AIの発展により、最近は英語と日本語間の翻訳レベルが一気に高まりました。この進展度合いからして、A言語の壁がなくなっていくとも感じてしまうほどです。

ここ10年で見てもその精度は肌間でもかなり高まりました。私が初めて海外に渡航したフィリピンのセブ島で、今から約10年ほど前となる2014年9月の頃でした。

 

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当時は、Google翻訳の質(日本語から英語)はあまり良くなく、現地の人たちと翻訳機を通した会話は難しいことがありました。翌年(2015年)からオーストラリアのシドニーにある語学学校に通い、2017年2月からはタウンズビルにある大学へ入学しました。

 

年々その翻訳の精度は高まっていくのを肌間でも分かりましたが、特に2023年当初から始まったAIブームによりそれが一層加速しました。

 

自身は英語運用では特別大きな問題を抱えたことはなく、スムーズに習得できた方だと思います。なので、翻訳ツールに頼った期間は主に海外移住当初が中心で、その後は特にITツールなしでも会話は可能でした。

 

しかし、2023年半ばからベトナムのハノイに移住してから、日常生活で再び翻訳機を欠かすことができなくなりました。現地に移住した時はベトナム語力はほぼゼロから始まったため、翻訳機なしで現地の人たちと会話するのは困難でした。

 

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翻訳機や自動音声アプリを使用することで、簡単なやり取りはできるものの、込み入った話となると上手くコミュニケーションが取れていない気がしました。また、翻訳機を通して会話をしていると、お互いのニュアンスがどうしてもずれてしまうことがあります。

 

一方でベトナム語で重要なやり取りをするときに、信頼できるネイティブスピーカーに仲介となってもらうと安心感がありました。

 

相手側にとってもやはり話の通じるヒトを通した方が、やり取りがスムーズにできる点があるからでしょう。もちろん、これは簡単な日常会話ではなく、何かの契約など内容が複雑な場合を対象としています。

 

ここで重要な問いは、「該当の言語力がない人がAI翻訳機のみで言語の壁を乗り越えることができるか」です。

個人的にこの溝をAI翻訳機のみで埋められるかというと少し難しい気がします。

そこで私が注目しているAIを活かした自動翻訳サービスは、各分野の専門家をリアルタイムで翻訳作業を行えるOyraa(オイラ)です。Oyraaを使用することで、利用者は該当言語の専門家とすぐに電話やチャットにつなぐことができます。

このようなサービスであれば、現状AIではなかなか埋められない課題をカバーすることができるでしょう。厳密には、オイラでも利用者データを蓄積してサービス向上に活かしているため、AIを活用していることには変わらないですが。

AI翻訳機では埋められない対ヒトの領域について、今後はオイラのようなヒトとAIを組み合わせたサービスが求められてくると思います。

最近の経済ニュースでは、円安をテーマとしたものが注目されています。円安にまつわる為替、物価、インバウンド需要、海外旅行や海外留学の費用増加などが挙げられます。

 

2024年は夫婦でハワイに行くと「60万円」かかる!? 5年前は「30万円」ほどでしたが、食材を持ち込んで「自炊」すれば節約できるでしょうか? 円安でかなり高くなってますよね?

 

私は2020年3月から23年半ばまでシンガポールに滞在しており、そこで肌感覚で円安を感じられました。

 

まず、為替から見ると2020年3月は1ドル76円でしたが、2024年5月末では115円です。この4年半ほどで51%(115÷76)ほどドル高円安となっています。

 

また、シンガポール滞在時には、ビジネス系のコミュニティである「シンガポール和僑会」に参加しており、金融の専門家も多くおられました。そこでのイベントで、2021年あたりからよく円安が話の話題となっていたため、円安を考えるきっかけが身近にありました。

 

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円安が進行することは、多くのシンガポール人からするとシンガポールドルの価値が上がっていくため、日本旅行がしやすくなるなどメリットが多いです。

 

個人的に円安だから海外移住をするのはオススメしないですが、今後のことを考えると若い人ほど円安のトレンドは考慮することは重要だと思います。

 

今回は、大学生向けに円安に備えたキャリアの準備について深掘りをしていきます。補足として、海外に興味がある方を対象としており、円安は一つの要素として考えています。

海外移住と円安に備えた準備

①語学学習

将来、海外に住んでみようと少しでも考えている方は、まず語学学習を始めることが大事です。

 

私は高校生の時から英語には関心があったので、英単語や文法はよく勉強していました。そして、18歳の時に(オーストラリア国内)海外大学を目指すことになり、大学受験で使用されているIELTSという英語試験に向けた学習を始めました。

 

語学学習については、海外就労や海外生活を目的とするなら、基本的にスピーキングやリスニングを重視した方がいいです。例えば、私がシンガポールの現地企業で就職した際の面接では、簡単な英文法のテストもあったけれど、英語のスピーキングが面接の中心に行われました。

 

その仕事の専門性があるかどうかよりも、特に海外の外資系なら最低限英語を聴けて話せる方が重要視される傾向にあります。

②経済成長している国のリサーチ

大学時には英語学習をしている方は多いと思いますが、その先の話となる興味のある国のマーケットをリサーチしている方は意外と少ないです。

 

私は大学卒業したタイミングでこれらを考え始めたため、学生の時はビジネス英語などばかりに意識が入っていたのはもったいなかったと思っています(笑)。

 

経済成長している国の確認方法として、その国の経済成長率、平均月収・年収とその増減率などの指標が挙げられます。そして、実際に自身がその国に深い興味関心を持てるかも確認する必要があります。

 

まず、経済成長が著しい国の一つであるシンガポールの平均月収の中央値における推移を例に見ていきます。

 

