相葉くんの誕生記念はこちらです
なんか、久しぶりすぎてどうなんだよ?って感じw
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キミの子煩悩さは、きっと遺伝なんだよ
なんて思ってしまう
「は?!そんなにいらないだろ?うんうん…だから、いつも通り母さんが選んでおいて。うんうん…じゃね」
キミはスマホを耳から外すと、ため息をついた
「どうしたの?」
そう聞けば、キミはこめかみを辺りを抑えて
「父さん」
「え?」
「ほら、もうすぐクリスマスだろ?父さんがさ、空にクリスマスプレゼントを買うって言ってるらしいんだけど、バカみたいに注文してるらしくてさ。母さんはそれが面白いらしくてほっといたら、本当に大変なことになりそうだって。分かってるなら、止めろよな…はぁー」
なんて眉間に皺を寄せている
あのとき
空をキミのお母さんにキミのお父さんと会わせてもらい、正解だった
キミのお父さんは、本当に空に会いたかったんだって
本当は、嬉しかったんだって
子を思わない親なんていない
それが分かって、内心ではキミが一番うれしかったんじゃないかって思ってる
で
そう思ってくれるのは本当にありがたいんだけど、お父さんのタガが外れたらしく
空への愛情が凄まじい
何かあるごとに、物が送られてくる
それがおもちゃだったり、洋服だったり、お菓子に食べ物…
さすが大企業のトップらしく、金の糸目は付けないくらい
「しょーちゃんへの愛情も凄かったんだよね」
「そんなことないよ。オレの時は、何も買ってはもらえなかったよ。まぁ、お金には困らなかったけど」
…お坊ちゃまだったのね
「家庭教師みたいな人がいっぱいいてさ。今日はこれ、明日はこれ。父さんの跡を継がなきゃいけないから、あれを学べ、これを学べってさ。いろいろやらされたなぁ」
「そうなんだ」
「うん。遊ぶ暇なんてないくらいでさ。途中で嫌になって飛び出しちゃったから、あんな感じになってたんだけどさ。まさか、父さんがこんな感じの人だなんて思いもしなかったよ」
「でも、良かったじゃん。これで会いに来てくれるといいね」
「それはそれで、まだ怖いかな」
「え?」
「今までが今までだから。もう少し、時間が欲しい」
「そうなんだ」
「うん」
キミの気持ちはなんとなくだけど分かる
俺はキミをそっと抱きしめて
「その時は、空を抱きしめてもらおうね」
「うん」
キミは俺の背中に腕を回して頷いた
「ねぇ」
「ん?」
キミは俺の腕の中から、俺を見つめて
「24日は早めに帰れる?」
「何?みんなでクリスマスパーティーでもする?」
「うちはクリスマスよりも相葉くんの誕生日でしょ?」
「ありがとう」
「おめでとう。って、まだ何もしてないでしょ」
「気持ちだけでも嬉しいんだけど」
「相葉くんらしいんだけど、オレは嫌なの」
「そういうこと、好きだもんね」
「好きだよ。でもね、オレの一番大事な人だからお祝いしたいの」
ちょっと拗ね気味のキミが可愛くて、軽くキスをする
「じゃ、早めに帰ってくるから。あっ、空のプレゼントはどうしようか?」
「それはオレがもう頼んでおいたから大丈夫」
「さすが、俺の奥さん」
「じゃ、旦那様は早く帰ってきてね」
二人で笑いながら、キスを繰り返した
つづく