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文筆家hideの徒然ブログ

文筆家、そして経営学の大学教員として活動するhideが、日々の雑感を徒然なるままに綴る。
日々の取材のこと、出会った人々、世相・ライフスタイル、音楽、美術、読書、歴史、旅、そしてグルメなど。

花粉飛散も本格化し、ようやく春っぽくなってきたが、

この冬は、寒かったゲッソリ

 

拙宅の風呂場は、隙間風が吹き荒び、

しかも、シャワーは低温度でしか出ず、

そのせいで、入浴のたびに体調が悪くなるという

とんでもない代物ガーン

築年数の古い家の欠陥がもろに露呈した感じ。

 

そこで、市内のスーパー銭湯に通うことに。

市内と言っても、電車で5駅も先・・・遠いあせる

 

ジャグジーとか様々な種類のお風呂につかり、

足を伸ばして、疲れを癒し、

帰路は、クイーンズ伊勢丹とカルディで食材を購入する

というのが、定番のコースとなった音譜

 

1~3月は、取材よりも、主として、大学生の皆さんの指導の方が中心となり、

目の前の業務を黙々とこなしているうちに、いつの間にか、3月を迎えていたという感じ。

 

その間、テレビやネットで、時事ネタはチェックしてきたけれども、相変わらずの「偏向報道」ばかりで、観ていて、呆れてしまうことばかりムキー

 

あれほど「TPP反対」を唱えていたのに、トランプ大統領がTPP離脱を表明した途端、「自由貿易を阻害するのか! 保護主義反対!」と声を荒らげる。。。。なんと節操のない! じゃあ、どうしろと言うのか。。。無責任な。。。

 

同大統領が、移民や難民の国内流入を制限しようとしたら、これまた「けしからん、人種差別だ」と大統領を非難する。

では、日本は、いったいどれだけ移民や難民を受け入れているというのだろうかはてなマーク

ほぼ皆無ではないか!!

他国のことをとやかく言える立場ではないはず。

それに、そもそも、そうした米国の政策に関して、米国民の半数が支持しているのに、あえて、そのことに触れないようにしているのは、どういうわけか??(意図的!)

 

「米国第1主義」に関しても、「自国さえ良ければいいのか! エゴだ!」と叫ぶ。

米国社会の歪みは、今世紀初頭にはすでに限界点に達していた。

妙な喩えかもしれないが、太平洋プレートの歪みが極限に達すると、大地震を生起するように、一国の社会も、内的な矛盾や不条理が蓄積し、ある閾値を超えれば、社会不安そして社会の崩壊を招来する。

米国は、そういう意味で、今、「国家の再構築」(restructuring)の時期を迎えている訳であり、EUを離脱した英国も同様と考えるのが妥当だろう。

しかもなおかつ、米国は、国際社会に対する自国の責任を放棄したわけでもなく、

安全保障面をはじめ、やるべきことはやろうとしている。

それを称して、「自国さえよければいいと考えるエゴイズム」と非難するのは当たっていないし、言い掛かりに過ぎない。

 

そんな報道ばかり見ていると、本当に、テンションが下がるダウンダウン

知らない人は、それを「事実」だと思い込んでしまうだろう。

恐ろしいことだポーン

 

メディアをめぐる惨状は、米国も同様であり、だからこそ、トランプ大統領は、多くのメディアを敵に回してでも、自分の言葉で表現できるTwitterを主用しているのだろう。

これを見て、私はある情景を思い出した。

佐藤栄作首相の政権末期の出来事だが、記者会見の席上、同首相は、新聞記者たちを追い出し、突如、テレビカメラに向かって、自分の言葉で語り出すという前代未聞の珍事があった。

要するに、新聞・雑誌はウソばかり書くので、本当のことをテレビの生放送で直接話そうということだったのである。

 

時代は移り、それは、米国でTwitterという形に変わった訳だ。

トランプ大統領と佐藤栄作首相、、、、時代は変われど、思いは一緒ということか。

 

ところで、2月は、「初ガツオ」を楽しんだ照れドキドキ

現代日本は、流通が飛躍的に良くなっているので、2月のうちに、

しかも鮮度の良いカツオを満喫できる。

ありがたいことだ合格

私の学生時代は、3月の春休みに、鹿児島県の指宿とか枕崎方面に旅をして、

そこで「初ガツオ」を食したものだが、便利な時代になったものだクラッカー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週は、吉祥寺の東急百貨店で、

毎年恒例の「大九州展」に2回もお邪魔した照れ音譜

 