シンガポールの正規雇用者における平均月収の中央値
2018年:4,437SGD(51万7,449円)
2019年:4,567SGD(53万2,610円)
2020年:4,534SGD(52万8,761円)
2021年:4,680SGD(54万5,788円)
2022年:5,070SGD(59万1,270円)
2023年:5,197SGD(60万6,081円)

*1シンガポールドルは116円計算

Summary Table: Income|Ministry of Manpower

 

 

2018年から2023年の5年間で、約760ドル(8万8,632円)増加しています。裏を返せば、円安であってもこのような国で就労すれば、円安の恩恵を受けられます。

 

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また、これらはオンライン上で誰もが手に入れられる情報ですが、後者は現地に行き五感を使って判断する必要性があります。

 

個人的に大学生など比較的時間のある方ほど、後者を中心に決めて良いと考えています。イメージとして、その国の経済指標を考慮しつつ、あとはその中から現地に入って好きなところに移住する流れです。

 

シンプルに経済成長している国に行けばいいわけでもないし、そのような国が自身に合っているかを考える上で、数値のみを見ることは移住後のリスクが大きいからです。

ただし、学生の時から海外のマーケット情報を見ていくことで、情報感度が一気に高まるので、それ自体はおすすめです。

③専門家への相談

専門家に意見を訊いてみることは、どの分野でも大切であり、海外移住を検討する際も同様です。

 

一般的にスキルや経験が少なめの大学生だからこそ、むしろこれらを活用するべきです。傾向としては、海外でも一定の年齢が達したらそれ相応の経験が求められることがあるからです。

 

あと、大学生のうちから色々な国の情報を得ておけば、早い段階でその準備や意思決定も行えることも重要な点となります。

 

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先述のシンガポール移住を検討した際には、GJJ株式会社(GJJ)を経営されている田村貴志さんにご相談をさせていただきました。GJJさんは、海外就職からその後のキャリア育成に向けた人材育成のサービスを行う法人となります。

 

GJJさんの強みは東南アジアを中心とした各国々の人材会社のエージェントとコネクションを持っている点です。シンガポールであれば現地の複数の人材会社とのコネクションがあるため、多角的に情報収集をしやすい点が特徴です。

 

田村さんとのお話の中で、具体的に自身がシンガポールでビザ取得ができそうか、シンガポールのマーケット情報などのコンサルティングをしていただけました。

 

このような相談時には、今後成長しそうな国や自身の状況に基づいて就職できるチャンスがある国などを訊く良いでしょう。

私は2017年2月から2020年始めまでオーストラリアのジェイムズクック大学(JCU)に通っていました。その前の2015年5月から2016年5月までは、シドニーにある語学学校に行き、そこで大学レベルの英語力を身につけた経緯となります。

 

専攻した心理学部(Psychological Science)の大学入学試験はIELTSという試験が利用され、要件は全領域(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)で6.0を取得することでした。こちらのIELTS6.0はTOEIC®テスト780点、英検準一級に相当します。

 

当時は海外大学卒業後のメリットなどはあまり考えず、それよりも海外の大学で勉強したかったり、その経験を欲しかった側面が強かったです。

 

現在は大学卒業後から4年ほど経過して、これまで周りの人たちに海外大学へ行くことのメリットやその経験はどうであったかを訊かれることが多々ありました。

 

今回は海外大学に関してよくある疑問について、深掘りしていきます。これまで漠然とした海外大学について、よりイメージが湧きやすくなるコンテンツとなります。

 

海外大学に関してよくある疑問についての深掘り

①ビジネス英語が身につくか

(英語圏の)海外大学に行くことで、英語で多くのレポートを書いたり、教科書を読む必要があります。例えば、自身も月数本のレポートを提出しており、そのために多くの文献を英語で読んでいました。

 

実際、私が通っていた心理学部には外国人はほぼおらず、自分以外ほぼ全員英語のネイティブスピーカーでした。初めの頃は、教室内のディスカッションについていくことがかなり難しく、自分の言いたいことがほぼ言えない状態でした。

 

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ある時からネイティブスピーカーのみとのディスカッション自体がいい機会であると捉えられるようになっていきました。考え方の変化や経験値の積み重ねにより、少しずつ自身の言いたいことを自然と言えるになりました。

 

結果的に学内におけるほぼ全てのやりとりを英語でこなしたことで、ビジネスレベルの英語力を身につけることができました。つまり、概ねいずれの海外大学であっても、ビジネス英語レベルまでは持っていく可能だと思います。

 

②ネットワークは拡がるのか

海外大学を通してネットワークが拡がるかに関しては、ケースバイケースです。

 

私の場合、海外大学を通して学内外で多くの人たちと交流する機会がありました。そこで、日本に関心が高いオーストラリア人を中心に仲良くなった人もいました。そのような人たちと密にいろいろ話すことで英語力が上がったり、現地の生活で大いに助かりました。

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しかし、オーストラリアを離れてから現在までコンタクトを取り続けた人はほぼいないです。ここに関しては、人によって異なると思います。もちろん、海外大学に行くことで人脈は拡がりやすくなることは間違い無いです。

 

ポイントとしては、海外大学以外にも海外就労や海外移住全般であっても同様にネットワークを拡げることができるということです。

 

個人的には大学卒業後に移住したシンガポールの方が、長期的に交友関係を続けられる人たちが多かったです。それはシンプルにお互いアジア人でコミュニケーションがしやすかっただけなのかもしれません(笑)。

③海外移住の機会につなげられるか

海外大学に行くことでスムーズな海外移住につなげやすくなります。私はJCUの卒業後には、2020年初めからシンガポールでの就労機会を得ることができました。

 

当時のシンガポールでの就労ビザは現在ほど厳しくなかったです。自身が兼ね備えていたビジネス英語、海外滞在歴、若さ(当時のビザは若いほど有利な条件であった)で、ビザ取得ができる状態でした。

