民俗学のキュレーターと古文書について | 観劇のためのプチ備忘録

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本日は民俗学のキュレーターにお会いしました。

博物館の学芸員です。


館内を案内してもらいましたが、縄文から大正時代の民具まで興味深かったです。

ふと目に止まったのが、大正時代の教科書です。

小学校の国語の教科書でした。


文字を追うと、「元気」の「気」が旧字です。

氣」

「气」の中が「〆」ではなく、「米」なのです。


日本の元気の素は米なのです。

気を〆めてはダメでしょう💧


実は、「気」を「〆」にしたのは、GHQという説があります。

日本人が二度と戦争を起こすことがないように、日本人から元気を取り上げるために気を「〆」にしたのだとか。


都市伝説みたいなものですが、確かに「〆」はよくないと思いました。

そして、旧字体を駆逐したことにより、ご先祖様の残した書物が読めないという。

文字を読めないということは、我々のご先祖様の歴史との断絶です。


我が家の古文書の大部分を祖母は読めないし邪魔だからと焼いてしまいました。

残ったのは家系図と歴史上有名な人物の署名がある古文書だけです。

「武田信玄」「穴山梅雪」などの武田二十四将の名前がある古文書は、からくも残りました。


我が家のように、個人蔵のものもあれば、町会が管理している古文書もあるようです。

全国で保管してある古文書は膨大な量だそうです。


保管が悪くて判読不可能なもの、燃やされたり破られたりして失われるもの。

時間の経過とともに失われるので、早めにデジタル化して残した方がよいようです。


写真はフレンチラベンダーです。
花言葉は、「期待」「私に答えて」。