予定通り、八女茶、佐賀牛(A5)、キビナゴ一夜干しなどを購入し

大いに満喫アップ

 

私自身が福岡県久留米市出身ということも影響しているのだろうが、

やっぱり、九州の食べ物は美味しいクラッカー

 

ほろ酔い気分でニュースを眺めていると、

どこも米国トランプ大統領の話題でもちきりの様子酔っ払い赤ワイン

 

就任早々、「TPPから永久に離脱する」大統領令にサインし、

メディアは騒然となっていたゲッソリ

 

「何をいまさら・・・」と思う。

 

前々回のブログ記事(昨年暮れ)で書いたように(http://ameblo.jp/0429hide/entry-12220379724.html )、それは、明確な根拠のある、強い信念にもとづいた主張だったのだから、驚くにはあたらない。

それなのに、未だに、TPPを成立させようと躍起になっているオーストラリアや日本の政府は一体何を考えているのやら。。。

 

そして、彼(トランプ)は、予想通り、「北米自由貿易協定」からの脱退も示唆している。

この協定により、米国から800万トンの小麦がメキシコに流入して、

メキシコの小麦農家200万世帯が破産して、

「安い労働力」として米国に流入。

その結果、米国の労働者500万人が失業。

さらに、米国から42,000もの工場がメキシコに進出した結果、

米国産業の25%が「空洞化」し、多くの工業都市が寂れ果ててしまったのだから

脱退示唆は、当然だチョキ

 

「空洞化」と言えば、日本の地方都市における「産業空洞化」こそ、

比肩するものがないほどに深刻な問題だ。

1985年の「プラザ合意」を契機に、

日本企業の「海外直接投資」は拡大の一途を辿り、

日本国内に展開していた企業やその関連会社が続々と、

海外に移転。

海外で開発・製造した製品をさらに諸外国で販売することが一般化した。

その結果、かつては「企業城下町」として栄えた日本の地方都市(各地域における経済の中心地)の産業は、軒並み「空洞化」し、そうした諸都市は、急激に寂れ果てていった。

若い世代は、貧しく仕事もない故郷を捨て、東京などの大都市圏に脱出。

その多くが、「安い労働力」(非正規労働者)として、社会的にも経済的にも不安定な人生を歩んでいる。

そして、若年層が去った日本各地では、高齢化・過疎化・人口減少が一気に進んだ。

 

「グローバル化」を、世界の普遍的真理であるがごとく、

まさに”金科玉条のごとく”尊んできた結果がこれである。

 

国内事情は決して同一ではないにせよ、

米国においても、多国間協定などに象徴される「経済のボーダレス化」「グローバル化」の進展・拡大の結果、一部の超富裕層と、大多数の中下流層の「二極化」が進んだという点では、

日本と同じだろう。

 

中下流層に属する多くのアメリカ国民の苦悩・悲惨は、想像を絶するものがあったろう。

それなのに、「この期に及んでまだ、一部の業界と特権階級だけが得をし、多くの労働者がより貧困化するような政策をとるなど言語道断」という、鬱積した怒りの爆発が、「トランプ大統領」を生んだわけだ。

いい加減に日本もそのことに気づき、産業振興の在り方を含め、国内政策を抜本的に見直すべきなのではないかと思う。

政府もそうだが、特に日本の経済界として早急に考えるべき問題だ。

メキシコの工場をアメリカに移転するかどうかも大事だが、それ以上に重要なのは、

日本国内の「空洞化」問題への対応ではないだろうかえーんあせる

「グローバル化至上主義」は今、明らかに軌道修正を求められている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年末年始、仕事に追われていたこともあって、

ゆっくりと正月気分を味わう間もなく、

気が付けば、2017年1月も早、後半に突入してしまった(;^_^A

 

この週末は、久しぶりにゆっくりできたので、

吉祥寺で、あれやこれやと買い物を楽しんだ口笛

 

四半世紀近く通い詰めているお味噌屋さん(=ソイビンファーム)で、

極上の味噌を3種買い込んだニヒヒ

ここは、味噌問屋直営の専門店で、とにかく全国各地の逸品が揃っており、

この店以外では、買う気が起きないチョキ

早速、その夜、青森県十三湖産の大粒シジミを使って

シジミ汁を作ったが、いや~、うまかった~、幸せードキドキ

 

「カルディ」では、最近すっかりハマっている「ハリッサ」(HARISSA)を買い足すクラッカー

 

