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~妙法の教えによって~
「人生の苦しみ」
私たちの生きる世界は、様々な苦しみで満ちています。
病気や老いによる肉体的・精神的な苦痛、職場や地域などでの人間関係の悩み、そしてやがて誰もが迎える臨終に対する怖れなど、その多くは文明の発達や人の努力だけで解決できるものではありません。
このような、誰もが避けて通ることのできない現実の相を仏教では“四苦八苦”と説かれています。
「四苦八苦(しくはっく)」
八苦
①生苦(しょうく)
生まれてくる苦しみ。
②老苦
老いていく苦しみ。
③病苦
病気による苦しみ。
④死苦
死を向かえる苦しみ。
この四つを四苦という。生老病死。
⑤愛別離苦(あいべつりく)
愛する者とはいつかは別れなければならない苦しみ。
⑥怨憎会苦(おんぞうえく)
恨み憎む者や自分の望まない状況に遭遇する苦しみ。
⑦求不得苦(ぐふとっく)
求めるものを得られない苦しみ。
⑧五陰盛苦(ごおんじょうく)
人間の身体的・精神的作用が盛んになることによって受ける苦しみ。
仏教は“人間ありき”で法が説かれています。
神道やキリスト教などの外道は“神ありき”で法が説かれています。
最初から神ありき、因果を説かないようでは限界を生じていきます。