事務所周辺を車で走っていたら、以前に普通に売り出されていた土地が更地になって、ハウスメーカーから再度販売されています。1つ・2つではなく結構な数なんですよね・・・。
結局は一般のお客様が購入した訳ではなく、ハウスメーカーが買い取っただけ。
ぶっちゃけて書くと、土地相場は90万円~100万円だと思うんですよ。それが、更地なんで解体費用は必要なくなったといっても坪単価120万円とかで再販売されているんですね(汗)
*解体費用なんて200万円前後でしょ。土地面積が60坪・70坪あるので土地坪単価としては3万円位のもの
こういう物件を見ていると、不動産会社の姿勢ってホンマに大事やなぁーって思います。
最後に購入されるのは一般のお客様なんです。そのお客様に対して【より良い物件を提案する】という視点が多くの不動産会社には欠けている。
具体的に書くと、①一般の売主様からA不動産が売却を依頼される。
②A不動産は一般の購入者に仲介すればいいけれど、それをハウスメーカーとかに売却(買取り)しようとするでしょ・・・
③ハウスメーカーが買い取って、解体更地にして、利益を乗せて再販売する
④土地を探しているお客様が最後に購入する
この流れなんですね。
仲介する不動産会社(A不動産)はこの流れの方が仲介手数料がより儲かるので、こればっかり狙っている。
でも私ら仲介する不動産会社は最後に購入する一般のお客様に対して、良い条件で買ってもらえる様に・多くの売りに出ている物件から選んでもらえる様に、努めるのが本来の仕事。
「お客様のために」「地域に根付いて」とかホームページで謳っているが、行動はまったくの逆をしている。
①の段階で、一般のお客様同士(売主・買主)で取引をしていれば両者ともウィンウィンだし、我々仲介会社も有難うなんです。またこれが主流になる事で、物件数はもっとスムーズに流通していくはず。
不動産流通システムはもうAIで自動の方がいいでしょうね。