ホント最近は「建築条件付き土地」が減りましたねー
個人的には建築条件なんて無い方がいいとは考えていましたが(土地を購入したお客様に対して、建物を指定するというのは本来おかしい)、ここまで減るとは予想できませんでした。
理由を考えてみるといくつかあるのですが、やっぱ価格面が大きいでしょうね。
Ⓐ土地価格が上がり、さらに建築費も上昇しているので、お客様が納得する価格帯で売る事ができない
これは説明が必要で、建築条件付きって土地を購入した不動産会社や住宅会社が「この土地買うんやったら、ウチで建物も契約してよ」って販売手法なんですね。
で、不動産会社や大手ではない住宅会社の多くは、やっぱ高額価格帯の建物(住宅)を売るのが不得意なんですよ・・・
不動産会社なんて特にそうですけれど、そもそも住宅知識が乏しいし、建物に興味のない人間も多いから(汗)そりゃお客様が納得できる提案が出来ない=必然的に高額な住宅は売れないとなる訳です。
まだデフレの世の中だった頃は、土地建物あわせて3,000万円台~5,000万円前後で、お客様も「まぁ価格的に買っても良いか」と気持ちになっていたところが、今はインフレで不動産相場も上がってしまい合計6,000万円とか7,000万円とかになってくるとお客様もやっぱり「こんだけ支払うんだから、建物のクオリティーだけじゃなく、打合せのクオリティーも求めていくよ」ってなるんですね。
そうすると不動産会社なんか手に負えなくなってくる・・・・・いや厳密に言うと「そんな細かい打合せをしたくない」「細かい要望が増えてきて面倒だ」って最初からやる気がない(汗)
(細かいって・・・お客さんのせいにしてる・・・)
という流れで、建築条件無し土地が増えてきているんだと思いますね。
あと1つ大きな要素があって、相場が上がってきているからという原因も結構あるんじゃないかな。
不動産の特徴として、景気がよくなる(相場が上がってくる)と売り出される物件は減っていきます。
①土地を仕入れて販売している会社は買える(仕入れられる)土地が減る
②でも買わないと売る土地がなくなって売り上げが無くなる
③無理してでも高値で買う
④当然利益を乗せて再販売するから、さらに高くなる
ここまでくると先程のⒶの理由がかぶってきます。高額価格帯になるので「建築条件は無しの方が売りやすい」という流れですね。
コレ、相場が上がっているから出来る販売なんですよ
高値(ほぼ相場)で土地を仕入れると、相場よりかなり高くで売らないといけないじゃないですか(汗)。
今の茨木市の不動産市場でも、相場より1,000万円以上高いやろっていう物件が結構出ていたりします。
まぁさすがに売れずで何回か値下げして売れていくというルートをたどっていきますが、「相場が上がっているんですよ」っていう営業トークが効くからできる話。
本来はそこまで上げっていないけれど、「相場は上がっています」「物件が少ないんです」というトークだけで乗り切ろうとしているんですね。
まぁ営業としてはラクな時代です・・・
こういう理由で、建築条件付き土地が減ってんだろうなって考えています。
という事で「建築条件無いからいいわー」とか「古家解体されて更地やからイメージしやすい」「側溝(道路の溝)がキレイに整備されてるからいいわー」という考えだけで、だまされないでくださいね。
それなら、古家付き土地を一般の方から購入して住宅会社に解体や側溝整備をしてもらった方が数段お得なケースが多いですから。
建築条件付き土地が減ってきたという観点からも、現在の不動産業界の流れが見えてきます。