「ハリッサって、何さはてなマーク」という人もいると思うので、簡単に説明すると、

モロッコなど北アフリカの万能調味料で、

エスニック料理全般はもとより、広く洋風料理に適用可能な、

その名に恥じない万能調味料だ。

「カルディ」のオリジナル商品には優れものが多く、

昨年は、「アリオリソース」が素晴らしかったが、

今回の「ハリッサ」もそれに負けていない合格

 

鶏の胸肉が冷蔵庫にあまっていたので、

「鶏のトマト煮込み ハリッサ風味」という自己流の料理を作ってみた(-^□^-)

 

そしたら、見た目の地味さとは裏腹に(笑)、

「ハリッサ」の力で、とても満足度の高い料理となった照れアップ

おかげで、ワインを少々、飲み過ぎてしまったが・・・えーんあせる

 

19日からは、東急百貨店吉祥寺店で、

毎年恒例の「大九州展」が始まるビックリマーク

佐賀牛の「竜馬」、

八女茶の「すみの八女茶」

キビナゴの一夜干しの「川畑水産」

など、毎回、お世話になっているお店に行けるのが何よりも楽しみニヤニヤ音譜

 

 

 

 

2016年も最終週に突入!!

 

10月初旬から苦しんできた気管支炎は、完治とは言えないものの、

95%はよくなり、日常生活をふつうに送れるようになった(^^♪

長かった~ゲッソリ

そして、先週末は、クリスマスということで、

ひとり黙々と、

(鶏ではなく)七面鳥を食べ、ワインをしたたか飲んだ酔っ払い赤ワイン

 

七面鳥は、スモークし、塩味をつけたもので、

肉の美味しさをストレートに感じることができ、

大いに満喫ドキドキ 

↓大きいでしょ!?(笑)

 

2016年は、思えば激動の年だった。

英国のEU離脱に始まり、

米国でドナルド・トランプが次期大統領に選出されるなど、

「非連続・現状否定」型の環境変化が、続けざまに発生した。

また、南シナ海問題をめぐり、ハーグの仲裁裁判所の判決に対して、

中国が「従う意思のないこと」を明言し、国際法による秩序を無視する意向を

明確化した。

北朝鮮は、”恒例行事”と化したミサイル発射を繰り返し、

しかも、そのたびに、性能を向上させ、日本どころか、近々、米国本土にまで

核弾頭を飛ばすことが可能になりそうな勢いだ。

 

そうした中での先般の日露首脳会談は、戦略的には一定の意義のある会談だったと言えるだろう。

外務省の担当局長が、ロシア側に対して、「歯舞・色丹の2島が日本に返還されたら、在日米軍が基地化する可能性がある」旨、事前に明言したことも影響して、4島返還はもとより、2島返還すら、ほとんど半永久的に期待できない状況になってしまったのは事実だ。

しかし、その一方で、尖閣や沖縄に対して侵略的意図を露わにする中国の軍事的脅威に対して、経済協力をテコに、日露間が連携することは、そうした中国を牽制し、抑え込むことに繋がり得る。

その点においては、評価できる会談だったと思う。

 

国内的には、5年ぶりに出生数が増加に転じたようだ。

国民の4人に1人が高齢者という「超高齢社会」なので、人口の「自然減」(死亡による人口減)は、当分の間、高い数値で推移するのは致し方ない。

問題は、人口の「自然増」(出生による人口増)をどう確保するかだ。

政府や、各地方自治体、あるいは、個々の企業の努力もあって、

とにもかくにも、5年ぶりに出生数が減少から増加へと転じたのは好ましいことだ。

しかし、それを今後、拡大していくには、どうしたって、

日本経済全体が、高い水準での「成長軌道」に乗らないと、いけない。

ところが、それが、全然出来ていない。

次々に打ち出す「成長戦略」が、ことごとく不発に終わっているようにしか見えないのは

私だけだろうか?

これでは、人口の「自然増」は拡大しない。

とはいえ、発展途上国ならいざ知らず、「成熟化」した資本主義国家において、

高い経済成長など、そもそも望むべくもないのだから、致し方のない面はあるのかもしれない。

 

そうなると、残された手段は、人口の「社会増」(他国などからの移民受け入れによる人口増)を促進することしかない。

「自然増」-「自然減」がプラスになれば、日本全体としては、総人口の増大になるが、

逆に、マイナスになれば、総人口の減少になり、それが今の日本の姿だ。

「自然増」の伸びが微弱で、今後も総人口が減少し続けるのなら、「社会増」を拡大することで、人口減少を止めるしかないということだ。

しかし、フランスやドイツのように、移民を積極的に受け入れることが、果たして日本に可能なのだろうか?

