「パフォーミングアーツキュレーション概論」3限目は、相馬千秋先生でした。
藝大の准教授です。
パフォーマンスやパフォーミングアーツはわかるけれども、「パフォーマンス アート」とは何ぞや、という話がおもしろかったです。
パフォーマンス アートとは、主に、1960年代以降、現代美術や前衛芸術のコンセプトを元に行われてきたパフォーマンスということです。
アーティスト自身の体やアクションにより構成される芸術です。
舞台芸術は同一の内容を反復するものですが(劇場公演とか)、パフォーマンス アートは一回こっきりの刹那的、限定的なものとなります。
ジョン・レノンの妻オノ・ヨーコさんもパフォーマンス アートのアーティストです。
オノ・ヨーコさんの「カット ピース」は有名です。
オノ・ヨーコさんの衣装に観客が一人ひとりハサミを入れていくもので、
このアートにインスパイアされたような芸術作品を見かけることがあります。
パフォーマンススタディの話もおもしろかったです。
西洋の近代パフォーマンス史は、ダダイズムやブラックマウンテンカレッジ、フルクサスなど。
日本の近代パフォーマンス史は…
やはり、「暗黒舞踏」と「アングラ演劇」抜きには語れません。
出た!土方巽(ひじかたたつみ)さん、寺山修司さんのお名前。
以下、私のリアクションペーパーです。
「パフォーマンス」、「パフォーミング アーツ」、「パフォーマンス アート」の説明がありがたかったです。
辞書的な定義ではなく、特徴を示してくれたことで、全体像が浮かび上がりました。
バラバラに展示されている作品がキュレーションによってヒモづけされ、有機的にひとつの作品群になっていくプロメテウス3部作が興味深かったです。
アリストテレスとベルトルト・ブレヒトの観劇の効果の違いも印象的でした。
観劇することで、考えて社会を変える行動につながるのであれば、ソーシャリーエンゲイジドアートと結びつきます。
もうそろそろバラも見納めかしら🌹
バラの香りも素敵です。
お風呂にバラのエッセンシャルオイルを2、3滴。
癒されます。