6/21 古民家再生日誌 15 | 住まいと暮らしとお陽さまと

住まいと暮らしとお陽さまと

日々の暮らしに朝陽のようなすがすがしさ、夕日のような温かさを感じる住まいを作りたい。
建築士として日々思い、感じることを綴ります。

伊那市高遠町の茅葺き古民家の再生を

2024年6月7日よりスタートしました。

古民家を残したい、古民家で暮らしたい

そんなかたの参考に……

そして、こんなときもあったなぁと

振り替えるための日誌です。

 
6月21日  雨 生憎の雨天、お昼過ぎから曇り
 
今日も5時起床で、5時半からウロウロしてます。
 
まずは手洗いによる洗濯。
排水が下水道に繋がっていないので、
少ない水とちょぴりの洗剤で排水をできるだけ減らすように。
 
雨だけど風が吹くと少しは乾くかなぁ…という期待と
手洗いなので溜めるとツライから雨天決行。
 
恒例の藁トコ畳の分解。
小雨の降る中、とりあえず1枚。
 
ここで7時前ぐらい。
 
朝ご飯を縁側で食べながら…
 
あぁ、構造をやらなくては…
と、一人プレシャーを感じる。
アセアセ
 
 
今日は伊那市駅近くのコワーキングスペースで
集中しよう!
 
と、思いつつまだ開館時間まで1時間以上ある。
 
やっぱり作業だ!
と、
畳の分解を軒下でせっせとやっていると
誰かが来られた気配。


昭和49年の新聞が畳表の下に敷いてありました

 
アッ!区長さん!
おはようございます!
 
大工もやるのか?
やるんやったら板があるんやけド使うか?
 
と聞いてくださる。
 
ワタシに大工は無理だ…と思っているけど
板は欲しい!(どんなんか知らんけど…)
 
 
欲しいですぅ!
などと話していると、
区長さんが
 
どこで暮らしてるの?
 
と聞かれるので、
この縁側と車の中です、と話すと
 
どこかに泊まってるんかと思ってたわ!
やって。。。
 
車の中で寝泊りしている、、、と
村じゅうの噂になっているかと
思ってたんやけど案外知られてなかったみたい。
 
一晩中、車が停まっているいるんやけど、
この辺りは8時過ぎると
真っ暗で人通りもないし、
車が停まっていることに気づかれてないんやね。
 
こんな生活ももう半月過ぎたけど、、、、
至って元気で日焼けした顔を鏡でみて
毎回びっくりする始末。
 
丈夫に生んでもらったおかげさまです。
歩く
 
 
さてさて、構造はまとまったのかと言いますと
7割…いや、6割まで来たかな。
笑い泣き
 
柱や梁の体積を求めて質量を出す…
サッシの重さ、茅葺の重さ、小屋裏の床の重さ、
 
体積と比重をかけるだけなんやけど…
 
エクセルに数字をいれるだけなんやけど…



疲れたよ…ショボーン
 
そして計算の結果、
「地震用建物重量の目安」より
かなり軽いんですけど!!
びっくり
 
部材が少なめ、細目、だからかな、
と思うんやけど
見落とし、算出漏れがあるのかも。
 
明日、現地で要素を確認して、
サイズをもう一度測って、
数も数え直す!
 
改修の設計作業って
行きつ、戻りつ、を繰り返して
進んでいくものなんです。

そこで気づくこと、
ひらめくことがあるのですキラキラ
 (きっと、たぶん…爆笑
 
四時過ぎたらムチャ晴れました!
いいことありそう~笑い



一日一歩、三日で三歩、
さぁんぽ 進んで 2歩下がるぅブルー音符
がんばがんば で---す。
 
 設計事務所 笑み太郎

一級建築士 池田 祐実英

 

 

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