毎年、100万人単位で受け入れない限り、現在の総人口は維持不能とされるが、

しかし、そんなことになれば、パリやベルリンで発生したような大規模テロが、東京などでも、日常的に発生するリスクが急激に高まるだろうし、社会不安は高まることだろう。

日本国民はそれに耐えられるだろうか?

それに、「安い労働力」の大量移入により、日本人失業者が社会にあふれ、

かつ、職のある人たちも平均賃金の低下で、より貧困化する恐れがある。

 

経済成長は期待薄で、しかし、大量の移民受け入れも国民感情的に無理

ということになれば、総人口の減少と、国内市場の縮小はさらに加速化するに違いない。

 

2017年は、一体どういう一年になるのだろうか?

あまり明るい材料はないものの、

今年、世界的に始まった「変革」の波が、より大きなうねりとなって、

日本にも押し寄せることは、疑いようもない事実であり、

来年は、それを注意深く観察し、

的確に対応することが求められそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

クイーンズ伊勢丹に、大粒の美味しそうな牡蠣(8個入り)があったので

買ってきた合格合格

 

いっこうに良くならない気管支炎で気分も落ちがちなので、

美味しいカキフライでも作って、少しでも気分を上げようという趣向だOK

 

 

「加熱用」の牡蠣だけど、

中は、ミディアム・レアくらいにした。

結果、かなりジューシーな仕上がりで、

広島牡蠣の風味が堪能でき、満足照れアップ

 

ところで、「トランプ×安倍会談」が

行われるようだ。

 

トランプのTPP離脱を思い留まらせようという意図もあるらしいが、

それは無理だろうと思う。

 

「選挙戦で支離滅裂な暴言を繰り返していたが、大統領になれば、そうはいかないので、ちゃんとやるだろう」的な観測が、日本のマスコミで流されているが、

トランプは徹底した実利主義者で現実主義者だと思う。

TPP離脱の意思は明確で、根拠もハッキリしていると私は思うのだが。。。

 

彼は、「多国間の貿易協定は、米国の国益を損ねるから、タフな交渉を通じた二国間協定で米国に有利な条件を勝ち取るようにした方が良い」と言っている。

 

TPPは多国間協定の最たるものであり、TPPは、米国の国益を損ねると彼は言っているのだ。

 

そして、それは正しい。

 

北米自由貿易協定(NAFTA)というカナダ・米国・メキシコによる小規模な「多国間協定」があるが、この程度のものでも、米国に大きなダメージを与えてきたからだ。

 

この協定の発効とともに、

米国からメキシコに800万トンもの小麦が入り、

メキシコの200万世帯の農家が倒産。

彼らは、「安い労働力」として米国に流入。

その結果、米国人500万人が失業。

さらに、米国企業の42,000もの工場がメキシコに進出し、

米国の国内産業の25%が「空洞化」してしまった。

 

(それが正しい対応策かどうかは、ひとまず措くとして)

米国とメキシコの国境に壁を作りたい気持ちも、

わかろうというもの。

決して、ただの放言や暴言ではなく、

ちゃんとした根拠があるのだ。

 

TPPは、もともと米国の発案したものだが、

一部の業界と特権階級を潤すだけとして、

米国人の78%が反対してきた代物である。

 

今後は、米韓自由貿易協定のような、

米国にとって有利な二国間協定を次々に締結していこうとするのではないだろうか?

ちなみに、米韓自由貿易協定の結果、

韓国に格安の豚肉が大量に流入し、

韓国の養豚業者の70%が倒産したと言われている。

 

日米の経済関係も、来年以降、厳しいものになるかもしれない。

もともと、日本と米国は、経済面において関係が良好だった時期など、

ほとんどないに等しい。

1960年代に「日米貿易摩擦」が始まり、

70年代、80年代と激化。

1985年の「プラザ合意」で、1ドル250円が120円になるほどの

超円高が進行したにも拘わらず、日本からの米国への輸出はさらに増え続けた。

そして1990年代には、日本からの集中豪雨的輸出に対して、

米国を含め、欧米社会で、黄色人種への蔑視と排除の「黄禍論」が

公然と議論されるほどだったのだから。

 

今は、海外直接投資の進展により、日本企業は米国内で多くの雇用を創出しているのだが、それでもなお、「米国内に日本製品があふれるのは許せない」とトランプは強硬に主張するのだから、これはもう、今後、大問題になっていかざるを得ないだろう。

 

彼らは一体、日本に何を要求してくるのだろうか?

憂鬱であると同時に、非常に興味深い。