労働組合と労使問題 | 観劇のためのプチ備忘録

観劇のためのプチ備忘録

観劇やダンスが趣味です。
ロシアバレエから舞台芸術の世界へ。
團十郎襲名公演中は歌舞伎を集中して観ます。
舞台鑑賞で学んだことや感じたことを書きつづります。
劇場の施設管理や設備管理、アートマネジメントに興味があります。

健全な労使関係を築くため、職場に貢献。
というわけで、困った時の駆け込み寺である労働組合の連絡係をやっています。

労働組合のないところ、または形骸化しているところは、
使用者の言いなりだそうです。

労使関係ですと、圧倒的に労働者の立場は弱いです。
法律で一応、労働者は守られていますが、
「個人」だと、組織にひねりつぶされる感があります。

しかし、労働者が団結すると、
強くなります。
個人の主張は認められなくても、団体の主張は聞いてもらえます。

先日、うちの労使交渉を見学しましたが、まあ、迫力のあること。
我が労働組合は、スタッフの意見をまとめ、かなり強い語調で当局に訴えておりました。

労働組合のないところにお勤めの方は、「ユニオン」(個人で入れる労働組合みたいなもの)に入ることが多いようです。
働いていていて困った時、身近な相談機関が労働組合です。

相談機関も相談員もたくさんいるのに、労使の関係は問題だらけです。
たまに、たまに、労働者を消耗品扱いをしているような気がします。
つぶれたら、他のスタッフに替える、みたいな。

働いていて、「なんかおかしいぞ?」と思った時に相談できるところをシェアします。

○労働基準監督署(公的機関、各都道府県設置) 
言わずとしれた泣く子も経営者も黙る労基。
労務問題百戦錬磨の猛者(もさ)たちが相談にのってくれる。

○労働委員会事務局(公的機関、各都道府県設置)
労働者だけでなく、使用者も相談できます。

○全国社会保険労務士会連合会
労働者の味方、社労士さんが相談にのってくれる。

○法テラス(日本司法支援センター)
収入によっては無料相談あり。
収入オーバーでも初回30分無料で労務問題専門の弁護士紹介がある。

他にも、司法書士産業カウンセラーとか。
相談内容を簡潔にまとめておくと良いと思います。

専門家に「あなたは間違っていないよ」と言われるだけでも楽になります。
相談すれば、頭の中も整理できますし。

写真は、なぜかたまに行きたくなる東大の赤門です。