いかすネーミングに刺激されて、何だろうと思って調べてみたら、シフトガイドというパーツで、シフトの際のシャフトのしなりを軽減してくれるアイテムだとか。
シフトインジケーターといい、このシフトガイドといい、まだまだ知らないパーツがたくさんありますね。
ウチのソロ君のセル付きエンジンは、ギアシフトスピンドルが異常に長くて、突き出し量がカブの50㎜に対して、何と87㎜もあるんです。
そのため、ギアシフトの際のシャフトのしなりもハンパないような気がします。ただでさえ中華クォリティなのだから、その内シャフトがひん曲がっちゃう危険性もあるわけです。
そのシャフトのしなりを軽減してくれるアイテムが存在するのなら、是非とも付けてみたくなるのが人情ってもんです。
しかも、中華エンジンはカブ系横型エンジンのコピー品だから、このシフトガイドもボルトオンだと思われます。
とはいえ、悩みどころのお値段なので購入を躊躇していたら、某リサイクル系パーツショップで新品同様のアウトレット品を発見したので、迷わず購入しちゃいました。
と、ここまではメデタシメデタシな展開なのですが、シフトガイドを試着してみたら、何と下セル仕様の場合、余計なトコロにボルトがあって、そこが邪魔して装着できなかったんです・・・
カブ系横型エンジンのコピー品だからボルトオンで付くと勝手に思い込んだのが間違いでした。
さあ、どーしよう。
一週間ほど悩んで、強化クラッチのようにお蔵入りパーツと化すのか、と諦めかけたとき、シフトガイド本体にボルト部の逃げ加工を施せば装着できるんじゃないかと、閃きました。
削る箇所
二次元バイスにシフトガイドをセットし、最初はエンドミルを使って荒仕上、最後にヤスリで仕上げました(作業後の画像です)。
仮フィッティングしながら微調整の加工を何度か繰り返して、完成です。
真夏の酷暑下でやるような作業じゃありませんが、汗だくになってやった甲斐がありました。
なお、かつて経験した悪夢のボルト折損事故の二の舞を演じないように、付属のキャップボルトは使わず、ホンダ純正のボルトを調達しました。
装着完了。
ステップにも干渉していません。
まだ55㎜も突出していますが、それでも安心感は倍化しました。
それにしても「横ガッチリくん」、意外に存在を主張してますネェ~。
早速、試しにシフトペダルを踏み込んでみたら、アッチャ~・・・
何が起きたんだ・・・?