 

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基本的には海外大学を卒業することで、海外のインターンシップや就労に活かしやすくなります。

 

また、日本の教育機関や関連の団体では、中高生向けに海外大学の情報を共有している機関があります。私は何度かそのような機関で、自身の経験をシェアしたり、コンサルタントをしたことがあります。

 

つまり、海外大学を通ようことで、関連の情報やノウハウを求めている人たちに情報提供をする機会につなげることも可能です。

 

しかし、海外大学卒業のみでは長期的な海外定住は難しいともいえます。イメージとしては、オーストラリアやシンガポールの永住権(PR)を取得したり、タイやマレーシアなどでリタイヤメントビザを取ることです。

 

例えば、シンガポールのPR申請を行うには、下記のいずれかを満たすことが要件です。

 

シンガポールの市民権者またはPRの配偶者
未婚の法定子で21歳未満
シンガポールの市民権を保有している高齢の親
Employment PassまたはS Passの保持者
シンガポール国内の学生
シンガポールへの海外投資家

 

Becoming a Permanent Resident|ICA

 

海外移住をすることで、シンガポールへの就労につなげやすくなります。さらに高いステップであるPRを取得して長期滞在できるかは、それ以外での仕事の成果、個人の活動、資産額などが必要求となります。

 

海外大学を卒業することは海外移住へのファーストステップを踏みやすくなりますが、その後は別の領域が重要となっていきます。

④どこで勉強するか

私がJCUに通い始めた当初と今から通うのでは、かかる費用が大きく変わります。当初の2017年2月のレートは86円ほどで、2024年5月現在のレートは101円となり、17%ほどの為替差です。

 

円安が進んでいることで円換算での学費が上がってしまい、金銭的に海外大学へ行くハードルも上昇しています。

 

現在では、オンラインで海外大学の授業を受けて、学位を取得するという選択肢もあります。どうしても現地での交流や体験価値を得にくい部分がある反面、高いタイムパフォーマンスで効率よく勉強を進められるメリットがあります。

 

大学卒業後にしたいことやプランがある場合は、これは良い選択肢だと思います。先ほども説明したように海外大学は一つのプロセスなので、必ずしも現地で学ぶことが良いとは言い切れないからです。

 

次に現地で勉強をするとしたら、英語圏であるとオーストラリア、ニュージーランド、イギリス、アイルランドやアメリカが挙げられるでしょう。知っておいた方がいいことは、入学用の英語試験です。

 

先述のIELTSは主にオセアニア圏の大学の入学試験で使用されてたり、アメリカではTOEFLが使われるなど、その国や大学によって英語の試験内容が変化します。まず、自身でそれぞれの試験内容を見て、どちらの試験が向いているかを把握します。

 

そのうえで、興味のある国を探していき自身の専攻したい学部が特化している大学と照らし合わせていく作業をします。もし時間に余裕があるなら現地のオープンキャンパスなどに参加して、雰囲気やコース内容をリサーチしてみることをおすすめします。

 

多くの人にとって英語力を上げることは、課題であるでしょう。

 

私は小さい頃から英語に興味がありましたが、本気でその勉強を始めたのは19歳になってからでした。当時は北海道内の大学に通っていましたが、オーストラリア国内の大学進学を目指すことにしたからです。

 

海外大学を目指した理由は、長期的に海外に住んでみたいという思いがあったことと英語力を身につけてみたかったからです。結果的に、まずシドニーの語学学校に1年間通って、その後はタウンズビルにあるジェイムズクック大学(JCU)に通いました。

 

個人的に英語学習でもっともハードだった時期は、語学学校時でした。その頃は海外大学の進学レベルまで、1年間以内に英語力を上げる必要があったからです。

 

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私の場合はリーディングとリスニングは得意な方でしたが、スピーキングが大の苦手でした。一方で英語の全体間でいうと全ての分野(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)において、海外大学に行けるレベルではなかったです。

 

ただ、日常的に英語力を伸ばすためにいくつもの習慣づくりを活かせたことで、海外大学レベルの英語力を身につけられた経緯があります。

 

今回は自身の経験を踏まえて、英語力を上げるためにできる4つの習慣を紹介します。こちらは日本にいても実践でき、どの英語レベルでも応用できる習慣となります。

英語力を高めるための習慣づくり4選

文法と構造を理解する

英語力を上げるうえで英単語や文法を覚えることは、当たり前ですが重要です。加えて、接頭辞と接尾辞を覚えておくことで、より効果的な英語理解につなげられます。

 

接頭辞は英単語の頭の部分を指し、接尾辞は単語の終わりにつく部分のことです。具体例として、下記が挙げられます。

 

接頭辞
re: 再び
recall, reborn, reelection
in: 中へ
include, inside, income

接尾辞
able: 〜できる
reliable, adaptable, enjoyable 
ful: 充実している、満ち足りている
poweful, helpful, careful

これらを覚えておくことで、初めてみる単語でも意味の推測ができるようになります。例えば、rebornという単語について生まれる(born)という単語を把握していれば、再び(re)という接頭辞と組み合わせて、ある程度意味を理解できます。

本やメディア記事を読む

私は海外大学を目指している時期に行っていた習慣として、本やメディア記事を読むことでした。どんな本や記事を読むかでいうと、基本的に自身の興味のあるジャンルを読むと良いでしょう。

 

私の場合、大学入学前は専攻予定であった心理学関係の本を中心に読んでいました。そこで、心理学の専門用語や英語の言い回しなどを理解することができ、大学入学後の勉強もスムーズ化できました。

 

