6/15 古民家改修日誌 9 | 住まいと暮らしとお陽さまと

住まいと暮らしとお陽さまと

日々の暮らしに朝陽のようなすがすがしさ、夕日のような温かさを感じる住まいを作りたい。
建築士として日々思い、感じることを綴ります。

古民家を残したい、

古民家で暮らしたい、活用したい方の

参考に……

そして、こんなときもあったなぁと

振り替えるための日誌です。

6月15日  

今日は雨漏りで土壁が崩れた付近の
片づけをする。

崩れた壁の裏にあった桐の古いタンスを
運び出して、
バールで叩いて引出しも外枠も板の状態へ。

軒下に積んであった角材などを
味噌蔵の前へ移動。


写真は移動前


土台の取り替えに使えるかなぁ。
使えたらいいなぁ……

この崩れた壁の裏にお宝が!
破損してる部分もあるけど
修理して使えそうな糸車!
ラブ



あぁ、ごほうびや~キラキラ
茅葺きさん、ありがとうラブ

午後からは土壁の上に化粧として
施された【綿壁】の除去。

これがなかなか進まず……
手間かかるなぁ。

土壁の壁土を再利用できたらしたいので、
表面の要らないものは絶対取り去らないと!

土壁を壊して土を残そうという作業は、
土壁の特性を知る学びの時間。

土壁の中の木舞は竹ではなくて茅やった。
その茅は全然悪くなってない。

表面の綿壁にたっぷりの水を噴霧しても、
土壁は少し塗れてすぐ乾いていく。
これが土壁の超湿機能かぁ!
びっくりすごすぎるなぁ。

感動しつつも、
くたびれたぁアセアセ


くたびれて放心の図 目付きがおかしいアセアセ


片づけから土壁の解体へ作業が移行して、
これからは地道な作業。
がんばるどースター

 設計事務所 笑み太郎

一級建築士 池田 祐実英


 ホームページは現在公開しておりません。FacebookやインスタからDMください。