日曜日の午後 17 | 青いたんぽぽ

青いたんぽぽ

ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←






結局、手を繋がれたまま近くのファミレスに入り、オレはオムライス、相葉くんは唐揚げ定食を食べて

それからは一応、手を繋がないようにして、雑貨屋さんを覗いたりして

ホントに普通のデートのような事をして


…こんなこと、オレとしたいのかな?


なんてずっと思っていた


「つまらないですか?」


手にしているスノードームの雪を手で振らせながら相葉くんが聞いてきた


「いや、そうじゃないんだけど」

「ん?」


なんて小首を傾げながら聞いてくる姿は、イケメンの彼氏っぽい

そうすると、オレは彼女?

って、またわけのわかんないことを考えそうになるから


「相葉くんは、それ好きなの?」

「え?」

「それ」


相葉くんが手にしているスノードームを指す


「これですか?」

「うん」

「いや、綺麗だなって」

「オレさ、結構それ好きでさ。たまに旅行とか行くと買ってくるんだよね。それ見るたびに、あそこに行ったなぁとか…って、ちょっと女の子みたいだけど」


オレはちょっと照れながら言えば、相葉くんは優しく微笑んで


「ふふふ。そんなことないよ」


そう言うと、同じ物をもう1つ手にするとそのままレジに向かった


「俺もこういうの好きですよ」

「え?買うの?」


相葉くんはにこって笑って、それを包んでもらってる

そして、会計をすますとオレに1つ渡す


「今日の記念です」

「え?」

「俺も女の子みたいなことしたいから」


なんて言うけど、それは彼氏が彼女にするとこだよ…

だけど、なんか嬉しくて両手でそれを包んだ