月組『桜嵐記』(2021)⑤【父母・老年期・幼年期】 | ラピュタをさがして

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宝塚のこと。
気ままに。
自由に。

大雨で警報が頻発していますね

九州地区が特にひどい模様

心配です


明日はとうとう

月組大千穐楽




紫陽花の写真からしても

いつの写真?って感じですが

マイペースに感想を。


お花は観劇時の花のみちです





オープニングの正儀(老年)の

時代設定などの解説は

初日からわかりやすく

ややこしくて眠くなったり

間延びしたりもなくて

さすがやなぁと思ったものですが


my楽の老年期のおふたり

正儀と弁内侍は凄かったです


弁内侍(老年)が下手から

語りながら銀橋真ん中まで歩いてくる

登場から存在感が増していて

声音だけで年配感や深みが感じられて

すごく惹きつけられました

そのせいでラストの

老年の正儀と弁内侍が

庵で語るシーンから出陣式に至る流れが

さらにインパクトがでて

わかりやすく

出陣式の華々しさが

印象深くなった気がします


庵で話すふたりも良かった



楠木正成と幼年期の3人

幼年期の3人は

子どもらしく、

子役っぽく過ぎず良かったです

正成は悪く言うと

誰がされてるのかなと思わないんですね

それくらい普通の武士の父親です

観劇2回目以降は正成=輝月さんって

インプットされているから

そんなことはないけれど。


子役の中では

セリフという意味では正行(子役)に

やはり惹かれますね

声がいいから。



正成の妻、久子は

若い頃の場面がないので

百合の姑っていう印象

ちょっと若めのお婆さんのイメージ

正成が亡くなった後の話だから

正成と共に登場する場面もなく(たぶん)

ちょっとだけわかりにくい


でも、子どもたちとのやり取りの様子が

赤坂村の雰囲気を出してるなと

感じましたニコニコ



そして、

正成はなんといっても

赤坂村の歌ですね音譜

正行のスローモーションの戦いが

舞台上で展開しながらの

正成の歌声が泣けます



赤坂村の歌といえば

まず楠木の郎党の一平太が歌います

颯希さんの素敵な見せ場ですね音譜

観劇毎に迫力が増して

村や郎党たちの雰囲気が出ていましたニコニコ



楠木の歌は

一平太→楠木の郎党たち→楠木の郎党たち→正成

と歌い継ぐ?感じで何度も登場

認識力が低いので

初見は『あれ?誰が歌ってたかな?』

と思って少し混乱しました

(作品の内容的には無問題)

正成が最後に歌った時は

正行の最大の見せ場が

舞台上で展開しているので

(初見では)目線が正行から外せず

歌い手を確認しづらかったですし

意図的かはわかりませんが、

上田先生恐るべしと感じますイヒ

誰がが歌ったという印象ではなく

時代や場所を表す効果が際立つというか…



楠木の郎党たちは

村や戦場など

ご飯を作る場面とかも

雰囲気をうまく作っていて

良かったですよね〜

観劇中に見分けるのは難しいのですが

あとから脚本を見て

あの台詞、この方だったのねと

台詞は結構耳に残っていて

みんな良い感じだったなーと思いだします


一平太と共にいたニノ輔

蒼真さんだったのですねニコニコ

『…かように大きなイノシシの中の中まで火が通っているとは、まだわからぬのでは…』

『よっ!一平太!』








【老年期】

○楠木正儀(光月るう)

○弁内侍(夏月都)


【父母】

○楠木正成〈父〉(輝月ゆうま

○楠木久子〈母〉(香咲蘭


【幼年期】

○楠木正行(白河りり)

○楠木正時(詩ちづる)

○楠木正儀(一乃凛)


【楠木の郎党】

一平太(颯希有翔

二之輔(蒼真せれん

朝陽つばさ・蘭尚樹・空城ゆう

彩音星凪・礼華はる・甲海夏帆

柊木絢斗・一星慧・彩路ゆりか