セキスイの時の先輩が、かなり前の話になりますが、色んな建築家とからむ住宅会社?(コーディネート会社)に転職されたです。
今からもう15年程前になりますが、たまたま建物の展示会があったので行ってみたら、バッタリその先輩に会いました
立ち話でしたが色々と建築家が建てる家について教えてくれて、その中で印象に残った言葉があります
「カッコいい家とか設計する人はいっぱいいるけど、お客さんに紹介できる建築家は断トツで●●●さんやなぁ」
なんでですか?って聞いたら
「人間性がダントツやから」
これは分かりますね。建築家(設計士)ってやっぱ自分の作品って思っている人も多くて、依頼者であるお客さんの要望にあまり耳を傾けなくて困る人も多いって聞きます(今は知らんけど)
私の過去の建築や設計が好きで依頼してきたんでょ!みたいな。
「この建築家はもちろん設計も素晴らしいけど、お客さんとの対応力がもう違うから」って言ってました
設計料は怖いけれど(汗)、たしかにこんな建築家なら一回設計してもらいたい
私も設計する人間として、自分が悩んで考えた間取りには自信を持ててから提案していますが
気を付けている事は【やさしくあること】。お客さんの不安や疑問、考えを出来るだけ教えて欲しいんです
それを聞いて、考えた間取りの方向性が違っていたらすぐに修正・変更案を考えたいし、より違った間取り提案が出来るかもしれないってチャレンジしていきたい
住宅業界ではあまり聞かないけれど、不動産業界では気分よくない話をよくお客さんから聞きます
「間取りの打合せは3回までです」
「めっちゃ良い間取りが出来たので、楽しみにしてください!」って打合せ前に連絡が来た。初めて間取りを見せてもらう日だったけど、そこで契約を急かされた
「建築条件付き土地で、元々あった参考プランを少し変更した位の打合せをされた」
こういうのって、間取りを軽く考えている、もしくは実際には間取りを考えていない営業マンだからこそ言えるトーク(汗)
お客さんが納得する間取りを作り上げていこうって考えている人間には出来ない・・・
これから多様化してくる時代になってくると思います。打合せ相手がどういった人なのか?というのは住宅においては非常に重要になってきます。自分のイメージが実現出来そうか?それを注意して、担当の観察を初期の段階でしておいてくださいね。