英語で何かを読み進めるうえで、英語で英語を理解することも重要となります。

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初めのうちは、意識的に英語を日本語に訳して読むことになりがちになるでしょう。分からない単語があった場合も、英語訳で調べるなどが対策となります。それらを少しずつ英語のみで理解しようとする習慣を作れると、英語への理解度向上も図れます。

 

自分よりも英語力があるメンター探し

英語力を上げていくためいくためには、客観的なアドバイスをくれるメンターを見つけることがかなり重要です。自身の課題としている分野(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)への助言をしてもらえると尚よしです。

 

私はシドニーの語学学校に通っている時期に、英語のライティングを中心にアドバイスをくれる先生がいました。

 

具体的には、その先生から週一回ほどライティングの課題をもらって、それを添削してもらいさまざまなアドバイスをしてもらえました。だいたいそれを半年間くらい繰り返しました。

 

そのおかげで、大学入学後にはライティング関係(レポートやエッセイ)では困ったことはほぼなく、学内の平均以上の成績も取得できました。

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もちろん、メンターを見つけることは簡単でないですが、能動的にそのような方を探すことで見つかるものだと思います。

英文を読み上げる  

英語の勉強を始めた頃によくある課題は、なかなかネイティブスピーカーに発音が通じないことです。私の1年目の留学時期においても、自分の発音が通じなく、苦戦した時期がありました。

 

英語の発音に関しては、日々英文を読み上げるなど練習が重要です。周りに英語のネイティブスピーカーに自身の発音が通じるかを試すことも良い練習でしょう。練習を重ねることで、少しずつ自身の発音が通じるようになれば、自然と自信もついてくるはずです。

 

また、英語でプレゼンテーションなどをする機会があれば、それを録音することも良いオススメです。

 

私はこれまでオーストラリアに4年間、シンガポールには3年間、ベトナムのハノイに9ヶ月ほど滞在しました。オーストラリアは語学留学と海外大学(正規留学)で、シンガポールとベトナムは海外就労となります。

 

最初から長期的な海外在住を目指してオーストラリアで勉強したというよりは、初めは海外に住んでみたいことや英語力を上げることが主な理由でした。

 

オーストラリアでの大学(ジェイムズクック大学)卒業後には、ビジネス英語や海外経験を活かしやすいという観点からシンガポールを検討しました。そのようにして結果として、3カ国移住をした流れとなります。

 

個人的には、いまだに海外で理想とする働き方や仕事の取り方などはできておらず、もっとステップアップしないといけないという危機感を感じています(笑)。

 

日本で周りの友人・知人と話していると、海外移住に興味があっても何から始めるべきかを把握できていない人が多いように見受けられました。また、意外と日本の優秀な方でも海外となると、あまり情報がないというケースもありました。

 

そこで、これまで自身が行って良かったことや、海外移住をスムーズに進めていくためにできることを振り返りたいと考えました。

 

20代(から30代半まで)を目安に東南アジアへ移住をするために取るべき行動を共有していきます。年齢によって移住の進め方が異なるため、自身が行ったことを応用しやすくするため、若者を対象にしています。

 

海外移住を実現するために取るべき行動5選

①英語の勉強

どのレベルまで英語力をつけるかはケースバイケースですが、日常会話レベルまでは取得することが重要です。

 

日本にいるとなかなか英語を話す機会がなく、特にスピーキングを練習するのが難しいでしょう。私は海外留学をすることでスピーキングを上げることができましたが、日本にいるときはそもそも練習の場が少なく感じていました。

 

日本にいながらするべきことは、日常会話の単語を覚えておくことです。単語を覚えるのはどこでもできるため、海外に行く前に覚えておくことが効率的となります。単語さえ覚えておけば、あとは現地に行ってから英語の聞き取りや話すための準備に時間を使いやすくなります。

 

また、仕事で英語を使いたい際は、自身の専門分野や興味のある分野に関する英単語を覚えておきましょう。

 

私はシンガポール滞在時に、Prudentialという保険会社の金融商品を購入しました。最初からシンガポールの金融商品には興味があったため、移住前から簡単な単語を勉強していたことは購入時に役立ちました。

 

②自身分析

自己分析を行うことは、日本や海外に限らず必須となります。20代であるとなかなか強みや専門性が見出せないかもしれないです。そうであっても些細なことも含めて、自身の経験やスキルセットを見直します。

 

私の場合も大学卒業に持ち合わせていたものは、ビジネス英語や4年ほどの海外滞在歴くらいでした。興味のある分野や好きなことはわかっていたものの、特にこれといった専門性はなかったです。

 

これを行うことでどのタイミングで海外移住をするかの判断軸にもなるため、とりあえず今あるものを書き出してみることをオススメします。

 

③海外とコネクションを持つ法人・個人とのコンタクト

専門家に意見を訊いてみることは、どの分野でも大切であり、海外移住を検討する際も同様です。私がシンガポール移住に関心を持ったタイミングで、当時は現地のコネクションを持っている知り合いなどは誰もいなかったです。

 

そこで、日本で海外就職に詳しい法人を探して辿り着いた方がGJJ株式会社(GJJ)を経営されている田村貴志さんでした。GJJさんは、海外就職からその後のキャリア育成に向けた人材育成のサービスを行う法人です。

 

個人的にGJJさんの強みは東南アジアを中心とした各国々の人材会社のエージェントとコネクションを持っている点です。シンガポールであれば現地の複数の人材会社とのコネクションがあるため、多角的に情報収集をしやすい点が特徴です。

 

田村さんとのお話の中で、自身がシンガポールでビザ取得ができそうか、シンガポールのマーケット情報などのコンサルティングをしていただけました。一人では海外移住をする際は不安になりやすいですが、客観的に専門家からアドバイスを聞くことで、一歩を踏みやすくなります。

 

