3月2日は東京で花組新人公演

やっと無事に新人公演ができて
良かったです

そして109期の文化祭が
2月24〜26日に実施されましたね

芸名も発表されて
雪組大劇場公演でのお披露目が楽しみ

その前にスカステで
文化祭の様子が放送されるかな

さて、出来の悪い患者が
退院できずに
思ったことをつれづれに…

前に少し書いたんですけど
ヨハンの話す言葉に
『無敵』っていう言葉があって
実は結構、異質というか…
前は文学的って書いたんですけど
文学的というか
現代的?よくわからないけど、
ただ、なんとなく会話の中で目立つから
不思議だなぁと思っていました
セリフとして難しいなとも。
それがね、大千穐楽あたりで
いつからかはもうわからない
DCmy初日からかな
言葉が目立つけど違和感がなくなり
すごく腑に落ちた
というか
作品中でこの言葉が必要なんだなって
わかったというか…遅いですね
そんな話をつれづれと。
以下セリフはニュアンス
内容は妄想です
特にセリフは間違えてます
『貴方がいると
無敵になれる心地がする』のあと
場面がかわり
ストルーエンセは独自に枢密院を作り
新しい方法で啓蒙改革を断行していく
『無敵』場面から
改革の場面へ変わる中
ヨハンはそのまま舞台に居る
表情の流れが『無敵』の場面から
継続しているんですが…
ヨハンの心境の流れと
出来事の繋がりを感じて
目を奪われました
クリスチャンが
『改革がひとつも進められない!』
と愚痴ると、
ストルーエンセの顔がパッと変わって
それが
無敵だからこそ閃いた
私にはそう見えました
ヨハンにはもともと
人々を啓蒙する気持ちが強いし
自分では啓蒙こそやりたいことだと
思っているし、確かにそうなのですが、
断行し始めたのは
カロリーネに会ったからなんだな
『今は難しくても、皆が貴方を受け入れる』
これは後から出てくるセリフ
と言ってヨハンを
全肯定するカロリーネが出現したから
どんどん進んでいけたのだろうな…
だけど自分では
本当の意味では気づいていない
突き進んでいく改革と
ヨハンの変化がセットで
複数の場面展開の中で
『無敵』場面から
途切れることなく繋がって伝わってくる
なんかそういうのが
舞台作品ならではだなぁって
説明が難しい
何かあらわす言葉があるのかな。わからない
どの作品でもそうやんって言われると
困るんですけど…
こういう
舞台ならではだなっていう感じ
私は朝美さんが演じているときに感じることが多い
それ以外で感じたことがないと思う
もちろん、演出があるからこそだと思いますけど
映画とか映像表現では
空間が継続してる必要がないから
今回のような
効果はあんまり使わないというか
現れないと思うの
また違う表現になるということです
あぁ舞台観てるって
どうして朝美さんを観てると
そう感じることが多いんだろう
ほんとに好きです
観劇中は集中していて
それどころじゃなかったけど
思い起こすと
そんな気持ちと一緒に
ヨハンの変化と
デンマーク王国の変化を観て
ゾクゾクしましたちょっと変かな
また、前にも書いているんですが
この改革を表現する
音楽とダンスの一体感と
各人のセリフと
ヨハンの表情の細かい変化
そのコラボが好き
KAATも良かったと思うけれど
流れ、引き込む力という点では
梅芸にきて変化がすごかった
クリスチャンが力尽きて
『ヨハン…』と力無く呼びかけるとき
ストルーエンセが
『クリスチャン…すまない、つかれたね。』
とほんとうに労わるように言う
音楽の効果もあると思うけど
クリスチャンがホッとしたように
縋るような目をした時に
それがまるで見えなかったかのように
『…心配しないで、私ひとりで勅令を発布できるようにするから』と
少し力強く
でも労わるようにな雰囲気で言う。
背中を向けてるんです
でも
クリスチャンの縋る気持ちが
ヨハンには全く見えてないのが感じられて
そのことに震えました
内容もだけど
そう感じることに。
その直後
サッと振り返ったストルーエンセの表情
カロリーネから受け取った
『無敵』のまま
まわりが見えなくなっていく
ストルーエンセ
雨が哀しく強く降る中
勅令を書き続けるストルーエンセ
すでに数々の手ごたえを得て
無敵なまま硬化していく感情
正しい改革を妨げるものは
悪でしかない
自分の中に
性急かつ傲慢が潜んできたことに
気づかないヨハン
カロリーネという
全面的にヨハンを肯定した存在
だけど
改革を断行する力が
どうして湧いてきたのか
気づいていない
気づかないまま
進んでしまうのねぇ…
なんか中途半端ですが
とりあえず
言いたいことのひとつは
ここで途切れるので…。
カロリーネから
受け取った『無敵』が
ヨハンの原動力になったんだろうという
みんな知ってるよって言う話だろうけど
その舞台的な表現が好き
ということと、
『無敵』というコトバが
作品の中で
私にとって馴染んで感じたという話