残された私たち -11ページ目

思い出しました

久しぶりに日帰りで遠出しました。
夫が元気な時はワゴンに乗っていたので一台で私達家族と私の母と妹も一緒に7人で出掛けていました。
夫が亡くなり車は私の軽自動車だけになりました。
妹の車と連なり走る。

途中、夫を思い出す。
うつ病が重症化したばかりの頃、気分転換になれば。と家族で行った観光地。あのときの憂鬱そうな夫の顔が浮かびました。
泣きそうになるのを唇を噛んで同乗の息子たちにわからないようにしました。

目的地近くのインターを降りてまたまた思い出してしまう。
小さい頃にこの辺でお蕎麦食べたよ。(20年位前)と話してるとその店を発見。
また泣きそうになるのをこらえる。

こんな遠くにも夫を思い出すところがあるなんて。
そして私はいつまで思い出して涙が出るんだろう。





緊張

次男が先日入籍しました。
お相手のご両親と食事会をすることになりました。
こちらは私一人。こういうときに不安と寂しさが増します。
次男に 向こうは二人だけどこっちは私一人 緊張する とラインしたら ゆりあ家は三人だ って返信。
自分とお嫁さんのことのようです。

嬉しかった。

でも、寂しい

夫婦茶碗や夫婦箸を見て もう私は必要ないんだな。買うことはないんだな。と寂しくなります

秋の空は大好き。夕焼けなんてずっと眺めていたい。でも寂しくて涙も出ます



夫の夢を見ました

私は自分の車で外回りの仕事をしています。
移動中、たまには違うCDにしようとドラマに使われたものにしました。
かけてすぐにドキドキして手が震えて涙が出て ました。
その曲は3年前、夫が体調を崩して仕事を辞め た頃やっていたドラマの曲でした。
このドラマにはまっていました。というより現実逃避していました。
録画して毎日毎日早朝と夜遅くに見ていました。私も常勤で働いていたものの夫の収入が無くなるのはつらい。この先の不安、どんどん暗い顔になる夫。私もうつに引き込まれてしまいそうでした。そんな時にのめりこんだドラマの曲でした。

まだ仕事中。すぐCDを止めましたがしばらく動揺が続き3年前のあの頃の苦しかったことを思い出していました。

その夜、夢に夫が出てきました。友達に私達の家のインテリアをかえてもらった。と壁紙やテーブルがかえてあり前のは捨てたよ。と言うのです。
私が、二人で選んだテーブルだったのに。と言ったところで目が覚めました。

あの頃の私に怒ってるのかな。それともどうでもよくなったのかな。

今でもあのテーブル使ってます。