みなさん、こんにちは。
今日は、2021年9月から第2・4土曜日の19時半から行っている
心理系大学院受験用勉強会について書いていこうと思います。
9月25日に開催した勉強会では、
2つのテーマについて論述の練習を行いました。
① 類型論と特性論
② マズローの欲求階層説
についてです。
詳しいキーワードなどは、
ここでは書きませんが、私が論述してみたものは下記の通りです。
(キーワードが見たい人は、是非とも勉強会に参加してね!!)
類型論と特性論について250字程度で論述せよ。
パーソナリティ把握の考え方として、類型論と特性論の2つがある。類型論とは、ある原理に基づいて少数の典型的なタイプを設定し、個人を当てはめて性格を捉えようとする方法であり、クレッチマーの身体的特徴と関連づけた理論やユングの内向ー外向の分類などがある。特性論とは個人の行動を観察し、諸特徴を記述することで個人の性格を捉えようとする方法であり、マックレーとコスタの5因子モデルが挙げられる。類型論は個人を全体的・直感的に理解する点で優れているが、具体像が見落とされやすい。特性論は個人の特徴を詳細につかむことができる一方、全体像がつかみにくいという欠点があり、それぞれの長所・短所を理解した上でパーソナリティを把握することが望ましい。(300字)
マズローの欲求階層説について250字程度で論述せよ。
マズローは自己実現を頂点にして、人間が成長し続けていくという人間観に基づいて、欲求の階層構造を考えた。生理的欲求は、最下層に位置し、食欲・性欲・睡眠欲など身体的な基盤を持つ欲求であり、すべての欲求の中で最も強いとされている。2層目は安全の欲求で、苦痛や不安、危険などを避ける欲求であり、3層目は所属と愛情の欲求で、他者との友好な関係を求める欲求である。4層目は承認の欲求で、他者から尊敬・尊重されることを求める欲求である。これら4つは、欠乏欲求と呼ばれ、人間の体験として欠如という形で知覚される。最高層にある自己実現の欲求は、自己が潜在的に持っている可能性を実現しようとする欲求で、欠乏欲求と区別して、成長欲求として表現される。(293字)
類型論と特性論の問題のように、2つのテーマに論述せよと言われたら、皆さんはどのように論述をしますか?
それぞれ書き方があるかもしれませんが、自分なりにフォーマットというか、フレームを作っておくと比較的書きやすいかもしれません。
私の場合は、
① 2つのテーマについて提唱者・理論を概説する
② そのテーマの共通点・類似点や相違点を論じる
③ まとめとして、それを用いる場合の中などを論じる
というフレームで書くようにしています。
こういったフレームは、自分で論述をするようになって、初めて身につくものだと思いますので、是非とも論述の練習をしていきましょう。
どちらにしても、大学院に入ったら修士論文を書かないといけないのですから・・・。
心理系大学院受験勉強会
日時:2021年9月から 第2・4土曜日 19時30分から21時くらいまで
費用:各回参加 2,000円 年間参加 40,000円
場所:Google meetを使用してオンライン上で開催
特典:心理系大学院「干支の巻」子の巻~巳の巻までをプレゼント
臨床心理士を目指すために買っておきたい本③
こちらは高いので、金銭的に余裕がある方向けですが・・・。
かなり豊富な知識量が内包されているので、
最寄の図書館や所属大学の図書館にあれば、
それを借りたり、図書館で勉強するときに見てみてください。
欲しくなったら、仕事やアルバイトを頑張って、購入されるといいかもですね!