藍忘機の家･姑蘇藍氏をも屠った岐山温氏の
毒牙が雲夢江氏にも及び始めそうな空気が
漂う蓮花塢の続きから始まった第11話。
魏嬰を可愛がっていてくれた江澄の父
江楓眠も酷い事に殺められてしまい、
そして虞夫人は息子を魏嬰と共に
小舟に乗せて逃がすも……。
逃がそうとする時に見せた
母親としての姿と涙から息子の無事を
節に願う母の想いと師の覚悟が
ひしひしと感じられて涙を誘われます。
でも結局蓮花塢は岐山温氏の手に落ち
居た者は一人残らずゴミの様に屠られ……。
江澄は魏嬰が死ねばよかったと
悲憤の全てを彼にぶつけます。
悲しいのは魏嬰とて同じ事。
幼い頃に実の両親を喪った自分を拾い
我が子も同然に育て溺愛してくれた
江楓眠が命を奪われてしまったから。
怒りをぶつけられ地に倒され
喪失に打ちのめされ赤子の様に泣く
魏嬰の身に針の様に降りしきる雨が
彼の涙のようで胸が張り裂けそうです。
この時に藍湛はどうしているのだろうか。
今回の雲夢江氏の悲劇を
雲深不知処で耳にしているのだろうか？
慕っていた人を喪い雲夢の悲劇を
自分のせいにされ傷ついている彼を
救おうと行動を起こしたりしないのか？
この先2人はまた再会出来るたとしても
藍湛にこの傷を癒す事は出来るのか？
次回第12話もきっと悲しい展開が
描かれると思いますが早く魏嬰と
藍湛が再会する事を願っています。