また、アドバイスを伺う対象は法人でも個人でもどちらでも良いと思います。

④マーケット情報のリサーチ

事前に興味のある国のマーケット情報をリサーチすることは、海外移住において重要です。

 

例えば、現在のシンガポールの就労ビザの要件は下記となります。

 

2023年9月1日よりシンガポールの就労ビザでは、「COMPASS」(Complementarity Assessment Framework)が導入された。

構成項目:
C1:給与、C2:学歴と、企業属性となるC3:国籍多様性、C4:ローカル雇用の促進

 

Eligibility for Employment Pass|Ministry of Manpower

 

 

加えて、シンガポール政府が定めている人材不足の職業リスト(Shortage Occupation List)であれば、ビザ取得をしやすいです。

 

それ以前の就労ビザの要件は、最低給料額が定められており、申請者の年齢・卒業大学などによってその額が変わる仕様でした。

 

伝えたいこととして、その国のビザ要件を含めてマーケット情報は日々変化していることです。なので、(私の移住時)4年前にシンガポールに移住するのと、今から移住するのでは求められる要件はかなり変わっていきます。

 

先ほどのGJJさんの事例とつながっている点ですが、そのうえで今のマーケット情報を知るために人材会社など、さまざまな方に情報を訊いてみることが重要です。

 

事前に知っておくべき点としては、国によっては就労ビザを発行する要件として、一定の就労期間が必要な場合があることです。新卒で海外に行こうと思った場合、それらの要件がない国にいく必要があります。

⑤さまざまな国への旅行

私の場合、海外移住先を決める程で、東南アジアを中心に様々な国によく旅行へ行きました。その旅行をきっかけとして、シンガポールやベトナムに移住した経緯があります。

 

旅行前は、実際に漠然とした情報しか把握していなくても、両国とも実際に行ってみて感触が良く、移住を決定した流れです。

 

その際は、渡航先の生活者に人気のあるスポットを観るのみならず、(特に日本食周り)地元のスーパーマケットなど生活感を確認することが重要です。例として、私が初めてシンガポールに行ったときは、多くの日本食が揃っているドン・キホーテを見て、生活環境は良さそうだなと感じました。

 

また、その街の雰囲気、人々の気質も見ておくことも大切です。なかなか分かりにくい領域でもありますが、実際に行ってみることで感じ取れるものであります。

昨年の7月末にハノイに移住してから、8ヶ月以上の月日が経ちました。これまでオーストラリアに4年間、シンガポールには3年間ほどの滞在歴があったため、海外生活には慣れていました。

 

これらの国とベトナムの生活環境と少し違ったため、現地の生活に慣れるのには数ヶ月かかりました。海外生活に慣れるといっても、環境の違う国に行けば適応するのにそれなりの時間は必要ということを改めて感じました。

 

ベトナムは発展中の国であるものの、生活環境は日本と異なる点が多々あります。逆に日本に滞在歴があるベトナム人に日本での暮らしぶりを訊いてみると、共通してベトナムとは違うところが多く大変であったと言っていました。

 

ありがたいこととしては、日本への新日度合いは高く、特に若いベトナム人で日本語を話せる人も多いことです。ベトナム語を話せなくても、現地での生活は何とかなりやすいのは、この点が大きく関係しています。
 

ベトナムでの日本語学習者の総数は16万9,582人となっていて、世界でも6番目に多い人数となっている。

 

2021年度 海外日本語教育機関調査|国際交流基金

 

 

2023年末10月時点での外国人労働者数

(1)ベトナム:51万8,364人(前年比12.1%増)
(2)中国:39万7,918人(3.1%増)
(3)フィリピン:22万6,846人(10.1%増)

 

日本の外国人労働者は過去最多の200万人、ベトナム人が50万人超え|JETRO

 

そこで、今回は日本とベトナムの生活で異なる点を4つ紹介します。ベトナムの暮らしぶりに関心がある方や海外移住先としてベトナムを検討されている方にとって役立つ内容となります。

 

補足として、どちらの国が住みやすいかを伝えたいわけではなく、客観的にどのような違いがあるかを説明することが目的です。

日本とベトナムの文化・経済面での4つの違い

車社会とバイク社会  

ベトナムはバイク社会であるのに対して、日本では車社会です。この特徴は20年以上前から変わっていないようです。

 

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2002年に収録された「水曜どうでしょうClassic ベトナム縦断1800キロ」という番組があります。企画は、大泉洋さんや鈴井貴之さんがハノイ市からホーチミン市までバイクで横断することです。

 

個人的には、かなりサバイバルな環境でバイクを走り抜くという見応えのある番組でした。

 

すでに22年ほど前のベトナムはベトナムの移動手段としてはバイクが中心でした。とはいえ、当時のベトナムではヘルメットをつけない人が多い点、当時はほぼ道路規制がなされていなかったことなど、細かい点では現在とはかなり異なります。

 

企画自体もとても面白いので、興味のある方はぜひチェックしてみて下さい!

