今日も2組の新築一戸建ての間取りを考えていました。
お客様の要望・間取りの面白さを含めながら予算内に設計していくというのは、難しくもあり、また考える楽しさもありで毎回どんな間取りをご提案出来るのかチャレンジしています。
思い返せば、今までどれ位の家を建ててきたのだろうか?
キチンと数えた事はないけれど、200件以上300件近くは実際に設計・打合せして建ててきたかな。
全く同じ間取りはないけれど、昔(1990年代~2000年代)は標準プランというか、結構同じような発想の間取りが多かったですね。それ程間取りのパターンが多くなかった時代。
というかお客様も情報が少なく、それほど詳細打合せをしていく事は少なかった。
*その時は色々考えて間取りを提案していましたが・・・
ここ10年くらいじゃないかなぁ、間取り提案のバリエーションが増えてきたのは。
おそらくインスタの影響が大きい。
もう逆にお客様が処理しきれないくらいの間取りや仕様・設備の情報が入ってきて、私ら設計の仕事として【お客様が希望してきたものが正解なのか、やめていた方がいいのか】を理由も含めて説明する事が増えてきました。
昔はお客様が受け身だったのが、住宅について意見を出し合う関係になってきたという感じ。
その中で、お客様の要望と自分の思いを融合させて、期待を上回る、より良いものをご提案しないといけない状況です。
これからは個人が生きる時代。企画住宅のようなパターンの中で住むのではなく、何か個性が出ていて特徴のある住宅設計をしていけるように磨いていきます。