新築一戸建ての価格が上がってるという話、不動産業界内でもよく聞きます。
デザイン性を出して付加価値を付けて上昇価格に対応するという方法も増えてきましたが、それだけでなく接客(提案や対応)の納得度も重要になってくると思います。
でね、「建物価格を少しでも下げる為にバルコニーを無くす」って話もちょいちょい聞いたりします。
最近は室内干しが多くて、バルコニーの使用頻度が無くなったという流行に乗っかった形。
実際間取りの打合せをしていても「バルコニーはいらないです」って言われる事も多くなっているのも事実。
ただ設計する立場として気になるのは【エアコンの室外機置場】なんです。
エアコンの配管を下に降ろして、地面に室外機を置ければいいけれど、そんな隣地との隙間に余裕がある土地ばかりでもないし・・・かといって、2階の外壁にエアコン架台を付けるのも(汗)
建売とかでバルコニーが無いがゆえに、エアコン配管が曲がりくねって外観を損ねてるケースやアプローチの目立つ所に室外機があったりと、残念なケースをたまに見かけます。
設計の基本ですが、間取りを考える時に室外機置場の位置は考えながら間取りを考えないといけないんですね。
どうしてもエアコン設置が難しいならば、バルコニーを付けた方がいいと思うんです。
予算も大事だけど、外観もやっぱり大事。
このあたりもご検討ください。