街の静かさ  

ハノイ市やホーチミン市などの大都市を中心として、ベトナムではバイクが多いため、日本よりも騒音が問題視されています。逆に日本での中心手段は車や電車であるため、このような問題は少ないです。

 

補足として、ベトナムでも静かな地区や住環境もあり、あくまで一般的な傾向となります。

 

ベトナムの都市部でも静かなエリアや住宅もあるため、上記はあくまで一般的な傾向となります。ベトナム移住をされる際は、その点にも気をつけて家探しをすることが重要です。

 

公園で散歩や運動をする習慣  

ベトナムの習慣の一つとして、夜の公園でみんなで集まってダンスやエクササイズをすることです。日本では朝のライジオ体操などでと似ている習慣となります。

 

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ただ、個人的にベトナムの公園の方が音楽を鳴らしてみんなでダンスやスポーツをするなど、賑やかなところが違うと感じています。

経済成長率や平均給料の違い

私が初めてハノイへ旅行に行ったときは、街自体にも何とも言えない人々の熱気を感じ取れました。以前シンガポールに初めて行ったときに同じような成長感を感じ取れ、移住を決めた過去がありました。

 

このような側面は実際に現地に行かないと分かりにくいため、海外移住先を探すうえでさまざまな国に旅行へ行ってみることをオススメします。

 

一方で成長感をマクロ経済で見て数値として、見ることも重要です。

 

2023年のベトナムにおける実質GDP成長率は5.05%。1人当たりGDPは4,284.5ドルとなる。

 

2023年GDP成長率は5.05%と政府目標に届かずも、第4四半期は6.72%と加速|JETRO

 

 

JETROの「雇用はサービス業中心に微増、平均月収の増加続く」によると平均月収は660万ドン(約3万8,280円、1ドン=約0.0058円)です。年々給料が増加しているベトナムであっても、現在の日本の平均月収(35万円程)と比較すると大幅に異なります。

 

現状の経済規模や給料ベースで見ると日本が豊かである一方で、経済成長率や賃金の伸び率であるとベトナムが優っているといえます。

今回は、個人ブログを2年ほど続けてみて思ったことを振り返ってみます。

 

ちなみに、2年前はシンガポールに滞在していました。当時のシンガポールでは、コロナウイルスが落ち着き始め、国内の移動制限はほぼなかったです。次第に海外渡航が解禁されそうな雰囲気となっており、他の東南アジア諸国への旅行を検討している段階でした。

 

また、当時はいつまで海外にいるか分からないことから、自身が知っている海外情報を情報発信してみようと思ってもいました。その前からブログはしていたものの、そのような思いからよりブログに注力しようと考えた次第です。

 

ブログの書き方に正解はありませんが、2年ほど前の記事を見直してみると、記事の構成や文章などに少し拙さを感じます(笑)。

 

ただ、自身がブログを継続していたから当時の考えやしていたことを振り返れた点はありがたい事です。

そこで、今回は2年以上個人ブログを続けて見えてきたことを共有していきます。特にこれからブログを始めようとされている方に役立つ内容です。

 

個人ブログを2年間続けてみて思ったこと

文章を書くことへの抵抗感が減る

初めは文章を書くことに慣れておらず、ブログ記事を書くことがかなりのストレスでした。抵抗感を感じつつもライティングを続けていくうちに、文章を書くことが習慣にできました。

 

自然に文章を書くことは、日常でも役立つシチュエーションが多々あります。例えば、仕事で自身が行った業務を社内に報告することや友人との日々のメッセージのやり取りなど。一見ブログを書き続けることと関連性があまり見えてこないかもしれないです。

 

ただ、普段からブログで自身が書きたいテーマを届けた読者に、どのような書き方や内容で伝えていくかということを意識していれば、先述の作業にも応用できます。

つまり、内容や形式が異なっても、本質的な部分は変わらないからです。ここではブログの精度よりも、あくまで意識的に上記をしているかどうかがポイントとなります。

 

個人の作品となる

ブログ以外のSNSにもYouTube、Instagram、X(旧Twitter)も含めて、これらの媒体を継続していけば個人の作品となります。前提としてブログの場合、自身が書きたいテーマや経験を第三者に共有できるツールです。

 

例として私は「海外移住、留学、語学学習、東南アジア(特にシンガポールとベトナム)」あたりのキーワード(KW)をもとに、記事を執筆しています。ちなみに、今後新しいことに取り組んで、それをもとにKWを変えていくかも考えています。

 

自身の知識や経験に関する記事として残すことで、ある程度その人の興味関心や得意分野を伝えられ、自己紹介の代わりにもなります。いくら何かに詳しいかったり、面白い考えがあっても、外に共有しないと伝えることができません。

 

第三者に伝える手段となるブログなどSNSを継続していれば、それを1つの作品として共有できます。

 

ちなみに、海外への情報発信することや英語の練習がてら何かしてみたい方は、Mediumなどの海外のブログサイトに投稿してみることをオススメします。

 

 

一から英語で書くことは難しいですが、まず日本語でブログ記事を書いてみて、それを翻訳ツールで英語に直します。翻訳ツールとしてはDeepLが翻訳の質が高いです。

 

もちろん、いくら翻訳ツールを使用したとしても、文章を訂正するための最低限の英語力は必要となる点にはご注意を。

 

マーケティング施策の場となる

個人ブログを伸ばすためにどうすればいいかを考えることで、マーケティング施策の練習となります。そこで基本となる考えがSEOです。

 

SEOとは、検索エンジンに理解されやすいようにWebサイトの内容を最適化し、上記の検索結果に表示させることとなります。noteであると、検索バーで検索したワード内で上位表示(人気、急上昇の項目)されているかが主な指標です。

 

自身の記事のSEOを意識するうえで、自身の取りたいワードをnoteで検索してます。「東南アジア」のワードに関心があるとしたら、そこで上位の記事を読んでみることで、どんな記事が評価されているかを把握できます。

 

そこからヒントを得ながら書いた方が効率よくSEO対策をでき、ブログを継続することはさまざまなマーケティング施策を実施する場となります。

 

留学をする前はさまざまな不安やワクワク感があるでしょう。少しでも良い留学生活をスタートさせるためには、留学前知っておくべきポイントがあります。

 

本題に入る前に、まず私が海外留学を目指すことにした経緯をかんたんに説明します。

 

私は高校卒業後に地元である北海道の大学に通っていましたが、このままやり過ごしていいのかという違和感を感じ始めていました。小さいことから英語に興味はあり、次第に若いうちに一度くらいは海外に住んでみるのも良さそうと思うようになりました。

