キミはママ 7 | 青いたんぽぽ

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相葉くんの誕生記念はこちらです

 

 なんか、久しぶりすぎてどうなんだよ?って感じw

 

 

 

 

 

 

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

 

 

キミの子煩悩さは、きっと遺伝なんだよ

 

なんて思ってしまう

 

 

「は?!そんなにいらないだろ?うんうん…だから、いつも通り母さんが選んでおいて。うんうん…じゃね」

 

キミはスマホを耳から外すと、ため息をついた

 

「どうしたの?」

 

そう聞けば、キミはこめかみを辺りを抑えて

 

「父さん」

「え?」

「ほら、もうすぐクリスマスだろ?父さんがさ、空にクリスマスプレゼントを買うって言ってるらしいんだけど、バカみたいに注文してるらしくてさ。母さんはそれが面白いらしくてほっといたら、本当に大変なことになりそうだって。分かってるなら、止めろよな…はぁー」

 

なんて眉間に皺を寄せている

 

 

あのとき

空をキミのお母さんにキミのお父さんと会わせてもらい、正解だった

キミのお父さんは、本当に空に会いたかったんだって

本当は、嬉しかったんだって

 

子を思わない親なんていない

 

それが分かって、内心ではキミが一番うれしかったんじゃないかって思ってる

 

 

そう思ってくれるのは本当にありがたいんだけど、お父さんのタガが外れたらしく

空への愛情が凄まじい

 

何かあるごとに、物が送られてくる

それがおもちゃだったり、洋服だったり、お菓子に食べ物…

 

さすが大企業のトップらしく、金の糸目は付けないくらい

 

「しょーちゃんへの愛情も凄かったんだよね」

「そんなことないよ。オレの時は、何も買ってはもらえなかったよ。まぁ、お金には困らなかったけど」

 

…お坊ちゃまだったのね

 

「家庭教師みたいな人がいっぱいいてさ。今日はこれ、明日はこれ。父さんの跡を継がなきゃいけないから、あれを学べ、これを学べってさ。いろいろやらされたなぁ」

「そうなんだ」

「うん。遊ぶ暇なんてないくらいでさ。途中で嫌になって飛び出しちゃったから、あんな感じになってたんだけどさ。まさか、父さんがこんな感じの人だなんて思いもしなかったよ」

「でも、良かったじゃん。これで会いに来てくれるといいね」

「それはそれで、まだ怖いかな」

「え?」

「今までが今までだから。もう少し、時間が欲しい」

「そうなんだ」

「うん」

 

キミの気持ちはなんとなくだけど分かる

俺はキミをそっと抱きしめて

 

「その時は、空を抱きしめてもらおうね」

「うん」

 

キミは俺の背中に腕を回して頷いた

 

 

「ねぇ」

「ん?」

 

キミは俺の腕の中から、俺を見つめて

 

「24日は早めに帰れる?」

「何?みんなでクリスマスパーティーでもする?」

「うちはクリスマスよりも相葉くんの誕生日でしょ?」

「ありがとう」

「おめでとう。って、まだ何もしてないでしょ」

「気持ちだけでも嬉しいんだけど」

「相葉くんらしいんだけど、オレは嫌なの」

「そういうこと、好きだもんね」

「好きだよ。でもね、オレの一番大事な人だからお祝いしたいの」

 

ちょっと拗ね気味のキミが可愛くて、軽くキスをする

 

「じゃ、早めに帰ってくるから。あっ、空のプレゼントはどうしようか?」

「それはオレがもう頼んでおいたから大丈夫」

「さすが、俺の奥さん」

「じゃ、旦那様は早く帰ってきてね」

 

二人で笑いながら、キスを繰り返した

 

 

 

 

つづく