全日本選手権女子エリートロードレース

『全日本選手権女子エリート＋U23ロードレース』

昨日同様に気温が低いため入念にローラーにてアップを行いました。

前日夜のミーティングで高橋松吉監督から「積極的にレースを展開するように」

「上りの強い金子選手、川口選手がアタックしてくる事が想定されるので冷静に対応するように」との指示を受けた。

昨年10月18日JBCF周南クリテで落車骨折してからの長く辛い１年間を思い出しながらスタートラインに並んだ。

1周目

１１；３０オンタイムでスタート

スタート直後の下りを終えた地点で西選手がファーストアタック。

事前に身体が動き西選手にブリッジをかける。西選手に「一緒に行きましょう」と声をかけるが「厳しい…」と

今シーズンは、あまりトレができないない様子…

ベテラン二人で共闘したいシーン

その後西選手がメイン集団に戻り一人旅に

入賞圏内の選手が単独もしくは少人数でブリッジをかけてくれることを願いつつ、一定ペースを保つ。

1周回終了時でメイン集団との差は1２秒

泳がされている感は否めないが調子も悪くはなかったのでそのまま集団に戻ることはせずにその位置で次の展開に備えました。

2周目

3段坂の手前でメイン集団に吸収され、展望台に向かう坂で金子選手・川口選手のペースアップがかかる。そこは苦しいながら冷静に対処にメイン集団でクリア2周目を終える。

3周目

スタートからの下り区間と三段坂にまでのアップダウン区間で集団内にて脚の回復を図る。無理のないペースだったとは言え、2周逃げ続けるとそれなりのダメージがあったので、次のアタックに対応出来る様に集団内で脚の回復を心掛けた。

前周回同様展望台に向かう坂で金子選手・川口選手のペースアップがかかるが、前周回と同じ地点でのペースアップなので問題なく対処できました。

その後ゴール手前の坂でもアタック・ペースアップが掛かるが苦しいながらも遅れることなくクリア。高橋松吉監督から「米田耐えろ我慢だ」との激を受け4周回目に突入。

4周目

この周回も前周回同様に三段坂でアタック・ペースアップ（金子選手、川口選手）が掛かる。単調な攻撃ではあるが力のある選手も次々に遅れていく。明らかにスプリントに強い植竹選手を上り区間で切ろうという動きかと思われました。

頂上では数秒遅れてしまうが、下り区間で牧瀬選手と協力して先頭集団に復帰する。4周回終了時先頭集団は８名に絞られた。終盤にかけてチャンスを見つけて攻撃に出なければ！

5周目

三段坂の下から金子選手が踏み始める。そのアタックにつけた選手は、植竹選手・川口選手の2名。樫木選手を中心に追走集団を形成し一定ペースで上りをクリアする。

先頭との差は21秒。チームスタッフから先頭集団が牽制気味との情報があった。

脚は既に限界に近い状態だが、ここで「諦め」文字は頭には微塵もない。

しかし、周回後半に樫木選手、石上選手2名のペースアップにつききれず、周回終了時、先頭とは1分20秒、樫木選手集団とは20秒の差が出来てしまう。

6周目

牧瀬選手と声掛け合いローテーションをし、ペースダウンをしない走りを心掛けた。キモチでは、「まだ行けるまだ行ける！」と思っているが手足が、ビリビリ痺れてきていた。

前を走る樫木選手集団から2分以上のタイム差がつく。

7周目

三段坂頂上付近でそれまで共闘してきた牧瀬選手からも遅れてしまいました。

8周目(最終周回）

スタートゴール地点で牧瀬選手から42秒遅れる。明らかにペースダウンしているのがわかる。もはや1ミリの力も身体には残っていない事が私自身理解は出来ていました。

しかしまだ気力は残っている。

必ずゴールラインを切る！自分自身にそう言い聞かせペダルを回し続けた。この1年間の苦しいトレーニングを思い起こし、最後の力を振り絞りゴールライン目指す・・。

10位でゴール。

今シーズンも色々な方々にサポート・応援して頂き本当に心から感謝いたします。

2019－2020の2年間は、更年期に入り血液検査の異常値や体調が不安定で辛く苦しい2シーズンでした。

昨年JBCF周南クリテでは、落車しご心配ご迷惑をおかけいたしました。

そんな状況の中を乗り超えて再び日本一を決める「全日本選手権」のスタートラインに着く事ができたのは、忽那社長様・高橋松吉監督・チームスタッフそしていつも応援をしてくださいます皆様のおかげです。

結果が全てのこの世界にとって「４位」「10位」は、負けなのかもしれません。

しかし、そこに至る経験を、これから上を目指そうとしている後輩選手に伝承し、アスリートにありがちな女性特有の身体的悩みに少しでも応えていければと思っております。

そして近い将来、高橋松吉監督率いる「MOPS」チームからオリンピック選手を輩出出来る様に自分自身も選手として指導者としてベストを尽くす気持ちで来シーズンも「笑顔」で挑戦していきたいと思っております。

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