 

そこで、19歳の時に海外大学の進学を目指しました。フローとして、オーストラリアのシドニーにある語学学校に1年間通って、次に海外大学に進学するというプランを立てました。英語に慣れるまでは大体半年ほどかかり、現地の生活は2〜3ヶ月ほどで慣れました。

 

結果的に上記のプラン通りに進められたものの、留学前にして知っておけば良かったことがいくつかありました。

 

今回はこれから留学をする方や検討されている方に向けて、留学前知っておくべきポイントを共有します。こちらは英語の対策以外にも、現地の生活で役立てることとなります。

留学前知っておくべき3つのポイント

英単語・文法の予習

英単語はどこで勉強してもあまり変わらない分、留学前に覚えるべきです。

 

当たり前ですが、英単語をある程度知っていないと、その単語を使って話すことはできません。それと単語を覚えるのには繰り返しの練習が必要なため、時間があるうちにこなしておくことが不可欠です。

 

一般的に留学をする目的として、「英語を話せるようになりたい、外国人と友達になりたい」と思いますが、いずれにせよ海外生活をするうえで英語のスピーキングが重点となります。

 

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というのも、英語を含む外国語の話し方やイントネーションなどは、日本にいながら取得するのはけっこう難しいからです。渡航前から英単語や文法の勉強をしっかりしておけば、留学時によりスピーキングに割きやすくなります。

現地のコミュニティ探し

特に初の海外生活の場合は、現地のコミュニティを見つけることで、現地でのネットワークや交流を拡げるきっかけになります。自分の趣味や仕事(働いたことがなくても関心のある仕事)に関連したものを事前に見つけておく良いです。

 

私が初めて海外移住をした19歳の時は、そのようなマインドはなかったです。実際に半年くらい住んでみて、いくつかのコミュニティに参加して、交友活動が広がったことを契機にコミュニティ参加の重要性を自覚しました。

 

これは留学を含む海外移住全般で共通する内容となるため、私がシンガポール移住時に参加していたコミュニティを紹介します。

 

シンガポール和僑会
世界各地で起業する人、企業のリーダーを目指す人、すべての「和僑」の人たちの育成と支援に尽くすコミュニティ

 

 

香港発祥のコミュニティである和僑会は、ビジネスパーソンを中心にイベントや勉強会を開催して、異業種が知り合う機会やお互いのビジネスを拡げる場となっています。

 

私がシンガポールに移住した当初は日系の会社でインターンをしており、そこの代表の方が和僑会の代表でした。その流れで25歳以下の「和僑会ユース」という学生向け(留学生やインターン生など)のグループを紹介していただけました。

 

実際に学生ながらさまざまな業界で活躍されている方と話す機会を得られ、学校の勉強以外にも多くの学びにつなげられます。

 

上記は例となりますが、事前に渡航する国のコミュニティを調べておくこと良いでしょう。

 

特に学生という立場の方が、年齢や時間的にも参加しやすい側面があるため、学校の勉強以外にもコミュニティ参加しやすい特徴があります。そのため、留学前から色々なコミュニティ情報のリサーチを始めておくことをオススメします。

 

また、すでに現地に知り合いがいる場合は、ローカルのコミュニティ情報も確認しておくと良いでしょう。

住居探し

前提として、留学時は学校側から住居を紹介してもらえることが多いです。ただ、不安要素としては、そこの住居が自身に合ってる環境かは分からないことでしょう。

 

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私の場合は、語学留学時はホームステイ、海外大学時は学生寮に滞在しました。前者はそこまで問題なく過ごせましたが、後者は時より問題が発生しました。

 

その学生寮は、AブロックやBブロックなど、各ユニットごとに分けれていました。初めてその寮に行ったときに住んだユニットの人たちが夜遅くまでパーティをしており、うるさく感じました。

 

住み始めて1週間くらいでその寮のマネージャーにその旨を伝えると、もっと静かな人たちがいるユニットに移動させてもらえました。そのあとはそのような問題はなく過ごせました。

 

私は問題が起こっても、あまり遠慮せずに言えるタイプでした。ただ、海外に慣れていない方や遠慮してしまう方もおられるでしょう。

 

そのような課題が起こったら正直に報告することが重要です。あと、今はSNSでやり取りをしやすいので、面と向かっていう必要性も減っています。

 

もしくは、住環境自体が合わなければ、学校側に相談してみるなど、あまり無理せずに誰かに悩みを共有してみることが重要です。

 

また、自由に住みたいエリアに引っ越しが可能な場合、お住まいのエリアを散策してみましょう。そうすることで自身が落ち着くエリアや好みのところを見つけやすくなります。

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先日ベトナム北部にあるニンビンに2泊3日で旅行をしました。ちなみに、ハノイからニンビンまでは電車で向かい、約2時間半ほどかかりました。

 

ニンビンは欧米人に人気と訊いており、実際に行ってみると欧米人がほとんどでした。ニンビンではユニークな自然体験ができるため、日本人にとってもオススメの渡航先です。

 

最近はベトナムの地方の自然の中でゆっくりしたかったため、今回ニンビンまで行ってみました。現在私が住んでいるハノイでは、広々とした自然体がないです。

 

そのため、長期的に住んでいると、たまに自然があるところでゆっくりしたいなと思いがあったからです。

 

ニンビンは、ベトナム文化発祥の地と知られており、チャンアンやホアルー遺跡などを始めとして世界遺産数が1,000件以上登録されています。ベトナムの歴史を感じられ、自然の中でゆっくりすることができました。

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ニンビンでの体験型観光の面白さ
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今回面白い体験ができたところは、チャンアン(Tràng An)とムーアケーブ(Mua Cave)となります。

