6/16 古民家再生日誌 10 | 住まいと暮らしとお陽さまと

住まいと暮らしとお陽さまと

日々の暮らしに朝陽のようなすがすがしさ、夕日のような温かさを感じる住まいを作りたい。
建築士として日々思い、感じることを綴ります。

古民家を残したい、

古民家で暮らしたい、活用したい方の

参考に……

そして、こんなときもあったなぁと

振り替えるための日誌です。

6月16日  早朝にひと雨その後晴天

朝、メールをみると光風林の筒井さんから
先日の調査の件でメールか来ていた。

北側の屋根がなぜ葺き下ろされているかなど、
風土に根付いた特徴を教えていただいた。

軸組図と耐震計算に取りかかります、
と報告すると……

同時に地域の建物や歴史など
調べたり、感じたりすること……
をアドバイスいただいた。

そうや!そうや!
現存している地域の建物の観察や、
歴史を調べにいかなくっちゃ~イエローハーツ

と、ワクワクで、一日がスタート!

今日は長野市に住む従兄が夫婦が
朝から来てくれて、再会を祝っていると……

軽トラかビューと敷地の入り口に停まった。

あっ!区長さんや!
と、走りよるワタシ。

ちょっと今から10人くらい来るから
説明したって。
この地域で古民家は数件あるからなぁ。

と、地域の草刈りを終えたおじさまたちが
軽トラで大集合!!

みなさんにご挨拶して、
茅葺きのままで再生します、とお話して。

すると、
子供のころこのムロのなかで
柿食べたんや
昔は冷蔵庫代わりにしてたんや

とか、

ムロの壁、昔はコンクリート
ブロックやなかったなぁ

とか、

あの窪みで冬は炭をおこしたんや。
そうしたら床暖房になるんや

びっくり!!

何のための窪みか知りたかったんよー!!

茅葺きのことも、
ここらへんは茅が採れないから
麦ワラで葺いたんや。
この空洞が大きいのが藁や。

とか……

朝、知りたいと思ったことが知れて、
これから誰にお聞きしたらいいか、
(区長さんが紹介してくれるって!)
もわかるなんて!!

もう、びっくりやん!
ありがとう、茅葺きさんキラキラ
(おうちのことを茅葺きさん、と呼んでます)

お昼ごはんには従兄ご夫婦が
サラダやスープ、パン、おやき、
コーヒーなどなど差し入れて下さって、
みんなで和気あいあい
ニコニコ

和室の綿壁剥がしもしてくださって、
はかどった~!




三人が綿壁剥がしに勤しむなか、
ワタシは朽ちかけたおトイレの解体に着手。

大、小とわかれているおトイレの照明器具を
外して唸った。



一つの照明で2部屋照らす!
器具も配線の手間も省けるねぇ!

あっ!
でも、両方使ってる時に先に終わった人が
うっかりスイッチoffにしたら、
真っ暗でパニックやなあ~
ガーン

など、しょーもないことを思うワタシ。

小便器を外す時に驚いた!
始めてみるデザイン!
ツツーと伝ってしまっても
受けるお皿がついている!


おー、わかってるなぁ~!
今のデザインよりなんか良くなくなーい?
とか、思いつつ作業するワタシ。
爆笑

なんて素敵な日曜日
ラブ

ありがたや~
照れ

また、写真取り忘れて……アセアセ
撮影ボランティアさん、募集中でーす!

 設計事務所 笑み太郎

一級建築士 池田 祐実英


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