【新築建売が売れなくなった本当の理由】 | 茨木市の不動産ブログ

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以前にも同じような事を書いたかもしれませんが、「新築(建売)が売れなくなった」と不動産業界内でよく話題にでてくるので、それについて考察。

 

 

 

不動産業界内で新築建売が売れなくなった理由としてよく挙げられるのが

 

・土地相場&建築価格上昇により、販売価格が上がったから

・そもそも土地の仕入れが減ってきた

 

この2点になっています。たしかにその理由は当たっているでしょう。

 

 

 

不動産相場って、純粋なエリア相場以外にも、【建売の相場】っていうのもあるんです。

 

数年前の茨木市なら、「土地30坪で4LDKの建物なら3,000万円後半~4,500万円まで」みたいな感じ。

5,000万円超えると建売は売れにくくなる、この価格を超えてくると建物にコダワリも持っているお客さんが多くなって注文建築寄りの価格帯になるという理由です。

 

 

それが最近は土地価格も上がり・建築価格も上がりで、普通に4,000万円台後半~6,000万円クラスの建売が多くなって「そりゃ売れにくいよね」って話になっています。

 

 

 

でも住宅畑が長いと、「建売住宅のクオリティーを上げないと、そりゃ無理でしょ」って感覚。住宅業界にいてる人なら分かってもらえるはず。

 

 

言い方が悪くなっちゃいますが、ストレートに言った方が伝わりやすいので書くと

 

・土地を仕入れて、4LDKの家建てて、はいどうですか!って時代ではない

 

・「2・3分で間取り考えたんかな・・・」って建売が多くて、そりゃお客さんは感覚的にも魅力感じないでしょ

 

 

建物の配置計画や外構・採光なども考慮した間取りや隣地との兼ね合い・収納計画など、「よく考えられてるなぁ」と思える建売を目指さないといけないと思います。

 

そうすれば、価格帯というのは上がっていくはず。

 

 

 

設備のグレードやポイントクロス・照明計画などデザインの問題ではなく、物件自体によく考えられた形跡が感じられる事が重要だと思います。

 

仲介する不動産営業にもこういった部分をチェック出来るスキルが求められてきます。

 

 

 

今の状態じゃ、売出し当初は高過ぎて売れず・・・、何度も価格変更を経て、やっとエリア相場&建売相場に入ってきた物件だけが売れるという状況は変わらないんじゃないかなぁ。

 

 

 

 

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