成田山ぶらり旅① | 観劇のためのプチ備忘録

観劇のためのプチ備忘録

観劇やダンスが趣味です。
ロシアバレエから舞台芸術の世界へ。
團十郎襲名公演中は歌舞伎を集中して観ます。
舞台鑑賞で学んだことや感じたことを書きつづります。
劇場の施設管理や設備管理、アートマネジメントに興味があります。

成田山といったら、うなぎです。
パブロフの犬というか…成田山=うなぎで刷り込みがあります。

名店『川豊』が激コミだったので、お隣の『菊屋』へ。
うなぎも美味しいけれど、日本酒も充実のラインナップです。 

成田山といったら、一択✨
鍋店の「不動」!!

成田山新勝寺の境内を歩いていたら、太鼓の音がしました。
護摩焚きの合図です。

久しぶりに本堂に入りました。
内装がゴージャスで、大日如来感があります。
(注:大日如来は神々の王なのでアクセサリーや衣装が派手です。普通の如来は質素ないでたち)
ちなみに、密教では、大日如来≒不動明王となります。

ここは不動明王真言を思いっきり唱えられます。
なぜなら、お坊様が「ご唱和ください」と声をかけてくださるので、真言のタイミングがわかりやすいのです。
深川の方はなんとなく、真言が始まります。

護摩焚きの終わりには、なぜか雅楽の音楽が流れてました。
越天楽!?

真言密教の世界観から天平文化に意識が飛びました。
8世紀の奈良にある東大寺の大仏開眼会(かいげんえ)では、楽人により、雅楽が1日中演奏されたとか。
史上最大規模の大法要だったようです。

東大寺といえば、✨『勧進帳』
平家に焼き討ちされた東大寺修復の勧進が物語のバックボーンなのです。
場所が場所だけに、イマーシブに妄想できました。

境内を歩くと水の音がします。
水の音には癒されます。

そして、高浜虚子の句碑がありました。
「凄(すご)かりし 月の團蔵 七代目」

どうやら六代目市川團蔵七代目市川團十郎のことを俳句にして詠んだようです。
…六代目と七代目の時代には、高浜虚子はまだ生まれてないけれど、、、俳句的にはオッケーか。


本来、台座に銅像があったようですが、戦時中に供出されたようです。
代わりに台座の上に石碑があるのですが、やはり銅像の方が良い気がします。

「歌舞伎十八番」を選定した七代目市川團十郎✨
ハードな人生を送っています。

今月が「團菊祭」だから、代々の「市川團十郎」の人生をおさらいしていますが、
初代と七代目、九代目にフォーカスです。

そして、七代目松本幸四郎✨
まいまいの曾祖母がファンだったとか💦
團十郎家と幸四郎家の歴史的な絡みも興味深いです。