能☆『羽衣』×『竹生島』×『月光』 | まいまいの観劇のためのプチ備忘録

まいまいの観劇のためのプチ備忘録

観劇やダンス、ヨガ、旅行、食、資格取得。
ロシアバレエから舞台芸術の世界へ。
團十郎襲名公演中は歌舞伎を集中して観ます。
舞台鑑賞で学んだことや感じたことを書きつづります。
食と物語、劇場の施設管理やアートマネジメントに興味があります。

今回のダンス公演で、能の方とご一緒させていただきました。
ワークショップを受けたり、観劇はあるものの、能楽と同じ空間でパフォーマンスをするのは、人生初でした。

揚幕から舞台につながる通路となる橋掛(はしがか)りを踏まないよう注意しました。
この橋掛りは、異界(舞台)に通ずるタイムトンネルのようなもので、
歌舞伎の花道に似ていますが、役割が違います。

演者の入退場口に、歌舞伎でもおなじみの五色の揚幕(あげまく)が設置され、
我々ダンサーも揚幕からハケましたあせる
揚幕をくぐる経験はなかなかないので貴重な経験でしたあせる

能では、立チ方囃子方(はやしかた)に役割が分かれます。
立チ方は演者、囃子方はミュージック担当です。

4名のミュージシャンが登場です。
能で使われる楽器は、笛、小鼓、大鼓、太鼓です。
つまり、カルテット(四重奏)です。

演目は、『羽衣』『竹生島』でした。
どちらも天女が登場します。
最後にベートーヴェン『月光』で舞うという盛りだくさんの内容でした。

私は楽屋にいたので、全く観れませんでした。
『竹生島』には龍(竜)神も登場するのですが、空には龍雲のような雲が出現していました。

天女と龍神と言えば、江ノ島の深澤龍神✨
悪龍でしたが、天女に恋をして善龍になります。
江ノ島の天女は実は弁財天だったといいます。
竹生島の天女も実は弁財天の化身です。

写真は、錦糸公園から。