 

まず、簡単に各名所について、どんなところかを説明します。

 

チャンアンは、世界遺産の中でも複合遺産(自然遺産と文化遺産)として登録されており、自然と文化的価値があります。ここには多数の谷と洞窟があり、クルーズはその内6〜7の洞窟をヨットで川下り体験ができます。

 

ずっとヨット内にいるのではなく、さまざまな寺院に立ち寄ることができます。

 

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特にベトナムの自然を感じながらゆっくりしたい方やカップルなどにもオススメです。

 

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一方でムーアケーブと聞くと洞窟(Cave)を連想すると思いますが、ここは洞窟部分はほとんどなく、山登りがメインアクティビティとなります。具体的には500段近くある階段を登り、2つの山頂があり、それぞれ寺院があります。

 

傾斜が多くて道も険しいため、軽いノリで行くと後悔するかもしれません(笑)。

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ハスの花が旬である夏に訪れれば、この場所で辺り一面に咲き誇るハスを見ることができます。

 

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今回のニンビン渡航では、自然の中でゆっくりすることができたことに加え、体験型観光の面白さを感じました。

 

私なりに観光を大きく分けるとしたら、大きくショッピングモールや出店などで何かを買う(モノ消費)とその土地ならではの体験をする(コト消費)となります。

 

これまで観光の話を振り返ると、直近2年ほどはタイ、マレーシア、シンガポール、ベトナムなどを中心とした東南アジアに旅行(基本的に一人で)へ行きました。

 

初めは現地での雰囲気を味わいたいこととショッピングモールで買い物をすることに面白みを感じていました。

 

ただ、このような観光スタイル(モノ消費)に次第に飽きてきて、現地でも思い出に残る体験をしたいなと思うようになりました。今年はベトナムを中心にさまざまな都市を訪れて、そこならではの経験をしたいなと思います。

ベトナムの旧正月休暇を利用して、日本の東京と新潟に10日ほど滞在しました。日本に来るたびにその印象は変わってくる感覚があります。

 

東京では観光がてら知人・友人と会ってきました。昨年の今頃よりも東京都心部が賑わっていて、人が増えている気がしました。近年はインバウンドによる外国人観光客の増加もしているため、おそらく気のせいではなさそう。。

 

ちなみに、私はこれまで海外に7年ほど住んでいますが、最近はどこかのタイミングで日本に軸足を移したいと思います。主な理由は、海外に長期的に住むなら自身で独立したい点と、今まで海外でしてきたことを日本で事業として活かしたいからです。

 

話を戻すこと今回は、日本滞在で思ったことをいくつかシェアしたいと思います。

日本の治安の良さと連携力の高さ

成田空港に到着して、京成スカイラインで日暮里駅まで移動をしました。そこでホテルまで電車で向かう際に、切符を買おうとした時の話です。

 

ところが、ポケットに手を当てると財布がないことに気がつきました。

 

電車の中では財布があったことは確かだったので、急いで駅員に確認をしました。そこで、すぐに終点の駅である日暮里駅のスタッフと連携を取ってくれました。

 

意外にもすでに駅員が財布を回収してくれており、自身の財布をスムーズに回収できました。

 

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これが海外であったら紛失していた可能性は高く、日本の駅員同士の連携力が高いことも、解決につながりました。

 

財布を紛失したのは実に5年ぶりで、以前も海外から日本に戻る際に同じことが起こりました。海外の長期滞在から帰国すると気が緩みやすいので、気を付けることが重要ですね(笑)。

 

街や川のきれいさ

今回の東京滞在で友人と隅田川でクルージングをしました。東京クルージングが運営している「サンセット東京湾70分」というコースで、70分かけて東京湾のエリアをクルージングするプログラムです。

 

海岸線沿いの景色がきれいであり、東京スカイツリーや東京タワーも観ることができました。

 
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もう一つ印象的だったことは、川自体にゴミひとつないくらいことです。1時間以上のクルージングに関わらず、川にゴミがほとんど見当たりませんでした。

 

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これは意外と海外であると滅多にないことです。例えば、東南アジアであるとシンガポール以外の国では、このような衛生管理ができた川はあまり見かけられないです。

 

加えて、川のみならず、道にもゴミが少ないことも特徴です。もちろん、一部の地域ではポイ捨てが問題となっているものの、やはり全体から見ると日本の道はきれいに管理されている方です。

 

地方のポテンシャルとPR

以前私が滞在していたシンガポールでは、周りにいたシンガポール人の友人の多くは日本旅行へ関心が高かったです。その友人の中では、これまで海外旅行へ行ったことがある人も多く、渡航先は北海道、東京、大阪、京都が多かったです。

 

海外目線だとどうしても日本の大都市が注目され、なかなか地方の情報が行き届いていないことがあります。

 

これは今回実家が新潟市にあることから、新潟市内をブラブラしていて思ったことです。

 

都会ほどの観光地はないものの、新潟にはお米や酒などの特産物や温泉があります。そして、都会よりも店は空いていて、自然の中でゆっくりしやすい環境を好む外国人も多いでしょう。

 

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一方で日本の地方では高齢化が進んでおり、新潟であると新潟駅郊外を歩いているとお年寄りの多さが見受けれらます。

 

今後のことを考えると、やはり緊急で何かしらのアクションを起こせないと、高齢化は加速する一方でしょう。

 

2021年の新潟における高齢化率は33.2%であるが、2045年には40.9%と予測されている

第1節 高齢化の状況(4)|内閣府

 

新潟にのみならず、地方ではいかに外国人目線で地元の観光の面白さをPRしていけるかが重要になります。もし今後日本滞在を考えている人にその土地の魅力が伝われば、将来の移住先候補にもなりえます。