市川左團次『いい加減、人生録』を読んで | 観劇のためのプチ備忘録

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観劇やダンスが趣味です。
ロシアバレエから舞台芸術の世界へ。
團十郎襲名公演中は歌舞伎を集中して観ます。
舞台鑑賞で学んだことや感じたことを書きつづります。
劇場の施設管理や設備管理、アートマネジメントに興味があります。

市川左團次さん『いい加減、人生録』を読み終わりました。
左團次さんらしいエピソード満載です。
笑いながら読み進みました。

ご本人はお茶目でひょうきんなキャラクターでした。
楽屋では、素っ裸にバスタオルを巻いて過ごすのが長年の習慣だったようです。

本番前にリラックスできそうです。
意外と靴下とか下着とか体を締め付けているので、裸になるのは良いことかもしれません。

なにかの口上でしたが、もうただ座っているだけで客席から忍び笑いです。

ためてためてためて…

「市川左團次でございます!!」

観客は拍手喝采でした。
左團次さん、名前を名のっただけで、お客にウケていたので、感動しました。

左團次さんは、あまり主役を張らなかったけれど、『毛抜』は特別なんですね。
粂寺弾正役は当たり役です。

今度の團菊祭では、長男の男女蔵さんが『毛抜』の粂寺弾正役です。
後見を團十郎さんがやるということで、レア公演です。