どちらともなくキスをした。
でもキスした後に後悔した。
あぁ、やっぱり好きなんだよなって
思い知らされた。キスなんてして
もう、離れられなくなりそうだ。
そのまま抱き寄せられて後ろ髪を
手ですかれる。私の長くない髪の毛。
髪にトラウマが残ってるはずなのに
今だけは髪が長かったらなんて考えてしまった。
「とりあえずどっか行こっか。」
と腕をほどかれてしまい、少し名残惜しくなった。ほどいた優希自身も。
友達に声をかけれてここが学校だったことを思い出す。
それくらいお互いのことしか見えていなかった。
自然と手をつないで歩く。
喧嘩する前よりもどかしい距離。
近くなったからこそもどかしく感じられる。
今日あったこと とかたわいもない話をして、笑って。ただそれだけなのに胸が弾んで。
”優希が隣にいる”ただそれだけで私は何でも出来ちゃう気がした。幸せだった。
家だって隣なのに、またすぐ会えるのに
さみしく感じる。
そんな私に気づいて優しく笑って、そっと触れる様なキスを落とされる。
そんなことされたら余計に離れ難くなる。
そう思っても顔はにやけてしまう。
嬉しいんだ。君の優しさが。