為に掛かる機材費が途方もなく高額であるという点です。
例えばネジを作る会社がネジだけでなく他の物も作ろう!
となっても初期投資費が余りにも高すぎて、他の物を作る機会が失われているという点です。
直接の販売経路を持とうとすると妨害されるというのはどういう事かというと、調節の販売経路を持ってしまうと元々販売経路を持っていた人からするとライバルになるという認識になると同時に、商品が1つ減るという事になります。
ここまで書くとわかると思いますが、簡単に言うと恐れているのです。
昔は今みたいに便利な世の中ではありませんでした。
その中で広い販売経路を持っている人というのはかなりの努力をしたと思います。
しかし今は状況が変わってしまい、日本国内ならどこでも交通網や通信設備が整っています。
この状況で販売経路の話しになっても特に苦労することなく確保は出来るのです。
いわば既得権益となっている状態なのです。
独自の販売経路を持つつもりなら、うちが関わっている所全てに声をかけて出入り禁止にするぞ、と言われてしまったらどうしようもなくなってしまうのです。
しかもその上で
今回みたいな余計な事をするからなー
今まで出来てた信頼が崩れたなー
取扱いどうしようかなー
と言われてしまうと値段を下げるしかありません。
ここまでひどい事はそんなにありませんが、無いとは言えないのが今の世の中です。
消費者が買ってくれないならその商品は適切な値段で無かったか、もしくは求められていない物なのです。
それを無理をして売ろうとするので第1次産業・第2次産業の人が値下げを要求され国全体が苦しい状況になるのです。
はっきり言って第3次産業の怠慢としか言いようがないのです。
第3次産業が商品の権利を持っているかもしれませんが、その権利を使うための技術が存在しなくなったらその権利を手放すしかありません。
どんどんと国外に工場を作っていますが、その工場の権利を持っているにすぎません。
技術が完全に日本から無くなった後に全ての国外の工場からの技術提供を止められてしまえば日本は何もない国になります。
技術大国を謳っていましたがそれはもう過去の話しです。
確かな技術を持った人たちは国外にどんどん流出していますし、様々な分野でも跡取り問題が大きくなっています。
次回も続いて「産業別でみる優遇不遇」を書いていきたいと思います。
ではまたの機会に!