初心者向けの投資について情報発信をしているjomaです![]()
この記事は前回からの続きになります。
まだの方はこちらから読んでいただけると幸いです。
さっそく続きから始めます。
4.節税対策をする
そもそも投資を行い、利益が出ると約20%の税金を収めなければいけません。
例えば元金100万円を運用し、10万円の利益が出たとします。
そうすると10万円丸々あなたの元へ入るのではなく、
10万円の20%
つまり2万円が引かれた8万円が手元に残ります。
投資にも税金がかかるのか…
そうなのです。
給与から所得税や住民税が引かれるのと同じで、配当金や譲渡(売却)益にも所得税15%と住民税5%の合わせて20%の税金がかかります。
(※正確には2037年12月末までは復興特別所得税が加わるので20.315%の税金がかかります)
ただ、税金が引かれないのであればそれに越したことはないですよね?
その税金を優遇してもらえる制度が皆さんがよく耳にするつみたてNISA制度なのです。
つみたてNISAは限度額こそ決まっていますが、利益が出た分の約20%の税金が非課税になり、先ほどの例だと丸々10万円の利益を受け取ることができます。
ちなみに私の母も夫もつみたてNISAは投資商品だと勘違いしていました。投資信託の中の【つみたてNISA】という商品を買うと、非課税になるのかと本気で思っていました![]()
つみたてNISAはあくまでも国が多くの方に投資を始めてもらうために制度化したものなので投資商品ではありません。
少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度なのです。
そしてつみたてNISAは利益が非課税になるとお伝えしましたが、いくらでも非課税になるわけではありません。
「年間40万円という投資金額の限度枠があり、それを最長20年間の間に得た売買益は非課税にします」
という制度です。
ちょっと何を言っているかわからない…
という方のためにもう少し具体的に説明します。
ある年につみたてNISAの制度を利用し、投資信託を40万円分購入したとします。
そしてその40万円は基準価額の変動により20年後までに年利5%程度で運用できたとします。
そうするとある年の40万円は20年後に蓋を開けると約106万円になります。
その時の売買益は
106ー40=66で
66万ということになります。
本来であればここから約20%の税金である13万2000円が引かれることになります。
しかし、つみたてNISA制度を利用するとこの13万2000円が引かれずに66万円が手元に入ることになるのです。
(正確にはここから手数料が引かれるため丸々入るとは限りません)
なんとなくわかっていただけましたか?
そうなんです。こんなお得な制度は利用しない手がありません。
そのためにはつみたてNISA口座を開設する必要があります。
これは以前この記事でお話しした販売会社で口座開設を行い、さらにそこでつみたてNISA口座を開設しなければいけません。
めんどくさいですね…
私は極度のめんどくさがりなので積立投資を始めてからつみたてNISA口座を開設するまで5年くらいかかりました。![]()
だいぶもったいない事をしたな…と反省しています。
ただSBI証券であれば開設自体は証券会社の口座開設をする流れとほとんど変わらず、ネット上で個人情報をアップロードし、あとは待つだけ。
つみたてNISA口座開設完了のお知らせと税務署の審査結果が届くので、それが問題なければつみたてNISA口座の利用ができるようになります。
※注意点
つみたてNISA口座は1人1口座までしか開設できないため、例えばSBI証券と楽天証券で20万円ずつつみたてNISAを利用し投資信託を購入するなどといったことは出来ません。SBI証券内でつみたてNISA口座を開設したら、そこで最大年間40万円まで利用することになります。
また、今回は詳しく触れませんでしたが、NISA制度には一般NISAとつみたてNISAの2種類があります。この2つは併用が出来ません。投資信託を利用する場合は長期投資が基本なので、非課税期間が5年の一般NISA制度は投資信託購入にはオススメ出来ません。(2023年現在)
なので、今すぐ投資信託を始める方はつみたてNISA口座の開設をオススメします。
ただ、とってもややこしいのが2024年からNISA制度が見直されるとの指針が発表されたため、来年はまた制度がガラリと変わることになります。詳しくは金融庁のHPをみてみて下さい。
それなら来年からでいいや
と思ったそこのあなた!
2023年分の40万円の限度枠は今年しか貰えません。
なので、今年からつみたてNISA口座を開設することをオススメします!今年口座開設してしまえば、来年制度が変わったとしても自動で引き継がれるため、新たに口座開設する必要はないので安心して下さい。
ふぅ…だいぶ長い記事になってしまいました
ただ節税に関しては、もう一つ確定拠出年金の話もあります![]()
それは、次回にしたいと思います…
本日はここまで![]()
読んで下さりありがとうございます!
