キミはママ 8 | 青いたんぽぽ

青いたんぽぽ

ぽそぽそと書いてます…
腐なので、ご注意ください(笑)

常に雑食←



遅れちゃったけど(;・∀・) 

 

 

 

 

 

 

相葉くん、お誕生日おめでとう!!

 

相葉くんにとって、素敵な一年になりますよーに♪

 

メンバーとみんなと

 

最高の誕生日を送ったみたいだね♪


なんか、幸せな気持ちをもらちゃいました!

 

 

 

 

 

 

 

 

゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

 

 

 

 

その日の仕事は、順調すぎるほど順調で

それはたぶん昨日、可愛くて綺麗で色っぽい奥さんが俺を癒してくれたからだと思う

 

「相葉さん、幸せそうですね」

「幸せだよ」

 

俺らのことを知っているスタッフが笑顔で声を掛けてくれる

 

「綺麗な奥さんがいますもんね」

「でしょ」

「ああ、俺もあんな奥さん欲しいですよ。たまには、貸してくれません?」

「お断りします」

 

 

そんなやりとりをしながら仕事を終えて、可愛い奥さんと可愛い子供の待つ家に帰った

 

 

 

お互いに、帰る前に連絡をするという約束をしているから、キミにラインをすれば

 

『入る前にチャイムしてね』

 

なんて言われるから、ああ、パーティーの準備でもしてるのかなぁなんて、嬉しくなる

 

玄関の前に着き、わくわくしながらチャイムを押せば

 

「ぱぱぁ!」

 

満面の笑みで、空が俺に走って抱きついてきた

空を両手で受け止めて

 

「ただいま、空」

「おかえりなしゃい」

 

空を抱っこして、頬にキスをしてると

 

「相葉くん、おかえりなさい。お疲れ様」

 

キミは笑顔で迎えに来てくれるから

 

いつ見ても綺麗な奥さんだよな

 

なんて思いながら、キミにも頬にキスをして

 

「ただいま、しょーちゃん」

 

そう言えば、キミはふふと笑って

 

「空、パパにチューしてあげて」

「え?しょーちゃんはしてくれないの?」

「それは後でな」

「ぱぱ、かけのちゅーいる?」

「いるいる!ここにして」

 

頬を指せば、空がちゅってしてくれた

 

「さぁ、みんなが待ってるよ」

 

キミは俺らに微笑みながら、リビングのドアを開けた

 

 

 

「「「「相葉くん、おめでとぉ!!!!」」」」

 

部屋に入るなり、メンバーが一斉にクラッカーを鳴らして俺を迎え入れる

 

「ありがと!」

 

すごく嬉しくて笑顔でメンバーの方を見れば、みんなも笑顔で俺を見てくれる

 

「相葉ちゃん、おめでとう」

「相葉くん、おめでとう」

「はい、おめでとう」

「ニノ、なんだよその、はいは」

「祝ってあげてんでしょうが」

「まぁまぁ。ニノって意外と照れ屋さんだからさ。素直じゃないよね」

「翔さんには、素直ですよ」

「それはどうもありがとう」

「俺にも素直になれよ」

「はいはい」

「こんな感じだけど、この飾りつけ、ニノと智くんと空がしてくれたんだよ」

「空も?」

「がんばったの!」

「そうだよなぁ。空、凄く頑張ったんだよな」

「うん!にーたんとさとくんが、ぱぱがうれしいってなるって。ぱぱ、うれしい?」

「すごく嬉しいよ」

「ほんと!まま、あれもってきて!」

 

腕の中でじたばたし始めた空を下ろすと、キミはテーブルの上に置いてあったものを空に渡す

それを受け取った空が俺の前に来て差し出した

 

「ぱぱ、あげる!」

 

俺はしゃがんで空からそれを受け取る

 

可愛らしいメッセージカード

開いてみると、いろんな色の線がいっぱい書いてあって

 

「空がね、智くんに聞きながら相葉くんの絵を描いたの。まぁ、ちょっと個性的だけど」

「色の使い方はいいと思うよ」

「パパへのプレゼントなんだって」

「あ…ありがと」

「ああ、やっぱり泣いちゃった」

「ぱぱ、いたいの?」

「そ…そうじゃなくてね」

「パパ、嬉しくて泣いてるの」

「どうして?にこにこしないの?」

「嬉しくても泣くんだよ」

「じゃ、ぱぱはうれしいの?」

 

不思議そうにしている空を抱きしめると

 

「嬉しいよ!ありがとう、空。大事にするからね。これは家宝だよ!」

「凄いことになってるよ」

「いいんじゃない」

「そうだね」

 

「家宝になるほどのプレゼントの後に出すのは、ちょっと気が引けるけど」

 

なんて笑いながら、キミは俺に小箱を差し出した


「相葉くん、お誕生日おめでとう」

「しょーちゃん、ありがとう」


俺は空から離れると、その小箱を受け取り


「開けていい?」

「どうぞ」


緑のリボンを引き、開けてみれば


「これ」

「指輪じゃなくてごめんね。みんなに相談したら、それはオレじゃないってwだからさ、前に相葉くんが欲しいって言ってたやつ。恥ずかしいけど、お揃いな」


なんてちょっと照れながらキミが手首にしているモノを見せる


前にキミがしている、シルバーのバングル

似たようなものを松潤がしてて、ちょっとだけヤキモチ妬いて、俺もキミと同じモノが欲しいって言ったことがあった


「ありがとう」

「良かったね、相葉くん」


松潤が、にやりと笑って言う


「知ってたの?」

「相葉くん、分かりやすいからね」

「え?なんの話?」


俺らの会話を不思議そうに見ていたキミを抱きしめる


「何でもないよ」

「そんなことないだろ」

「ふふふ。ありがとうね、しょーちゃん。指輪は俺が用意するから」

「いいって」

「ううん。それは俺。これ、大事にするから」

「うん」


にっこり笑うキミの唇に重ねようとしたら


「はい、すとーーっぷ!」


キミを松潤が

俺を大野さんが引き離す


「は!?」

「空が見てんだろうが」


ニノが空の目を隠していた


「べっ別にいいじゃん!夫婦なんだから!」

「まだ、空には早いだろ」

「ぱぱ?」


ニノの手から離れようとしている空に


「そうだな。まだ、空には見せられないな」

「しょーちゃん?」


キミは、にこって笑って


「相葉くんのかっこいい顔は、見せたくないもん」


そう言って、キミは松潤から離れると軽く俺の頬にキスをする


「これ以上は、2人だけの時な」


耳元で囁くから


「目一杯、可愛がってあげるね」


大野さんから離れるとキミをぎゅっと抱きしめた




「ったく、仲良すぎw」

「仕方ないでしょ」

「この人達ですから」


「そろそろ、俺としょおくんの美味しい料理を食べようぜ」

「たべる!!」

「空がお腹空いてたもんね」

「うん!ぱぱ、まま」


空が俺らの真ん中に入り、手を繋ぐ


「たべよ」

「ふふふ。ますます、こんなとこしょーちゃんに似てきたね」

「似てほしくないとこばっかりな」


お互い顔を見合せて笑う



「相葉くん、お誕生日おめでとう」

「ありがとう」


オレはそっと空の目を手で隠すと、キミの唇にキスをした





「ぱぱ!」

「はいはいwよし、いっぱい食べような」

「うん!!」






いつかに、つづく←w